国産初のPcoket PC(Mio 168)用、音声ガイド機能を持ったナビゲーションソフト、ネットマップ社のグランマップ・ナビの、いよいよ核心となる機能である、ルーティング(自動経路検索)機能のレポートをする。
グランマップ・ナビに搭載されているルート検索エンジンは、マップネット社独自開発によるものと聞いているが、日本国内におけるルーティングエンジンでは、多くのカーナビ装置や、EZナビウォークにも搭載されている、ナビタイム・ジャパン社のエンジンが、高い評価を得ている。実際、ナビタイム・ジャパン社では、Pocket PC用のルーティングエンジンも開発しており、それを利用した開発キットなども販売している。
当初、筆者は、グランマップ・ナビに搭載されているルーティングエンジンは、ナビタイム・ジャパンの開発キットを用いているのかと想像していたが、マップネット社の独自開発ということで、どの程度の完成度なのか大変に興味があった。
グランマップ・ナビで経路検索を行うには、まずトップメニューの「目的地」から、「(1)住所検索」、「(2)駅検索」のいずれかで、出発地点を選んで、地図表示を行う。地図が表示されたらば、画面上部に表示される「START」アイコンをタップすると、その地点が出発地として登録される。
次に、再びトップメニューの「目的地」より同じ操作を繰り返し、地図が表示された段階で「GOAL」アイコンをタップすれば、そこが目的地に設定される。設定が可能なのは、出発地点と目的地点の二箇所のみで、経由地点の設定は出来ない。これは、仕様としては、非常に融通が利かないので、是非とも複数の経由地点設定が可能にして欲しい。理由は後述する。

スタート地点は赤いフラグで、GOAL地点は黒いフラグ
今回は、出発地点に筆者宅(神奈川県、横浜市、港南区、日野、3、8、を「住所検索」より設定)を選び、目的地として、秋葉原駅電気街口を「駅検索」より選択してみた。結果としては、理由は不明だが、何故か経路検索に失敗してしまった。何度か、試してみたのだが、結果は同じだった。
マニュアル(ヘルプ)には、出発地点と目的地点を道路上にしろと書いてあったのだが、目的地のランドマークとして駅を選ぶケースは多く、最寄の道路までのルーティングを行うのは、それ程難しくはないだろう。とりあえず、目的地を、同じ駅探索より、秋葉原駅昭和通りを選んで見た。

同じ秋葉原駅でも、出口によって検索が失敗する(左)
すると、今度は問題なく筆者宅より、秋葉原駅までのルート検索が完了する。このルート検索を行うには、出発地と目的地を設定の後、地図が表示されている画面上部に表示される「NAVI」アイコンをタップし、サブメニューから「テスト走行」を選ぶと、シュミレーションモードを前提とした、ルーティングが行われる。

何故か、途中からノースアップ表示に切り替わってしまった(右)
ルーティングが完了すると、検索された道路は、黄色に色が変わり、赤い矢印アイコンの表示と共に、地図画面は自動的にノースアップ表示から、ヘディングアップモードに移行し、走行走行シュミレーションを開始する。地図表示の制限が、このモードでもリミッタが効いてしまい、全体のルートを、地図上で確認することはできないので、ルートが正しいのかどうかを、目視で確認できないのは、辛い仕様だ。

地図上の表示によるルート全体を、ビジュアルに見ることは出来ないが、トップメニューの「ルート」から、「(1)ルート概略リスト」か「「(2)ルート詳細リスト」を選ぶことにより、通過するポイントの注記(地名)での確認は可能だ。これは、ルート検索に用いられる、ロード・ネットワーク・データのノード情報の注記を、そのまま表示しているものと思われる。
無いよりはマシであるが、やはり地図上での走行ルート全体の表示があれば、一目瞭然である。是非とも、広域表示リミッタの削除を行い、改善して欲しい部分だ。ルート検索に関しては、速度的には早いという印象である。
しかし、ルート検索に失敗したり、検索パラメータの変更を行っても、何故か一般道路のみを選択して、高速道路を使用したルート表示が行えないという結果が、今回の筆者宅から秋葉原までのルーティング検索で、発生している。まだ、荒削りの感じがするルーティングエンジンではあるが、複数経由地点の設定や、検索オプションに「高速道路」使用を加えるなどすれば、ルーティング精度向上のチューニングに繋がると思う。
<<続く>>