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2011年12月 2日

HDMI/DVI-D変換コネクタ (2)

 昨日、筆者が購入してレポートした「HDMI/DVI変換コネクタを、筆者の使用しているPC用モニター「Acer X223Wへ(KVM切り換え機「RATOC REX-430XDAを経由して)装着し、筆者の常用しているmini HDMI出力コネクタを装備したカシオのGPS受信機と電子コンパスを内蔵しているコンパクト・デジタル・カメラ「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gを接続してみた。購入した「HDMI-mini HDMI変換ケーブル1.5m」のmini HDMIコネクタ(オス)側をCASIO「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gへ接続し、「HDMI-mini HDMI変換ケーブル1.5m」の標準HDMIコネクタ(オス)を、「HDMIメス-DVI-D(24+1)メス変換アダプタ」を介して、KVM切り換え機「RATOC REX-430XDAを経由してPC用モニター「Acer X223Wへ接続。

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 CASIO「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20Gの設定は、メニューの「HDMI出力」を「オート」に設定しておけば、自動でモニターとのネゴシエーションを行い、適切な解像度の出力を行ってくれる(ハズだ)。あるいは、接続モニター側の最大解像度などが判明している場合には、マニュアル設定で出力することも可能で、その場合には「1080i」、「480p」、「576p」の三種類の出力が選べる。筆者の使用しているPC用モニター「Acer X223Wは、最大解像度が、1680ドット x 1050ドットなので、480pか576pを選ぶことになるが、地デジのフルHD対応TVであれば、1080iでの出力も可能となる。

Hdmi_dvi_6e

 この他に、CASIO「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20GのHDMI出力設定メニューには、ビデオ出力の設定メニューもあり、こちらではNTSCかPAL、16:9か4:3かのアスペクト比の設定などが行える。ちなみに、HDMI出力メニューにある「576p」はPAL(ヨーロッパ向けのTV解像度規格)で使用される解像度だ。筆者の使用しているPC用モニター「Acer X223Wは、16:10のアスペクト比なのだが、16:9の設定で試してみたが、もちろん4:3のアスペクト比でも表示は可能だと思われる。
 この設定で、筆者の使用しているPC用モニター「Acer X223Wには、640ドット x 480ドット(即ち480P)で、CASIO「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20GからのHDMI出力のビデオ信号を問題なく表示できた。同期信号は、水平31KHz、垂直60Hzで一般的なVGAの出力信号だ。しかし、VGA(640ドット x 480ドット)解像度なので、22インチでの拡大表示とは言えSDメモリカードからPCで表示させた方が解像度的には上なので、あまりメリットは無い感じだ。しかし、地デジTVへ1080i(インターレスだが)で出力させた場合には細部の表示も綺麗なので、出先などでフルHDの地デジTVがあれば撮影画像の確認にはメリットがありそうだ。

Dropad A8 (9) HDMI出力編

Hdmi_dvi_7

 次に、最近は筆者のノートPCの代替えとして大活躍の中華タブレット「Dropad A8i/Haipad M7へ購入した「HDMI-mini HDMI変換ケーブル1.5m」のmini HDMIコネクタ(オス)を接続して、「HDMI-mini HDMI変換ケーブル1.5m」の標準HDMIコネクタ(オス)を、「HDMIメス-DVI-D(24+1)メス変換アダプタ」を介して、KVM切り換え機「RATOC REX-430XDAを経由してPC用モニター「Acer X223Wへ接続してみた。のHDMI出力は、設定メニューから「1080P_60」と「720P_60」の二種類が選択可能だ。
 1080P_60(1920ドット x 1080ドット)は、筆者の使用しているPC用モニター「Acer X223Wでは表示できないので、720P_60(1280ドット x 720ドット)のHD解像度(16:9)を選択した。ちなみに、「*_60」の意味は水平同期周波数が60Hzを意味しているものと思われる。

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 結果は、上に掲載した写真の様に残念な結果で、水平方向の同期が不安定で画面が流れてしまった。また、表示されている画像も色がおかしく、モニター側でも同期の情報表示が出来なかった。加えて、中華タブレット「Dropad A8i/Haipad M7の方も全く操作を受け付けなくなってしまい、電源を落とす以外に無かった。中華パッド「Dropad A8i/Haipad M7側の液晶パネルは消えてしまうので、タッチパネルでの操作はできなくなるためUSBマウスを接続してやれば、ある程度の操作が可能なのかもしれない。
 HDMI出力信号を1080P_60(1920ドット x 1080ドット)へ設定し、倍速表示(プログレッシブ表示対応)のフルHD対応の地デジTVへ接続してやれば、表示が可能なのかもしれないが、中華パッド「Dropad A8i/Haipad M7側の操作が出来なくなってしまうので、追試していない。中華タブレット「Dropad A8i/Haipad M7のファームウェアが問題なのかもしれないので、最新のファームウェアに更新した段階で、また追試してみたいと思っている。
 出先などでのプロジェクタ接続などを考慮すると、やはりフルHD解像度のプログレッシブ表示よりは、1280ドット x 720ドットのHD表示が正しく表示できないというのは、筆者の使用環境では問題が大きいのだ。もちろん、一般的な1080i(1920ドット x 1080ドット、インターレス)に対応していれば、殆どのフルHD地デジTVで表示可能となるのだが、安価な地デジTVの場合は、1366ドット x 768ドットの液晶パネルを搭載しているので、この解像度の場合に表示が可能かどうなのかも不明だ。
 いずれにしても、モニターの解像度とHDMI出力の解像度の組み合わせの自由度が、PCとPCモニターと違って悩ましい問題だと言うのが判った。今後も、機会があればHDMI機器の相性問題は調べてみたいと思っているので、またレポートしたいと思う。

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