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2011年7月 7日

ZOTAC G43-ITX

 先日、筆者の常用している作業用のPCが壊れた。何時も通りにブラウザ(Firefox 5とGoogle Chrome)を開いていたのだが、突然に画面が消えてしまった。空冷ファンの音だけはしていたので、Windowsのフリーズかと思って再起動を試みたのだが、BIOSの起動画面は表示されずに電源LEDも点灯しない。しかし、空冷ファンだけは回転しているので、どうやらハード的なマザーボードの故障か電源ユニットの故障と推測した。取り敢えず、AC100Vの電源を抜いて暫く放置した後、再度起動を試みたが症状は変化無しで、PCは起動しなかった。

G43itx_1

 取り敢えず、故障箇所を特定すべくケースを開けて予備のATX電源をマザーボードへ接続し、HDDへの電源ケーブルも差し替えてテストしてみた。やはり症状は変化せず、WindowsはおろかBIOSの起動もできない状態だったので、マザーボードが(最悪は、CPUやメモリ・モジュールも)故障したのは間違い無いと判断。この故障したPCに使用していたマザーボードは、以前に筆者が紹介した台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」だ。仕方なくマザーボードの交換を行うことにし、使用しているCPU(Socket LGA775)とメモリ(DDR2 2GB x2)が流用可能なMini-ITXマザーボード、香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」を購入した。

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 今回、筆者が購入した香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」は、型名からもわかるとおり、Intel G43チップセットを使用しているSocket LGA775 CPUとDDR2メモリに対応しているMini-ITXマザーボードだ。姉妹機種には、Intel G41チップセットを使用している「G41-ITX (G41ITX-A-E)」もあったのだが、現時点ではG41とG43チップセットの差は無く、両者の仕様の違いもSATAポートの違い程度しかないので、上位機でありながら安価だった「G43-ITX (G43ITX-A-E)」を選んだ。
 既に、「G43-ITX (G43ITX-A-E)」は販売開始から1年以上が経過しているので、流通在庫のみなのかもしれない。通販で購入する場合は、より在庫量の豊富な「G41-ITX (G41ITX-A-E)」の方が、入手しやすいだろう。もっとも、手持ちのSocket LGA775 CPUとDDR2メモリを流用するという目的が無い限りは、最新のCPU(Core iシリーズ等)とDDR3メモリに対応したマザーボードを購入した方が良いのは言うまでもない。

G43itx_3

 故障してしまった台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」と比べると、ビデオ出力がアナログVGAのみのK45から、香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」は、DVIとHDMIに対応しているのが有りがたい仕様だった。無線LANも標準装備なのだが、初期モデルではアンテナが一本の仕様だったものが、筆者の購入した製品では2本(IEEE802.1b/g/n対応)となっていた。最も、筆者の使用環境では、無線LANを常用することは無いので、あまり意味は無いのだが。

G43itx_4

 その他、香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」には、eSATAポートも装備されているので、これも有りがたい仕様だ。しかし、基板上に装備されているPCI Express x16バスは、G41内蔵のグラフィック(GPU)との排他使用という制限があり、事実上はPCI Expressバスが使用出来ないのは、少々マイナスポイントだった。最も今時のグラフィックカードを使用中のPCケースで使用する場合、使用中のMini-ITXケースでは2スロット仕様のグラフィックカード(GPU)は、物理的に装着不可能なので、これも問題ないと言えば問題は無い。
 早々に、故障した台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」から、CPU(Socket LGA775)とメモリ(DDR2 2GB x2)を抜き取り、香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」へ装着し、バラック状態でATX電源ユニットを接続して、起動テストを行ってみると、DVI-Dで接続したモニターにはBIOS起動画面が表示された。不幸中の幸いと言うべきだろうか、CPUのPentium Dual Core E52002GBDDR2-800のメモリ二枚は損傷を免れていたという事だ。
 PCケースから外した台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」のマザーボードを目視でチェックしてみると、中国製の電解コンデンサの何本かは、明らかに膨らんでおり、K45マザーボードの電源回路(+5V系)に使用されていた中国製電解コンデンサの劣化による故障だったと思われた。マザーボードのコンデンサは日本製か固体コンデンサに限るという法則を、筆者の環境でも証明した結果だった。
 しかし、故障した台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」の記事を書いたのが、三年前の2009年7月3日だったので、丁度三年で寿命が来たということになるのだが、実際には稼働時間として半年程度の時間しか経過していないので、外れを引いたということなのだろう。

<<以下、SFX電源ユニット交換編へ続く>>

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» KEIAN KT-S400FXA [清水 隆夫の「Good Job !」]
 前回の記事で紹介したマザーボードを交換した筆者の故障したPCだが、バラック状態での起動テストは問題なかったのだが、PCケースから台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」を外して、動作チェック済みの新たに購入したマザーボードの香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」を取り付けて、コネクタの接続などを済ませて起動チェックのテストを行ってみると、なんと起動しない。パイロット・ランプの電源LEDも点灯しない状態だが、電源ファンだけは回転しているという... [続きを読む]

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