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2011年7月17日

KEIAN KT-S400FXA

 前回の記事で紹介したマザーボードを交換した筆者の故障したPCだが、バラック状態での起動テストは問題なかったのだが、PCケースから台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」を外して、動作チェック済みの新たに購入したマザーボードの香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」を取り付けて、コネクタの接続などを済ませて起動チェックのテストを行ってみると、なんと起動しない。パイロット・ランプの電源LEDも点灯しない状態だが、電源ファンだけは回転しているという状態で、故障した状態と全く同じ状態だった。

Kts400fxa_1

 そこで、再び新しく組み立てた香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」マザーボードへ、PCケースのSFX電源ではなく、他のATX電源ユニットを接続して起動チェックを行うと、問題なくBIOS起動からWindowsの起動画面となる事を確認した。つまり、コンデンサ不良で故障したK45のマザーボードが、SFX電源を道連れにして故障してしまったのだ。PCケースへ搭載されていたSFX電源は、250Wの容量でファンの回転も静かだったのだが、仕方なくSFX電源を新たに購入して交換することにした。取り敢えず、最も安価だったKEIANから販売されている400WのSFX電源ユニット「KT-S400FXA」を購入した。

Kts400fxa_2

 新たに筆者が購入したKEIANのSFX電源ユニット「KT-S400FXA」(400W)は、「静か」という愛称が付けられており、ファンの回転数も静かということなのだろうと思ったのだが、400WのSFX電源ユニットとしては最も安価だったのが選択の理由だ。故障してしまったSFX電源は250Wだったので、もっと容量の小さな電源でも問題は無かったのだが、残念ながらSFX電源の選択肢は、ATX電源ユニットと比べると非常に少ないのだ。Mini-ITXの電源付きPCケースを新たに購入した方が安価な場合も多々ある位だ。
 新しい香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」マザーボードは、PCI Express x16スロットへ、1スロット仕様であればグラフィック・カード(GPU)も搭載可能なので、400W程度の電源容量があれば、そこそこのGPUが乗ったグラフィック・カードも使用することが可能になるだろうという思惑もあった。

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 購入したKEIANのSFX電源ユニット「KT-S400FXA」(400W)は、筐体を黒で全面塗装されており、見た目はcうこし高級にも見える。内蔵されている空冷ファンは、8cmのファンでSFX電源では標準的なサイズだ。SFX電源の交換で注意しなければならないのは、この空冷ファンの取り付けで、SFX電源の機種によっては、電源筐体から空冷ファンの部分だけが飛び出した構造になっているので、背の低いPCケース(今回の筆者の使用しているPCケースの場合もそうだ)では、SFX電源の空冷ファンとマザーボードのCPU用空冷ファンが、物理的に干渉してしまうのだ。
 今回、筆者が購入したKEIANのSFX電源ユニット「KT-S400FXA」(400W)は、この点は問題なくクリアできているので、故障してしまったSFX電源とそのまま交換すれば、ギリギリの紙一枚分の隙間しかないのだが、CPUに標準で付属している空冷ファンとも干渉せずに使用可能だ。実際、香港ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」マザーボードに乗せたCPUと空冷ファンにも、物理的に接触して干渉することもなく、SFX電源の交換が可能だった。

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 KEIANのSFX電源ユニット「KT-S400FXA」(400W)は、SFX電源の割には、出力コネクタにPCI Express用の6ピン電源コネクタも装備されているので、消費電力の多いグラフィック・カード(GPU)でも、400Wの容量と合わせて問題なく使用可能だ。しかし、実際にPCケースへ故障したSFX電源電源と交換して使用してみると、ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」マザーボードは問題なく起動することは確認出来たのだが、「静か」という愛称にはほど遠い程、「KT-S400FXA」(400W)の内蔵空冷ファンは五月蠅かったで、これは少々がっかりしてしまった。
 暫くは様子をみて使用してみるが、蒸し暑い今の時期では仕方ないことであるが、涼しい季節になったら、この五月蠅い空冷ファン(電源ユニットの温度による自動回転コントロールの設定が悪いのかもしれないが)を、もう少し(本当に)静かな空冷ファンへ交換した方が良いかも知れない。幸い、故障したSFX電源の空冷ファンは、問題なく動作するので、これと「KT-S400FXA」(400W)の内蔵空冷ファンを交換してしまうという手もある。
 ちなみに、故障したSFX電源の出力電圧をテスターで計測してみると、案の定+5Vの出力だけが出ておらず、どうやら+5Vの出力用スイッチング・トランジスタが壊れてしまった様だ。中国製電界コンデンサ不良で故障した台湾Shuttle社製のベアボーンPCキットのマザーボード「KPC K45」だが、+5V系の電界コンデンサがショート状態となってしまった結果、SFX電源側に過電流が流れて、トランジスタが壊れたのだと推測する。従って、この壊れたSFX電源ユニットには、短絡用の保護回路が装備されていなかった(安価な電源ユニットでは保護回路が入っていない)ということだ。
 故障した常用PCのパーツ交換による復旧は、結果として最悪のHDDが損傷するという自体は免れていたので、これは不幸中の幸いだったと言える。PCで最も重要なパーツは、CPUでもマザーボードでもなくデータを記録しているHDDやSSDである。これらさえ無事なら、データの復旧は他のパーツを交換するだけでOSも含めて復元可能なのだからだ。
 結果としては、ZOTAC製「G43-ITX (G43ITX-A-E)」マザーボードとKEIANのSFX電源ユニット「KT-S400FXA」(400W)、合計して約一万五千円の全く予定外の出費ではあったが、取り敢えずPCが元通りに復旧したので良しとすべきなのだろう。

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