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2010年6月14日

OpenSim Version 0.7 RC1

 丁度1ヶ月前の先月5月14日に、OpenSimulator(OpenSim)のVersion 0.6.9 Post-Fix(安定版)がリリースされ、OpenSimのトップ・ページダウンロード・ページからソースコードと共に、実行ファイル形式のパッケージがダウンロード可能になっている。その後、OpenSim Version 0.6.9は、何度かバグが修正されているのだが、修正版はGitレポジトリより変更部分を置き換えてから、自分でコンパイルを行う必要がある(OSGrid版は実行ファイル形式がダウンロードできる)。

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 OpenSim Ver.0.6.9安定版に続いて1ヶ月後の本日、OpenSimulator Version 0.7のRC1版が公開されたので、筆者も早々にダウンロードを行いビルドをしてみた。上に掲載しているのは、以前に紹介したUbuntu Version 9.10が稼働していたPCを、4月末にリリースされたUbuntu Version 10.04 LTS Desktop版へアップデートしたPCで動作させている、OpenSim Ver.0.7(ターミナル・コンソール内)と、こちらも最新版が公開されているHippo OpenSim Viewer Version 0.6.3(Linux版)を稼働させている状態のスクリーン・ショットだ。

クリックで拡大表示 Opensim_07_2

 OpenSimulator Version 0.7のRC1版をダウンロードするには、OpenSimulatorのダウンロード・ページからではなく、このページからダウンロードを行う。上記のスクリーン・ショットに示す様に、ページの一番下にOpenSim Version 0.7 RC1が登録されているので、圧縮形式をtar.gzかZipを選んでダウンロードすればよい。また、bin形式とsource形式があるが、binファイルであっても実行形式のファイルではなく、C#部分はコンパイルとビルドを行う必要がある。また、source形式では、C#以外のソースコードも、それぞれコンパイルする必要があるので、テストを行うだけであればbin形式をダウンロードする方が良いだろう。
 Linuxを使用しているユーザへ、ビルドやコンパイルなどの方法を述べても仕方がないので、ここでは注意点だけを記述しておくことにする。まず、 LinuxでOpenSim(Ver.0.7 RC1に限らず、安定版のVer.0.6.9も同じだ)を動作させるのに不可欠な、Monoのバージョンは、必ずVersion 2.4.2を用いる必要がある。最新版のMono(現時点ではVer.2.6)だとOpenSimが上手く動作しないので、既にMono Ver.2.6をインストールしている場合には、Ver.2.4.2へ置き換える必要がある。また、Linux用のC#コンパイラNantは、 Version 0.85が推奨されているので、これもMonoと同時にバージョンを合わせておいた方が良い。

クリックで拡大表示 Opensim_07_3

 OpenSim Version 0.7 RC1の起動や設定方法は、以前に説明したOpenSim Version 0.6.6と同じなので、詳しくは以前の記事を参照して欲しい。同様に、OpenSim Version 0.6.9も、OpenSim Version 0.6.6の起動や設定方法と同じなので、こちらを用いる場合も同様に以前のOpenSim Version 0.6.6の説明記事を参照して欲しい。
 また、OpenSim Version 0.7 RC1は、現状ではOSGridへの接続が行えない(Ver.0.6.XとGRIDサーバの接続互換性がVer.0.7には無い)ので、OSGridへ接続を行う場合に(現状で)は、必ずOpenSim Version 0.6.9を用いる必要がある(Version 0.6.8でも可能)。OSGridへ接続するカスタマイズが施されている最新版の実行ファイル形式が、OSGridのダウンロード・ページからダウンロードできるので、これを用いることをお勧めする。Windows環境であれば、.NET Flamework 3.5のインストールされている環境、LinuxであればMonoからそのまま実行ファイルのOpenSim.exeを指定して起動するだけだ。
 詳しいOSGridへの接続方法や登録方法は、変更されていないので以前に説明した記事を参照して欲しい。

クリックで拡大表示 Opensim_07_4

 OpenSimは、Second Lifeと互換性を持った仮想世界サーバのソフトウェアだが、拡張されている(制限されていないと表現すべきか)部分も多い。上に掲載したスクリーンションで見えるピラミッドは、実寸大の大きさ(底辺230m、高さ146m)だが、一つのプリムで作られている。実際には、底辺部分の北と東に出入り口が設けられていて(中空の)中に入れる様に作られているので、3プリムで構成されているが、それでもたったの3プリムだ。Second Lifeで、同じ形状・寸法の構造物を作るとなれば、たったの3プリムで作成することは絶対に不可能だ。

クリックで拡大表示 Opensim_07_5

 また、Second Lifeではプリム数の制限によって、多数のプリムで構成されているオブジェクトを設置することも、Simのオーナー以外だと中々難しいのが現状だが、OpenSimであれば自分のSimを複数(4Sim以上が普通)稼働させるのが一般的なので、Sim(Region)のデフォルト制限である150,000個のプリムをフルに活用できるし、この上限値も自由に設定可能(PCの性能にもよるが)なので、自由度が高い。上に掲載しているスクリーン・ショットのクルーザーのオブジェクトは、プリムのリンク上限値に近い約250個(この最大256プリムの制限値はOpenSimでも同じ)のプリムで造られている。

クリックで拡大表示 Opensim_07_6

 最新版のHippo OpenSim Viewer Version 0.6.3では、ベースとなっているCool VL Viewerと同様に、オブジェクトのXML形式でのバックアップが可能になっているので、自分の作成した(フル・パーミンションの)オブジェクトであれば、Second Lifeの自分のオブジェクトをXMLフェイル形式でPCへバックアップを取り、そのXMLファイルをOpneSim(OSGridでも可)の自分のオブジェクトとして復元することも可能なので、Second Lifeで作成したオブジェクトの引っ越しも楽だ。もちろん、逆にOpenSimで作成したオブジェクトを、Second Lifeへ持ち込む事も可能なのは言うまでもない。
 Hippo OpenSim Viewer Version 0.6.3の日本語化は、これも以前に記事で説明したHippo OpenSim Viewer Version 0.5.1と同じ方法で可能だし、上に掲載したスクリーン・ショットの様に、Linux(上の例ではUbuntu Version 10.04 Desktop)用のHippo OpenSim Viewer Version 0.6.3でも、問題なく同様の方法で日本語化が可能だ。筆者の記事を参考にして、OSGridへ念願だった自分のSim(Region)を立ち上げた方もおり、今ではOSGridで筆者の良い友人としてOSGridでマイSimの運用を楽しんでいる。
 同様に、筆者の記事を参考にされる方へのガイドとなれば幸いなので、以下に記事の索引を掲載しておくことにする。

OpenSim Ver.0.6.6 (1)

OpenSim Ver.0.6.6 (2)

Hippo OpenSim Viewer 0.5.1

OpenSim Ver.0.6.6 (3)

Hiipo Viewerの日本語化

OSGrid (1)

OSGrid (2)

 各記事には、コメントの部分にトラブルシューティングの参考になるコメントも多いので、トラブルなどの場合には、是非コメント欄も全て読まれる事をお勧めする。また、専用のOpenSimサーバ用のPCを用意しなくても、普段(Second Lifeビューアで)使用しているPCを用いて、必要な時だけOpenSimをスタンドアロンで起動したりすることは多いが、同様の方法でOSGridへ必要な時だけOpenSimを接続することも可能だ。実際、先に紹介した方も、この方法でPCを動作させている時間のみ、OSGridへSimを接続している。
 ただし、OSGridへ接続する場合にはスタンドアロンでの動作と異なり、必ず「BBR-4MG」や「BBR-4HG」の様なNATループバック対応のルータが必要になるのと、ルータのポート解放とポート・フォアード、PCのファイアーウォールのポート解放などの設定が不可欠なので、その部分の説明は上記に示した以前の筆者の記事を参照して欲しい。


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» OpenSimulator Version 0.7 [清水 隆夫の「Good Job !」]
 本当に暑い猛暑日が続いている大暑の今日、先月リリースされたRC版のリリースから1ヶ月、OpenSimことOpenSimulatorのVersion 0.7正式版が、日本時間の本日(米国時間では7月22日)にリリースされた。今回のOpenSim Version 0.7では、バイナリ(実行形式ファイル)のZip圧縮や、Tarball形式(tar.gz)でのダウンロードも、ソースファイルと共に提供されたので、ビルド環境(Windows環境の場合にはVisual Studio 2008/2010が必要)を... [続きを読む]

受信: 2010年11月 6日 18:15

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