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2010年12月 1日

CASIO EXILIM EX-H20G (2)

 先月(と言っても、三日前だが)筆者が購入したCASIOの「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G BK」だが、月末から師走に入ってしまったこともあり、撮影の評価をする時間が、なかなか取れないでいた。しかし、今日は仕事で出かけた際、友人と会うことになっていたため、少しだけEX-H20Gの試写をする時間が得られたので、レポートしておく。撮影した場所は横浜みなとみらい地区で、横浜市営地下鉄の桜木町駅から、徒歩でJR桜木町を経由して、ランドマークタワーの下で友人と落ち合った。この桜木町駅から、ランドマークタワーを往復する間に、何枚かの試写をEX-H20Gで行ってみたので、それらの撮影画像を元にレポートをしてみる。

クリックで拡大表示 Exh20g_2_1

 上に掲載してある写真は、「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G」の地図表示モードによる撮影画像管理画面で、簡易のGPSデータ・ロガー機能による、軌跡ポイントの表示も同時に行ってくれる。軌跡表示の表示は、PNDなどのカーナビや、地図データを内蔵したハンディGPS受信機では見慣れた画面だが、デジタルカメラで表示可能になったのは、カシオ「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G」が初めてだと思われる。当然、PND(カーナビ)やハンディGPSには無い、撮影画像の撮影ポイントを表示する機能があり、右側にサムネイル画像が表示される様になっている。

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 このEX-H20Gの地図表示モード右側に表示されているサムネール画像を選択すると、EX-H20Gで撮影した写真を表示できると共に、GPSデータによるジオタグ(緯度経度、及び高度と撮影方向も実際には記録されているが)による緯度経度と撮影時間が表示され、EX-H20Gに内蔵されている逆(リーバス)ジオコーダ(緯度経度データから地名へ変換する機能)による地名(観光スポットなどのランドマークも)表示も行ってくれる。ちなみに、このリバース・ジオコーダ機能は、EX-H20GのGPSさえ作動していれば、撮影時にもビューアに表示される。
 このEX-H20Gの逆ジオコーダ機能は、GPS受信機が搭載されているパナソニックのLUMIX DMC-TZ10にも装備されているが、地名がカタカナ表記のみであるのに対して、EXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gでは漢字仮名による表示が行われるので、大変に見やすい。また、ソニーのCyber-shot DSC-HX5VにはGPS受信機と電子コンパスを内蔵しているのだが、リバース・ジオコーダ機能は搭載されておらず、PC上へ画像を取り込むか、ジオタグ対応の写真共有サイトへ画像をアップするまでは、何処で撮影された写真かを知ることができない。

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 上記EXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gの管理画面で表示されている撮影画像を、オリジナル・サイズ(4320ドット x 3240ドット)からリサイズした画像(800ドット x 600ドット)を掲載しておく。Exif情報は、そのまま残しているので、詳細な撮影データはExifデータを参照してもらえば判るのだが、撮影に用いた設定は殆どEX-H20Gデフォルト設定の状態であり、全て自動のお任せ撮影を用いている。また、リサイズはPhotoshopを使用しているが、リサイズのみ行っており、明るさや色、デテールなど一切、画像のレタッチは行っていない。

クリックで拡大表示 Exh20g_2_4

 このEX-H20Gで撮影した写真画像のExif情報を、フリーウェアのExifReaderからGPS情報(ジオタグ)部分を表示したスクリーン・ショットが、上記に掲載した画像だ。ExifのGPSフィールドへ、これだけ詳細なGPSデータが記録されるのは流石だ。もちろん、緯度経度情報だけではなく、高度や測位に使用されたGPS衛星の数、2次元測位か3次元測位かのデータまでも記録されている。また、GPSデータだけでは記録されない撮影方向のデータも、EX-H20G内蔵の電子コンパスによって得られたデータが記録されている。

クリックで拡大表示 Exh20g_2_5

 筆者が購入してEXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gの内蔵GPS受信機をオンにして驚いたのは、その初期測位速度(コールド・スタート)の早さだ。これは、従来何機種か市販されたGPS受信機内蔵のデジタルカメラと比べると、非常に高速だ。高速と言っても、電源オンで即、測位を開始できるのは、ウォーム・スタート時だけであるが、少し前のハンディGPSや性能のあまり良くないGPSデータ・ロガーよりも良い感じだ。加えて、EX-H20Gの内蔵GPS受信機の感度も非常に良いので、測位が出来ないでイライラしてしまうGPS内蔵デジタルカメラでは無い。

クリックで拡大表示 Exh20g_2_6

 上に掲載したEX-H20Gで試写した写真画像のExif情報を表示させたのが、上に掲載したスクリーン・ショット画像だ。この写真は、EX-H20Gの電源をオンにして、メニューからGPS受信機をオンにセットして、直ぐに撮影した写真だ。さすがにGPS受信機がコールド・スタート状態なので測位を開始しておらず、前日の測位した自宅近辺の緯度経度データが記録されてしまっている。
 また、EX-H20Gの内蔵電子コンパスのデータも正常な方位角度情報が記録されておらず、「6553.50」と言う値が記録されている。しかし、この写真を撮った後1分も経過していない状態の写真では、正しい緯度経度と電子コンパスの方位データが記録されていた。また、この後、EX-H20Gの電源はオフにして(GPSはオンの状態)、撮影の際に電源を入れるという試写では、全ての撮影写真に正確なジオタグと撮影方位が記録されていたので、全くGPSの測位状態を気にせず、EX-H20Gの電源をオフにしたり、オンにしたりすることが可能だった。

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 また、カシオEXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gには、内蔵GPS受信機と電子コンパスのデータをExif情報へのジオタグを記録するだけではなく、内蔵GPS受信機の緯度経度データから、リバース・ジオコーダによって内蔵データーベースから得られた地名やランドマーク名などを、撮影日時と共に画像上へスーパーインポーズできるので、PCへ撮影画像を取り込むことなく、直接EX-H20GからUSB接続したプリンタで印刷する場合でも、印刷された写真が何時、何処で撮影された写真か一目で判断できるのも有りがたい機能だ。

クリックで拡大表示 Exh20g_2_8

 最近では、大容量のSDHCメモリカードが安価になったのに加え、2GB程度のSDメモリカードは非常に安価なので、PCへ撮影画像を保存せずにSD/SDHCメモリで撮影画像を保存するユーザも多くなったと聞く。そんな場合にも、撮影画像の管理にPCレスで何時、何処で撮影したかが、EXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gだけで管理でき、必要であればPCレスでプリンタへ印刷可能となる。ちなみに、スーパーインポーズ可能なのは、日時のみを指定したり、撮影場所のみを指定することも可能だ。

クリックで拡大表示 Exh20g_2_9

 短時間の試写チャンスだったので、もっと詳しい評価は別の機会に紹介するとして、最後にEXILIM Hi-ZOOM EX-H20GのハイブリッドGPS機能による撮影画像を掲載しておく。上に掲載した写真は、ランドマークタワー内にあるマクドナルドの店内で撮影した画像だが、もちろん天空は見えておらず、窓際でもない場所なので、GPSの測位は行われていない。しかし、EXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gに内蔵されている、GPS受信機を紹介補完用のモーション・センサー(加速度センサー)によって、最後に測位した地点から移動距離や方向を演算算出して、Exif情報へジオタグとして記録している。
 EXILIM Hi-ZOOM EX-H20GにハイブリッドGPS機能による位置精度は、かなり良いというのが、上記の撮影画像を地図表示可能な写真共有サイトへアップするか、電子地図ソフトやGoogle Earthなどへドラッグ&ドロップしてもらえば、お判り頂けるだろう。この位、リリーフ測位が正確ならば、従来のGPS受信機のみによるジオタグの書き込み処理では、室内での位置情報は全く信用できなかった、グルメ情報の料理写真を撮影した場合でも、ハイブリッドGPSを搭載しているEX-H20Gで撮影すれば、十分にジオタグが活用可能になるだろう。
 今回の試写評価は、時間が無かったので十分な評価が出来なかったし、EX-H20GのGPS関連メニューの撮影なども行う事が出来なかった。これらに関しては、また詳細なレポートを別途、機会を改めて行いたいと思う。

<<以下、「CASIO EXILIM EX-H20G (3)」へ続く>>

 

                 
       
      
       
      

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コメント

大変ご無沙汰です。大昔FGPSで秦野のオフ会、富士のキャンプに参加させていただきました。
私もEX-H20G購入してます。
ログデータが取り出せないのが、残念でしたが、本日カシオHPでファームウエアのUPが
あり書き出し可能となりました。

投稿: 明石彰 | 2010年12月 6日 22:03

明石さん、大変にご無沙汰です。お元気でしたか?

>私もEX-H20G購入してます。

GPS愛好家であれば、このデジカメはゲットしないとモグリ扱いされちゃいますよね。(笑)

>本日カシオHPでファームウエアのUPがあり書き出し可能となりました。

ですね、KMLファイルでの書き出しですけど、簡易GPSロガーとしては十分だと思います。

撮影した写真のジオタグと共に、KMLファイルでGoogle MapsやEarthとの連携が可能になったので、嬉しい限りです。

後は、ExifのGPSフィールドへ、進行方向と移動速度を撮影時に記録してくれる様にアップデートしてもらえると、車窓(列車だけでなく飛行機)からの撮影も楽しくなるのですが・・・

今後のバージョンアップに期待です。

投稿: 清水 隆夫 | 2010年12月 7日 15:49

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