カテゴリー「DNRH-001」の22件の記事

2010年7月31日

OpenSim Servers 2 years old

 筆者が二年前に購入した「DNRH-001」により運用を開始した、OpenSimulator(OpenSim)サーバが今月で、無事に二年を経過した。24時間365日の連続稼働であるが、DNRH-001の物理的な故障は一切なく、商用電源の停電による停止も、内蔵しているUPSの機能が正常に機能しているので、問題なくシャットダウン動作を行ってくれている。当初は、内蔵UPS電源の充電池は、1年程度で死んでしまうだろうと予想していたのだが、筆者の予想を(良い意味で)裏切って、未だに問題なくUPS電源も生きているのは、ラッキーな誤算だった。

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 当初は、OpenSimサーバもスタンド・アロンでの運用で、Version 0.5.8だったが、そのGRIDモードへの運用へ切り替え(OSGridへ接続)して、現在へ至っている。上に掲載したスクリーン・ショットは、DNRH-001のWindows XP Home Editionへインストールしている、VNC Serverへ、VNC Viewerで接続している状態の画面だが、Windows XPの月例アップデート以外には、システムのリブートも行っていない状態であるが、安定に稼働している。OpneSimの稼働Region(Sim)数にもよるのだが、内蔵メモリ1GB(増設した)だと4~6程度のRegion(Sim)が(設置しているオブジェクトやスクリプトの数にも影響されるが)、運用可能だ。

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2009年11月30日

Hiipo Viewerの日本語化

 前々回の記事で紹介した「Hippo OpenSim Viewer 0.5.1」(Windows版)及び、前回の記事で紹介したMac OS X版の「Hippo OpenSim Viewer 0.5.2」の日本語化の方法を解説する。元々、Hippo Viewerは本家とも言うべきSecond Lifeビューアのソースコード(Linden Lab社によってオープンソース化されている)をベースに拡張されたビューアなのだが、何故か多言語化されているオリジナルの英語以外の言語リソースが削除されてしまっている。

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 そこで、まず最初にオリジナルのSecond Lifeビューアをダウンロードし、Windows(或いはMac OS X)へインストールする。特にSecond Lifeビューアを起動する必要は無いし、既にインストールされているのであれば、そのリソースを利用できるのは言うまでもない。

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 次に、インストールしたSecond Lifeビューアのフォルダ(通常は「C:\Program Files\SecondLife」を開き、更にその下のフォルダ「C:\Program Files\SecondLife\skins\default\xui」フォルダを開く。すると、各国の言語リソースのフォルダがあるので、その中から「ja」フォルダを選択しフォルダごとコピーする。

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2009年11月11日

OpenSim Ver.0.6.6 (2)

 前回の記事でWindows XP(Windows 2000でも可能)パソコンへインストールした「OpenSim Version 0.6.6」を起動して初期設定を行ってみよう。OpenSimをインストールして最初に起動した時点で、初期設定が行われるので事前に初期設定に必要となる情報の収集から行う必要がある。今回は、既にLANの環境が構築済みであり、ブロードバンド・ルータ(前回の記事で紹介したBBR-4MG」や「BBR-4HG」である必要は無い)が設置されていてルータのDHCPによるPCへのIPアドレスが自動で割り当てられているか、PCに手動設定でLAN接続用のIPアドレスの割り当てが済んでいる環境を前提とする。

Opensim_066_10

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 まず、Windows XP/2000パソコンのデスクトップ画面に「マイ ネットワーク」アイコンが表示されている場合は、このアイコンをマウスで右クリックして表示されたメニューから一番下の「プロパティ(R)」を選択しクリックする。「マイ ネットワーク」がデスクトップに表示されていないWindows XPパソコンの場合は、「スタート」ボタンから「コントロール パネル(C)」を開いて、「ネットワーク接続」のアイコンをダブルクリックしよう。

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2009年11月10日

OpenSim Ver.0.6.6 (1)

 筆者の知人、友人、そして親族の中にも、Windows 7の搭載されたPC(殆どがノートPCの様だが)や、Mac OS X Snow Leopardの搭載されたiMacやMacBookを購入したりと、PCの世代交代の話が多数聞こえてきている。やはり、Windows XPマシンの老朽化からだろうか、今の時期が買い換えのタイミングだと判断している様だ。そんな中、Windows 7マシンを購入した友人の一人から、今まで使用していたWindows XPマシンをOpenSimサーバとして活用したいという相談を受けたので、その方法や必要機材を解説しておくので参考にして欲しい。

クリックで拡大表示 Opensim_066_0

Opensim_066_01

 OpenSimこと「OpenSimulator」は、何度か記事にしているがバージョンもアップしているので、インストールの方法や設定方法が変更になっている部分もある。今回は、現在OpenSimのサイトからダウンロード可能なOpenSim Version 0.6.6(Windows Installer版、Mac OS X版、Linux版のそれぞれ実行ファイルが公開されている)のWindows版を例にして説明する。まず、OpenSimサイトのメインページからOpenSim Ver.0.6.6 Windows Installer版(OpenSIm0.6.6Setup.exe)をダウンロードしよう。サイズは約20MBほどだ。

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2009年9月30日

Microsoft Security Essentials

 マイクロソフト社製のセキュリティ・ソフトウェア「Microsoft Security Essentials」の正式版がリリースされて、Windows XP32bit版のみ)、Windows Vista32bit64bit版)、Windows 732bit64bit版)が、それぞれのWindows環境に応じて無償でダウンロードが可能となった。筆者も、早々にWindows 7x64版)やWindows XPx86版)へインストールして試してみたので、簡単にレポートしておこう。

Security_essentials_1

 「Microsoft Security Essentials」は、これまでマイクロソフト社がWindows Vista/7で標準装備で提供(Windows XPでも無償でダウンロードして実装出来る)していた、「Microsoft Windows Defender」(マルウェアやスパイウェア専用のセキュリティソフト)の機能を含んだ上で、ウィルス・ガードの機能を追加したセキュリティ・ソフトだと思えば良いだろう。もちろん、有償・無償に限らず既に他のセキュリティ・ソフトウェアがインストールされている場合は、それらをアンインストールするか、機能を一時的に停止させてからMicrosoft Security Essentialsをインストールする必要がある。

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2009年4月11日

3Di OpenViewer β2

 49日に、筆者がレポートを行った3Di OpenSim」と、専用ビューアとなる「3Di OpenViewer」のβテストであるが、記事をブログで公開した直後に第二回目のユーザ限定となるβテストが、49日の21時より行われた。βテストのページをブラウザで開いてみると、「3Di OpenViewer」β2バージョンが使用可能となっていたので、筆者は早々に3Di OpenViewerを最新版となるBeta 2バージョンへアップデートを行い、ユーザ限定βテストへ参加してみた。

3di_openviewer_2_1

 二回目となるユーザ限定(3Di社がメールにて指定したβテスト当選ユーザのみ参加可能)βテストでは、主に3Di OpenSimへの負荷テストが行われ、設置された巨大な木製滑り台での参加ユーザ全員による走行試験や、巨大な金属球体の落下を避けながらの走行テストなどが、約30分間に渡って実施された。3Di OpenViewer β2を操作していて気がついたのだが、前回の筆者レポートで要望していたカーソルキーによるアバター操作がサポートされていたり、サブ・ウィンドウが半透明化されチャット時にも背景が見えるようになっていたりと、細かな点が改良されていた。

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2009年2月 2日

Shuttle KPC K45

 昨年、筆者が購入したIntel Atom 330を搭載したMini-ITXマザーボードD945GCLF2」のケースを購入しようと物色していたのだが、Mini-ITX用のケースはニーズが少ないためか、結構な値段がしてしまう。とりあえずは、バラック状態で運用していたのだが、やはりサーバ(ファイルサーバ、つまりNAS状態)として本格運用させるとなると、いつまでもバラックでの運用を続けるわけにも行かない。

Kpc_k45_1

 そんな中、Mini-ITX用ケースと変わらない価格で売られていたのが、今回紹介するShuttle社製のベアボーンPCKPC K45」だ。ベアボーンのキットなので、マザーボードも内蔵されており、電源も内蔵されている。マザーボードをIntel Atom 330の「D945GCLF2」と交換することが可能なのと、ちょっと大きめなケースのサイズであるが、3.5インチHDDを二台装備できるのと、夏場のHDD温度対策用として、大型(9cm)ファンを装着できるのも決め手だった。

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2008年8月14日

DNRH-001 (ファン編)

 暑い夏が続いている8月、残暑お見舞い申し上げる。さて、そんな暑い夏が続いている中、筆者の購入した激安(19.999円(税込)の送料無料UPS内蔵PCDNRH-001」は、筆者と違って夏ばてもせず元気に稼働し続けている。当然ながら、エアコンを停止した状態の筆者の作業部屋は、30度を軽く超えて35度近くまで室温が上昇するので、DNRH-001HDD温度が稼働上限の55度に届く日も多く、HDDのダメージが心配だったので、空冷ファンを装備した。

Dnrh001_15_1

 DNRH-001HDDは、内蔵UPS電源の廃熱が直接影響してしまうため、通常のPCに比べて温度上昇が激しい。そこで、内蔵UPS電源とHDDを共に空冷ファンで冷却を行う位置へ空冷ファンを装備することにした。DNRH-001の内蔵UPS電源とHDD横には、僅かな隙間があり、ここへ空冷ファンを装着する。空冷ファンの厚みは、一般的な20mm厚のファンだと装着が難しく、10mm厚(50mm角)の空冷ファン「AINEX CF-50SS」を新たに購入した。

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2008年7月12日

DNRH-001 (OpenSimサーバ編)

 今日の横浜は、今年初めての真夏日となり、エアコンの効いていない筆者の仕事部屋でも、30度の大台を突破した室温となった。そんな暑さの中でも、筆者の購入した激安(19.999円(税込)の送料無料UPS内蔵PCDNRH-001」は、今日も元気に稼働している。一番心配したHDDの温度も、46度~49度の間を上下しており、50度を突破していない。従って定格内での稼働温度をキープしているため、今のところは問題は無いだろう。

クリックで拡大ポップアップ Dnrh001_14_1

 以前にレポートしたDNRH-001 (監視モニタ編)で紹介した状況から、HDDの温度が大きく下がっているのだが、これは空冷ファンを装備したのではなく、DNRH-001購入した状態のままファンレス稼働を24時間行っているメモリは標準の256MBから1GBに改装)。しかし、前回のレポートと大きく異なっている点が2点あり、まずDNRH-001設置状態が前回の場合、底面を下にした横置き状態だったのだが、今回の状態では縦置きとして、接地面(DNRH-001の側面)にはエアフローを妨げないように、枕木を置きDNRH-001の側面の穴を塞がない様に設置している。

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2008年6月30日

DNRH-001 (VNCビューア編)

 前回の記事「DNRH-001 (VNCサーバ編)」で説明した、激安(19.999円(税込)の送料無料UPS内蔵PCDNRH-001」へインストールした「RealVNC」(以下VNC)サーバに対応する、クライアント側で必要となるVNCビューアの説明をする。VNCには、多数の派生バージョンが存在することは既に説明しているが、同時にWindows版だけではなくMac OS X版や、Linux版など、複数のOSプラットフォーム用にVNCサーバ、VNCビューアが存在しているのも特徴だ。

クリックで拡大ポップアップ Dnrh001_13_0

 上に掲載している画面キャプチャは、筆者のiMac 20インチMac OS X Leopardへアップグレード)で上で動作しているVNCビューアで、DNRH-001へインストールしたVNCサーバへ接続している状態だ。一見すると、Mac OS X用の仮想PCソフト上で動作しているようにも見えるが、Windows XPが動作しているのはDNRH-001である。

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