RT-200KI リコール対策AC電源アダプタ
先週、3月11日に起こった東北地方と関東の太平洋岸を襲った超巨大地震と、それに伴う巨大な津波によって多くの方が被災されました。被災された方々に、お見舞いを申し上げます。今回の過去に経験した事が無い大災害に、全ての日本人と全世界の方々が、一刻も早い復興を願っています。一人一人の力は小さくとも、やれる事を実行するだけでも、被災地の方々の力になれると思います。先ずは、被災しなかった東日本の方々は、節電に協力して欲しいと思います。筆者も節電を実践していますし、言うまでもなく買い占めなどの恥ずかしい行為は行っておりません。月並みではありますが被災地の皆さん、頑張ってください。
まだ余震が頻繁に発生しているのに加えて、公共交通機関も東京電力による計画停電で混乱している状態で、宅配便なども大幅に遅れが生じている。そんな状況ではあるが、事前にリコール交換の案内の葉書が来ていた、NTT東日本のひかり電話用ルータ「RT-200KI」のAC電源アダプタが、筆者宅に届いた。
送られてきたリコール対策品のRT-200KI用AC電源アダプタは、大型のエアパッキンでくるまれており、その中には従来品のAC電源とは違う、スイッチング電源タイプのAC電源アダプタが入っていた。加えて、案内や説明書の入ったビニール袋も同梱されている。ちなみに、リコール対策品の送られて箱とエアパッキンは、これまで使っていたAC電源アダプタを返送するにの使用するので、廃棄しないように注意しよう。
RT-200KI用リコール対策品のAC電源アダプタは、本体に「RT-200KI/V110/V110M/X400V」と印刷されているのだが、DCプラグには「本電源アダプタは、RT-200KI専用です。」とタグ・シールが貼られている。RT-200KI/V110/V110M/X400Vは、姉妹機種なのでAC電源アダプタも共通品だと思われるが、RT-200KI以外の機種に使用しない方が良いのは言うまでもない。
同梱されている説明書には、これまで使用していたトランス型のAC電源アダプタは、以上電流が流れることで発熱や発火の危険性があるので、速やかに送られてきたリコール対策品のスイッチング型AC電源アダプタへ交換し、使用していたトランス型のAC電源アダプタは、NTT東日本へ返送するように指示されている。NTT東日本への返送は、既に発送者の住所や氏名まで印刷された、着払い用のヤマト運輸の伝票が同梱されているので、この伝票を使用してリコール対策品の送られてきた箱を用い、返送手配するだけだ。
使用していたトランス型のAC電源アダプタ返送の手順書も同梱されているので、詳しくは手順書を読んで欲しい。また、リコール対策品のAC電源アダプタの使用手順書も同梱されているので、特に電源の交換に問題はないだろう。ただし、現時点では東京電力の計画停電が実施されているので、時間帯や計画停電の該当グループ地域によっては、NTT東日本側の、ひかり電話用サーバに接続できない場合や、使用しているISP(プロバイダ)へ接続できない場合もある。
実際、筆者宅の場合も筆者宅へはAC電源が供給されており、インターネットへのアクセスも問題なく出来ていたのだが、ひかり電話の回線接続が異常に遅く、RT-200KIが起動してから通常であれば直ぐに、ひかり電話回線はオンラインになるのだが、これが数分間の間、回線がリンクされなかった。
NTT東日本側の局舎が計画停電の地区に該当していたり、ひかり電話サーバの局舎が停電だったりする場合もあるので、通常時の様につながらない場合もあるのだと思われる。また、計画停電が終了して該当地区のルータが一斉に、ひかり電話サーバへ接続を行っていたりすると、通常よりもリンクの確立に時間を要する場合があるのかもしれない。
何れにしても、NTT東日本も今回の震災によって、大きなダメージを受けている。被災地区の復旧を優先して対処して欲しいのは言うまでもないが、東京電力の計画停電によって、首都圏の電話回線や光ファイバー回線も、断続的に不安定になっているので、それらを考慮したタイミングで、RT-200KIのリコール対策品AC電源アダプタへ交換作業を行った方が良いだろう。
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