カテゴリー「Mio,MioMap」の48件の記事

2006年10月 4日

MobilePRESS EX Vol.3

 諸般の理由が重なってしまい、本blogの更新が滞ってしまった事を、まず読者の方々へお詫びする。一部の読者の方からは、メールまで頂き、心配していただいた。まずは、お礼を申しあげるとともに、重ねてお詫びしたい。
 諸般の理由の一つに、原稿執筆が重なってしまい、しかも〆切がタイトだったことがある。今週末に発売される、技術評論社の「MobilePRESS EX Vol.3」の原稿執筆も、普段の執筆分量よりも多く、8月の盆休暇(ちっとも、休暇じゃなかった訳だ)に、これらを仕上げた。

Mobilepress_ex3

 そんな、真夏の暑い時期に執筆した、MobilePRESS EX Vol.3の見本が、本日筆者の手元に届いた。既にアマゾンでも予約販売が開始されているので、よろしければ購読いただきたい。今回、筆者が執筆したのは、マイタック・ジャパンのGPS内蔵Pocket PCMio P350」のレポートと、同じく、GPS内蔵のPND(Personal Navigation Device) / PNA(Personal Navigation Assistant)である「Mio C310」、そして、両機種用のナビソフトである「MioMap日本版 2.0」のレポート。
 さらに、ウィルコムのPHS内蔵Pocket PCW-ZERO3」による、ビーマップの「b-Walker」を用いた、GPSレスによるナビゲーションソフトのレポートや、6月に台北(台湾)で開催された、「COMPUTEX TAIPEI 2006」の取材から、PDAPND/PNAなどのモバイル用デバイスのレポートを執筆している。

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2006年7月22日

GlobalSat SD-502 (コメットSD/3*512) 後編

 パソコンGPSショップSPA」から発売となった、SDIOに対応し512MBのフラッシュメモリを内蔵した、超小型SDGPS受信機「コメットSD/3*512」こと、台湾GlobalSat製の「SD-502」を、実際にPocket PCへ装着して評価してみたので、SD-502レポートの前編に引き続きレポートの後編を、お届けする。
 筆者の手元には、既にGPS受信機を内蔵している、台湾d-Media System社製のPocket PCinView N-911」と、同じくGPS受信機を内蔵している、MiTAC製の「Mio168RS」、それと東芝製の「GENIO e550G」があるので、各機種にコメットSD/3*512ことSD-502用の、デバイスドライバとツールをインストールして、チェックを行ってみた。

Sd502_n911_1

 まずは、同じジオヘリックス型GPSアンテナを装備している、inView N-911コメットSD/3*512ことSD-502用の、デバイスドライバとツールをインストールしてみた。inView N-911の場合は、全く問題なくドライバをインストールすると、SD-502に内蔵されているフラッシュメモリ(512MB)を、「GPSDisk Card」として認識できる。

Sd502_n911_2

 また、コメットSD/3*512ことSD-502に装備されている、動作表示用のLEDがinView N-911へ装着すると同時に、緑色に連続点灯をする。このLEDの状態表示は、SD-502GPS受信機が稼働してGPS受信機が稼働衛星をサーチ中である事を示している。
 ちなみに、GlobalSat社では、SD-502に装備されているジオヘリックス型GPSアンテナのことを、「GPS Omni Directional Antenna」(オムニ・ディレクショナルGPSアンテナ)と表現しているが、このアンテナの製造元の表記では、ジオヘリックスGPSアンテナとなっている。

Sd502_n911_3

 コメットSD/3*512ことSD-502を装着したinView N-911を持って、そのまま筆者宅のルーフバルコニーへ出ると、さすがに測位速度の速いSiRF Star IIIによるGPSエンジンを搭載しているSD-502は、初期測位の早さには目を見張るモノがある。特に、以前に評価したことのある、SDIO型のSDGPSと比べてみると、初期測位速度は、雲泥の差だ。
 コメットSD/3*512ことSD-502の専用GPSツールを起動させると(CFGPS受信機「コメットCF/3*GS」こと「GlobalSat BC-337」のGPSツールと同一)、アサインされたGPS通信ポートを自動的に検索することが出来るので、COMポートを探し回らなくても良いのは、ありがたい機能だろう。

Sd502_n911_4

 さて、inView N-911には、コメットSD/3*512ことSD-502と同じ、ジオヘリックスGPSアンテナが装備されており、コメットSD/3*512ことSD-502と異なるのは、GPSエンジンが、SiRF Star II e/LP X-Tracである点だ。そこで、inView N-911に内蔵されているGPS受信機を動作させて、コメットSD/3*512ことSD-502と比較してみた。
 短時間の比較であるが初期測位速度は、やはりSiRF Star IIIが早く、測位を開始してみまうと、感度の差はあまり無く、むしろ測位精度という面ではマルチパスを受信しにくいSiRF Star II e/LP X-Tracの方が、若干良い感じだ。この両者の比較も、SD-502の専用GPSツールから、、inView N-911の内蔵GPS受信機(COM2)と、SD-502へアサインされたCOMポートを切り替えるだけで行える。
 もちろん、同時に二つのGPS受信機を、inView N-911で実行可能なので、それぞれのGPS通信ポートを、別々のアプリケーションで使用することも可能なため、簡単にダブルGPS受信機環境を実現できるのも、コメットSD/3*512ことSD-502inView N-911ならではの環境と言える。

Sd502_mio168_1

 同様に、コメットSD/3*512ことSD-502Mio168RSへドライバをインストールして、テストをしてみた。Mio168RSでも、問題なくSD-502を認識でき、SD-502に内蔵されているフラッシュメモリ(512MB)を、「GPSDisk Card」として認識した。もちろん、SD-502GPS受信機も、問題なく使用可能だ。

Sd502_mio168_2

 こちらも、Mio168RSに内蔵されているGPS受信機と、コメットSD/3*512ことSD-502GPS受信機を同時に使用することが可能で、ダブルGPSシステムで運用が出来る。Mio168RS専用の「MioMap日本語版」は、GPSデータ用COMポートが、COM2へ固定されているため、Mio168RSに内蔵されているGPS受信機しか使用できないが、他の電子地図ソフトや、GPS用ツールであれば、問題なくコメットSD/3*512ことSD-502COMポートをアサインできるので、MioMapと同時使用が可能となる。
 次に、アウトドアで活躍している東芝のGENIO e550Gへ、コメットSD/3*512ことSD-502のドライバをインストールして、SD-502SDスロットへ装着してみた。SD-502の動作LEDが連続点灯となり、ちょっと間をおきLEDが点滅を開始し、SD-502が測位を開始した。
 しかし、COMポートへSD-502がアサインされておらず、SD-502の内蔵フラッシュメモリも認識されておらず、何度かGENIO e550Gをリセットしてみたのだが、結果は同じだったので、どうやらGENIO e550GではコメットSD/3*512ことSD-502は使用出来ないようだ。GENIO e550Gでも問題なく、コメットCF/3*GSことGlobalSat BC-337は使用できていたので、どうやらSDIOの問題かドライバの問題だと思われる。
 GlobalSatの台湾サイトでは、詳しいSD-502の情報が公開されていないのだが、GlobalSatの米国サイトでは、SD-502の情報が公開されており、動作確認をしたPocket PCの機種名や、動作出来なかったPocket PCの機種名なども公開されているので、手持ちのPocket PC用にコメットSD/3*512ことSD-502を購入する場合は、予めチェックした方が良いだろう。
 以下に、コメットSD/3*512ことSD-502が動作確認されている、機種名リストを引用しておくので参考にされたい。

Confirmed Compatible Devices v.1.32:
• Dell Axim X3 Pocket PC
• Dell Axim X30 Pocket PC
• Dell Axim X50 Pocket PC
• Dell Axim X50V Pocket PC
• Dell Axim X51V WinMobile5 (WM5)
• HP iPAQ rz1710
• HP iPAQ h1930 Pocket PC
• HP iPAQ h1940 Pocket PC
• HP iPAQ 1950
• HP iPAQ 2200
• HP IPAQ h2210
• HP IPAQ hx2410
• HP iPAQ 2750
• HP IPAQ rx3115
• HP iPAQ RX3715
• HP iPAQ h3970
• HP IPAQ h4150
• HP IPAQ hx4700
• HP IPAQ 5555
• HP iPAQ h6315 Pocket PC
• ETEN M500
ETEN M600
• Mio 168
• Fujitsu Siemens LOOX 610
• Fujitsu Siemens LOOX 720
• Asus MyPal 730
SPV M2000
• Palm Treo 700 (AKA Treo 670)

 また、コメットSD/3*512ことSD-502が、動作しない機種名リストを以下に引用しておく。

Non Compatible Devices:
• HP iPAQ hw6515
• Toshiba E800BT
Toshiba e400
• Qtek S100

• Qtek 9090
• Audiovox 6600
• HTC Universal PDA's
( Magician/ MDA Compact/ i-Mate JAM/ T-Mobile MDA Compact/ Qtek S100/ Qtek 9090 )
• O2 XDA II Mini

• O2 XDA Neo / Dopod 818

 加えて、Windows Mobile 5用の最新ドライバ(Version 1.33)もダウンロードできるので、付属のCD-ROMへ収録されているドライバ(Version 1.2)で、コメットSD/3*512ことSD-502が動作しなかった場合には、最新ドライバをダウンロードして試してみるとよいだろ。

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2006年6月11日

COMPUTEXより帰国

 COMPUTEX TAIPEI 2006の取材から帰国した。帰国当日、日本へ一時帰国していた、香港@山根氏と、中正機場(台北、蒋介石国際空港)のターミナル1で落ち合う事になっていたのだが、残念ながら山根氏の搭乗機の到着が、30分程到着が遅れてしまい、同じ空港内にお互いは居たのだが、携帯電話での通話だけのニアミスに終わってしまい残念だった。

Taipei06

 台北国際空港のターミナル1は、ターミナル2が出来てからあまり使用していなかったのだが(以前は、ターミナル1しか無かった)、免税店なども増えていた。そんな免税店に、なんとMioMiTAC)の大きな展示ブースがあった。ソニーよりも大きな扱いで、さすがに台湾だ。
 むろん、ショップ内ではMio製品が売られており、主に海外へ渡航して使用するためか、A700シリーズなどの英語版が売られていた。また、MioMapも米国版や欧州版が売られており、台湾から海外へ渡航する場合に便利なようになっている。
 この他、携帯電話もNokiaを筆頭にして、ブランド品が売られており、Mioシリーズの携帯電話なども販売されていた。しかし、免税店とは言え、価格は台北市内のショップで購入した方が、はるかに安価であり、ここで購入するのはトランジットのツーリストなのだろう。

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2006年5月26日

MiTAC Mio P350とC310を発表

 MiTAC Japanより、Mio 168RSシリーズの後継機種となる「Mio P350」と、Windows CEをベースとした、ハンディ・ナビ専用マシンの「Mio C310」が本日発表された。Mio P350は6月中旬より発売を開始する予定で、Mio C310は6月下旬より発売予定とのことだ。

Mio_p350
MiTAC Mio P350

 Mio P350は、Windows Mobile 5.0を搭載し、内蔵するGPS受信機にはSiRF Star IIIを搭載しており、添付されるナビ用ソフトは「MioMap Ver.2.0」となっている。また、従来と同じく、Pocket Mapple Digital Ver.7 for Mioも添付され、MioMap 2.0と切り替えて使用することが可能となっている。詳しい仕様は下記のとおり。

CPUOS・メモリ>

CPUSamsung 2440 400MHz

OS Windows Mobile 5.0 for Pocket PC

表示機能:半透過式、高輝度、3.5" TFT液晶(アンチグレアタイプ)

内蔵メモリ:1GB FLASH ROM(地図データをインストール済) /64MB SDRAM

外部メモリ:SDMMCメモリーカード対応拡張スロット ×1SDIO対応)

GPS機能>

SiRF Star Ⅲ 搭載

 <インターフェース/入出力>

スクリーン:抵抗膜式タッチパネル

入力ツール:スタイラスペン/オンスクリーン・ソフト・キーボード/手書認識

外部メモリ(拡張スロット):SD/MMCメモリーカード

スピーカー:内蔵スピーカー×1

ヘッドホン端子:2.5mm ステレオ・マイクロミニ・ジャック×1

USB:ミニUSB接続(USB 1.1

他:赤外線通信

<オーディオ・動画機能>

Windows Media Player 10 for Pocket PC 搭載

<電源>

電源コネクタ: ミニUSB DC入力)

バッテリー タイプ: リチウムイオン電池 1200mAh

稼動 GPS機能使用時: 約4時間

電源・ACアダプタ 入力: 100-240VAC

<外形寸法・重量>

寸法:115.6mm() ×72mm() ×17.8 mm()

重量:本体約170g

<付属品>

ACアダプタ、USB同期ケーブル、キャリーケース、ヘッドホン変換アダプタ(2.53.5mm)、車載用キット(カーチャージャー、ブラケット、車載用スタンド、スタンドベースアダプタ、外部GPSアンテナ)、ストラップ、自転車用マウント、Mio DVD DiskMioMap Ver.2.0J、昭文社Super Mapple Digital Ver.6 for Mio[Pocket Mapple Digital Ver.7 for Mio付属版] )、CD-ROM(Getting Started Disk)同梱

 ■本体価格

 メーカー希望小売価格:49,800円(税込)

 ■発売開始

  20066月中旬予定

 また、同時に発表された、Mio C310では、OSWindows Mobileではなく、Windows CEを使用しているため、Pocket PCとして使用することは出来ないが、MP3プレーヤや画像ビューアなどを搭載している。

Mio_c310
MiTAC Mio C310

 オプションによって、2モデルがラインナップされており、ニーズによって選ぶことも可能だ。仕様は以下のとおり。

CPUOS・メモリ>

CPUSamsung 2440 400MHz

OS Windows CE

表示機能:半透過式、高輝度、3.5" TFT液晶(アンチグレアタイプ)

内蔵メモリ:1GB FLASH ROM(地図データをインストール済) /64MB SDRAM

外部メモリ:SDMMCカード対応拡張スロット ×1

GPS機能>

SiRF Star Ⅲ 搭載

<インターフェース/入出力>

スクリーン:抵抗膜式タッチパネル

入力ツール:オンスクリーン・ソフト・キーボード

外部メモリ(拡張スロット):SD/MMCメモリーカード

スピーカー:内蔵スピーカー×1

ヘッドホン端子:3.5mm ステレオ・ミニ・ジャック×1

USB:ミニUSB接続(USB 1.1

<オーディオ機能>

MP3再生機能

<画像ビューワー>

 画像再生機能

<電源>

電源コネクタ: ミニUSB DC入力)

バッテリータイプ: リチウムイオン電池 1200mAh

稼動MioMap使用時:約3.5時間

電源・ACアダプタ 入力: 100-240VAC

<外形寸法・重量>

寸法:70mm() ×107.5mm() ×20 mm()

重量:本体約200g

 ■本体価格

Mio C310」は、付属品セットの異なるタイプで販売します。

Mio C310S type』 メーカー希望小売価格:39,800円(税込)

付属品:ACアダプタ、USB同期ケーブル、キャリーケース、アームストラップ

Mio C310F type』 メーカー希望小売価格:44,800円(税込)

付属品:“S type”+ 自動車搭載キット(カーチャージャー、ブラケット、車載用スタンド、スタンドベースアダプタ、外部GPSアンテナ)、自転車用マウント、3.5mmヘッドホン

■発売開始

 20066月下旬予定

 海外モデルでは、Mio P350の上位機種として、「Mio P550」も既に発売されており、このMio P550には無線LANBluetoothが内蔵されている。残念ながら、今回の発表では、Mio P550がラインナップされていないが、PDAとしての拡張性を考えると、Mio P350に加えて、是非ともMio P550を国内モデルでもラインナップに加えて欲しい。
 このタイミングでの発表は、来月台湾の台北で開催される、COMPUTEX TAIPEI 2006の開催に合わせた発表であり、MiTACの今回発表されたモデルに加えて、他の新モデルも展示されていると予想されるので、Mio P350C310に加え、それらのモデルも合わせて現地から筆者がレポートしたいと考えている。
 無論、MiTAC以外のメーカにおいても、魅力的なGPS-PDAマシンが多数展示されるのは、間違いないところなので、それらもレポート予定である。

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2006年3月 5日

SPAでMio 168用KRUSELLケース発売

 筆者も愛用している、KRUSELL社製の「Mio 168RS」と「Mio 168RS BASIC+」(ベーシックプラスを含)専用本革製ケースが、いよいよと言うか、やっと「パソコンGPSショップ」の「SPA」より、発売が開始された。筆者が、Mio 168RS専用のKRUSELL社製本革ケースを紹介したのが、本Blog2004年の12月31日のレポートだったので、実に一年以上前になる。
krusell_1 Mio 168RS専用KRUSELL社製本革ケースの詳しいレビューは、以前の筆者のレポートを参照していただくとして、今回SPAから発売となった製品では、クルーセル・ジャパンで販売している製品と、若干ながらマルチダプトの付属品構成が変わっているので、この点には注意が必要だ。
 これは、クルーセル・ジャパンで販売されている同製品には、現状であれば必ず「マルチダプト・ミニクリップ」が付属しており、3月20日からは「マルチダプト・スライドシーベル・キット」の付属に変更となる。
 これに対して、SPAから発売されたモデルでは、マルチダプトが付属していないモデルマルチダプト・ミニクリップの付属しているモデル(現状のクルーセル・ジャパンモデルと同じ)、そしてマルチダプト・スライドシーベル・キットの付属モデル(3月20日以降のクルーセル・ジャパンモデルと同じ)が、自由に選べる様になっているのが特徴だ。
 KRUSELL社製の本革ケースは、その高級な質感や仕上げと共に、やはりマルチダプトによる変幻自在な、使用勝手の良さであり、使用するシーンに合わせてマルチダプトを、自由に交換する楽しみもある。
 以前に筆者がレビューした、マルチダプト・ミニクリップの付属しているモデル(現状のクルーセル・ジャパンモデルと同じ)は、簡単にベルトへ装着可能なのだが、反面外れ易いため、筆者がちょっと前にレポートした、「レザー シーベル キット」と「ネックストラップ シーベル キット」を愛用している。新たにマルチダプト・スライドシーベル・キットの付属モデル(3月20日以降のクルーセル・ジャパンモデルと同じ)に付属してくる、マルチダプト・スライドシーベル・キットと、「ショルダー シーベル・キット」も入手したので、これらのレビューも、後日レポートする予定だ。
 また今回、SPAでは、KRUSELL社製のケース販売を記念して、SPAが販売しているMio 168RS BASIC+ お得バリューパック」全種へ、台数限定となるKRUSELL社製Mio 168用ケースがプレゼントとなるので、この機会を利用しない手はないだろう。

Mio 168RS BASIC+ SPAお得バリューパック

 更に、SPAでは、KRUSELL社製のケースと、SENNHEISER製のステレオイヤホーン(2.5mmφと3.5mmφの変換アダプタ付き)を同梱した、「Mio168RS BASIC+ 最高級エグゼクティブパック」の販売も開始した。

Mio168RS BASIC+ 最高級エグゼクティブパック

【そのまま内税】Mio168シリーズ用クルーセル本革ケース
【そのまま内税】Mio 168シリーズ用クルーセル本革ケース(マルチダプト・アダプタ付属無し)【特別販売価格:3,580円(税込)送料別



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【そのまま内税】Mio 168シリーズ用クルーセル本革ケース(マルチダプト・ミニクリップ付き)【特別販売価格:3,880円(税込)送料別



【そのまま内税】Mio168シリーズ用クルーセル本革ケース(スライドシーベル付き)
【そのまま内税】Mio 168シリーズ用クルーセル本革ケース(マルチダプト・スライド・シーベルキット付き)【特別販売価格:4,680円(税込)送料別



【そのまま内税】Krusellケース用ミニクリップ
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【そのまま内税】Krusellケース用自転車バイク取付キット
【そのまま内税】Krusellケース用 マルチダプト対応、自転車バイク取付キット【特別販売価格:1,980円(税込)送料別

 

■ KRUSELL社:http://www.krusell.se/
■ クルーセル ジャパン:http://krusell.jp/

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2006年1月14日

PDA-GPS SPA福袋'06

 年末年始に、パソコンGPSショップの「SPA」で行われていた、福袋セールであるが、組み合わされるアイテムによって、数量が限定されていたので、売り切れとなった福袋セットも多かったようだ。特に、GPS受信機を内蔵したPocket PCであるPDA-GPSは、単なる液晶ディスプレイを装備しただけの、ハンディGPSレシーバに比べて、用途によってユーザが自由にカスタマイズできるので、大人気だったようだ。
 これは、GPS受信機だけのハンディGPSレシーバが、携帯電話で言えば通常の携帯電話に相当するのに対して、GPS受信機内蔵のPocket PCは、スマートフォンに相当する言わば、「スマートGPSレシーバ」と言えるだろう。
 そんな、大人気のスマートGPSレシーバ福袋セットが、パソコンGPSショップ「SPA」に登場した。福袋セットは、inView N-911の各種新福袋セットと、Mio 168RS BASIC+の各種新福袋セットがあり、用途に応じて選ぶことが出来るので、これを機会にお目当てのスマートGPSレシーバを、このチャンスに福袋を購入してはいかがだろうか。

 

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2005年11月 9日

GPSBabel

 GPS受信機や、GPS受信機で採取した、GPSログファイル(トラックファイル)等のデータは、そのGPSログファイルを取得したツールによって、殆ど互換性が無いのが実情である。その理由は、多々あるのだろうが、電子地図ソフトなどを利用して、ログを採取する場合でも、地図メーカによっては、GPSログファイルのフォーマットすら非公開の場合も多く、GPSログデータを活用する場合に、非常に困ってしまう。
 パソコンを利用したGPSログファイルの記録ないは、専用のツールも多いのだが、ノートPCを使ってのGPSログ採取は、車での行う場合には問題は無いが、徒歩などの場合には、やはり辛い。そこで活用するのが、Pocket PCによるGPSログファイルの採取だ。inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168であれば、GPS受信機を内蔵しているので、ポケットに入れておいてもGPSログファイルを記録できる。
 これらの、PDA-GPSによって採取したGPSログファイルを、デスクトップPCでデータを確認する場合、市販の電子地図ソフトを活用しようとすると、GPSログファイルの互換性が無い場合が殆どだが、最近では無償の高機能な衛星写真を活用した、「Google Earth」上でGPSログファイルを見るのが流行だ。
 Pocket PC用の、Google Earth向け専用ログ採取ツールも、シェアウェアなどで存在しているが、もっと手軽にフリーウェアを使って、これを行うことも可能だ。まず、Pocket PC用のGPSログファイルログ採取ツールとしては、「VisualGPSce」がある(パソコン用の「VisualGPS」もある)。
 また、GARMIN社のハンディGPSであれば、同様のGPSログ(トラックログ)の記録ができるので、Pocket PCではなくハンディGPSを用いて、GPSログを記録してもよいだろう。GARMIN社のハンディGPSは、独自フォーマットのログデータであるが、ポピュラーなので解析も行われているので、日本の電子地図メーカのログファイルのように、面倒な事は無い。
 さて、パソコン側で用意するソフトは、多彩なGPSデータの相互変換を可能にしている、「GPSBabel」だ。このGPSBabelは、入出力にそれぞれ指定した形式で、GPSログデータファイルはもちろんのこと、直接GPS受信機からのデータを、指定した形式でログ記録することもできる、非常に便利なツールである。

GPSBable_1

 使用方法は、非常に簡単で、Pocket PC(Palm用のGPSログ記録ツールフォーマットにも対応しているので、PDAと言うべきか)にインストールしたVisualGPSceによって記録されたNMEAセンテンスのログや、GARMIN社のハンディGPSで記録したトラックファイルなどを指定する。

GPSBable_2

 次に、出力ファイル形式を指定する。Google Earthであれば、KMLファイル形式を選択すればよい。この時、出力をの軌跡をラインかポイントかを指定しておけば、出力されるデータが、軌跡を線で表すか点で表すかを指定できる。また、別のGPSログファイルフォーマットへの変換も可能である。

GPSBable_3

 加えて、この時に出力デバイスとして、RS-232CのCOMポートを指定すれば、COMポートより入力に指定したデータファイルを出力可能となり、別のパソコンやPDAへ送り出すことも可能だ。また、フィルター機能を用いることで、測位の受信環境が悪く、イリーガルな緯度経度データが記録されている場合、それらを除去して変換することも可能だ。
 ちなみに、GPSBabelBabelは、旧約聖書に登場する「バベルの塔」に由来する。簡単に説明すると、神の領域である天空までも届く、バベルの塔を建築した太古の人類は、神の怒りに触れ、稲妻の雷鳴と共に、言語をバラバラにされてしまったという言い伝えだ。
 すなわち、現在のGPSログファイルや電子地図ソフトのログファイルは、互換性が全くなくバラバラの状態なので、それを相互に通訳するのが、GPSBabelだという洒落た名前である。GPSBabelは、安定版と共に開発中のβバージョンも提供されているが、どちらもβバージョン(Ver.1.2.8)のみが、KMLファイルへの変換が可能なので、どちらを使ってもβバージョンを使えば問題はないだろう。
 また、Windows版だけではなく、MacバージョンやLinuxバージョンも存在しており、ソースコードも公開されているので、同様のツールを制作したり、Pocket PCへの移植などにも参考になると思われる。

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2005年11月 3日

OtterBOX Armor 1900

 パソコンGPSショップの「SPA」より、ヘビーデューティなPDA-GPS用ケースが、新販売になった。このヘビーデューティPDAケース、OtterBOX社製「Armor 1900」は、米軍の軍用規格である、MILスペック(Military Specifications and Standards)に準拠しており、防水構造はもちろんのこと、耐衝撃性、耐防塵性にもすぐれている。
 筆者は、バイクに乗ることを、既にだいぶ昔に止めてしまっているが、inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168のユーザには、バイクや自転車に搭載して利用している方も多く、特にライダーの場合には、雨天時の雨対策には、苦労されていると聞く。
 PDA-GPS用のヘビーデューティPDAケースArmor 1900であれば、急な降雨時であっても、そのままinView N-911や、Mio 168RS/Mio 168が濡れてしまう心配もせず、走行を続ける事も可能だろう。
 また、通常のバイク・マウント・キットでは、走行中の振動が、直接inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168に伝わってしまうが、ヘビーデューティPDAケースArmor 1900であれば、ケース自体にも振動を和らげる効果も期待できる。加えて、防塵性も格段に向上するので、悪路での走行であっても、inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168を、砂埃などから守ってくれるわけだ。

 

    

 フロントの開閉式透明カバーは、簡単に開くことが可能で、内部の収納したPDA-GPのタッチパネル操作や、ボタン操作を容易に行う事が可能だ。無論、防水防塵用に、内側にも透明なフィルム状のカバーがあり、フロントカバーを開いた状態でも、防水防塵効果は失われない。
 実際に、先日SPAを訪問した際に、サンプルで入荷したArmor 1900を見せていただいたのだが、作りは非常に頑丈だった。収納したPDAの上部部分は、簡単に外せるようになっており、SDIOスロットやCFスロットへのアクセスも簡単なので、inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168以外のPDAへ、CF型GPS受信機のGM-270 UltraコメットCF/LP)を装着して、Armor 1900へ収納する事も、PDAによっては可能かもしれない。
 inView N-911の場合には、無指向性のGPSアンテナであるジオヘリックス型GPSアンテナなので、全く問題ないのだが、Mio 168RS/Mio 168Armor 1900へ収納する場合には、予めセラミックパッチ型アンテナを開いて、可能な限りArmor 1900を水平にバイクなどにマウントする必要がある。
 また、inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168では、電源スイッチがボディのサイドに配置されているので、Armor 1900へ収納してしまうと、電源操作を前面ボタンでオンに出来るように設定しておく必要もある。その場合、問題となるのは電源をオフにしたり、バックライトの制御であるが、これはソフトウェアのツールを別途、インストールして回避することになるだろう。
 Armor 1900用のオプションとしては、inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168それぞれ専用となる、電源やシリアルポートの外部接続用アダプタとして、「シリアルポッド」も用意されているので、このシリアルポッドを利用すれば、外部電源を接続して使用することも可能だ。加えて、Armor 1900専用のバイク用RAMマウント自転車用RAMマウントや、車載用RAMマウントも用意されている。inView N-911や、Mio 168RS/Mio 168を、小型ボートなどで使用する場合は、Armor 1900用の車載用RAMマウントを利用すれば、良いだろう。
 筆者は、バイクや自転車での運用は行わないので、今回は購入をしなかったが、元々Armor 1900は、PDAをフィールドで使用する為の、全天候型ケースなので、業務関係でinView N-911や、Mio 168RS/Mio 168を用いて、ランド・サーベイなどを行う用途にも最適だろう。むろん筆者の場合は、雨が降ったら、PDA-GPSの運用を止め、雨宿りを場所を探すのは、言うまでもない。

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2005年8月23日

MobilePRESS EX Vol.1

 技術評論社より、原稿を執筆した「MobilePRESS EX Vol.1」が届いた。書店に並ぶのは、8月2926日からだと聞いているので、後一週間ほどかかる今週末のようだ。月刊だった、MobilePRESSが、季刊となり、そして休刊したが、不死鳥のように蘇ったMobilePRESS EX
MobilePRESS_EX_1  今回からは、不定期刊行のムックとして再登場となるのだが、MobilePRESS 「EXの意味は、何なのだろうか?担当のK氏から、聞くのを忘れていたが、恐らくは「Extension」、「Extend」、或いは「Extreme」と言った意味合いだろう。
 筆者は、相も変わらずGPS関連記事の執筆であるが、今回はGPSそのものはコラムへ回し、GPSによるナビをレポートしている。それもガチンコ対決による三つ巴対決だ。
 参戦したのは、GPSケータイによるEZナビウォークと、Mio 168RSによるMioMap日本版、そしてinView N-911による、グランマップ ナビの対決だ。
 日本の場合は、車載に限れば専用カーナビを使用するケースが殆どであり、欧州などとはニーズが異なる。特に、徒歩、自転車、バイクなどの車載専用カーナビが使用出来ない環境では、PDA-GPSによるナビや、GPSケータイによるナビが活躍する。
 これらにモバイル機器+GPSによる、日本で使用可能なナビゲーションで、どれが実用的なのかという視点で、レポートしてみたので、興味のある方は、是非購読いただきたいと思う。

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MiTAC Mio A201

 COMPUTEXで展示されていた、MiTAC OSCAR 150(コードネーム)が、Mio A201として発表されたと、GPS PASSIONが報じている。どうやら、ドイツでMiTACからPDAのOEM供給を受け、PDA市場で一気に上位5位にランクインした、YAKUMOからの発売が先行するらしい。

Oscar_150
COMPUTEXで展示のMiTAC OSCAR 150(Mio  A201)

 Mio A201の仕様に関しては、COMPUTEXで公開されていた仕様のままで、大きな仕様変更や、デザインの変更も無く、Windows Mobile 5を搭載し、SiRF Star IIIのGPSエンジン搭載ということで、落ち着いたらしい。SiRF Star III搭載のPDA-GPSマシンは、既に台湾ではHOLUXを始め、数社からサンプル出荷がされているが、MiTACとしては初のSiRF Star III内蔵のモデルは、Mio 169が既に韓国市場などで登場しているので、今後日本市場への投入は、Mio A201よりは、Mio 169が先行するのではないかと思われる。

050531_3
COMUTEXで展示されていたMio 169韓国語版

 いずれにしても、MiTAC Japanでは、現在Mio 168RSだけのラインナップであり、海外で販売されている新型機の投入が無いのは、非常に残念だ。Mio 168RSの在庫の問題などもあるのかもしれないが、海外で販売される新型機も、日本での同時発売を期待するのは、筆者だけではないだろうと思う。

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2005年8月 8日

Mio 168RS BASIC+発売!

 MiTAC Japanより、本日発表された「Mio 168RS BASIC+」(ベーシックプラス)は、従来の「Mio 168RS」から、車載用オプションや、MioMap日本語版用の地図データが、プリインストールされていた、1GBのSDメモリカードを省くことで、大幅なプライスダウンとなっている。
 従来のフルオプションとも言うべき、Mio 168RS標準パッケージでは、販売価格が69,800円(税込73,290円)であったのに対し、今回発表のあったMio 168RS BASIC+では、価格が47,429円(税込49,800円)と、大きく引き下げられている。
パーソナルナビ機能付きPocketPC:Mio168RS BASIC+【SuperMappleDigitalVer5forSPA付き】【特別販売価格:47,429円(税込49,800円)送料込】  この税込49,800円と言う価格は、先月d-Media System日本総代理店のSPAよりテスト販売が行われ、今月には正式販売が開始される、inView N-911と全く同一の価格設定であり、昨年台湾でd-Media Systemから、inView N-911が販売開始された時も、同じようにMio 168RSの価格引き下げが行われており、日本もこれに追従した形となる。
 価格は、全く両者とも同じであるが、本体ハードウェアでは、128MBのメモリや、USBホスト機能、電池パック交換式、液晶ディスプレーの表示色など、inView N-911の方が性能的には上であり、車載用アダプタや車載用電源、レザーケース、USBホストケーブルなども標準装備であるが、Mio 168RS BASIC+には、ナビゲーション可能なMioMap日本語版がバンドルされている。
 ユーザにとっては、本体の性能で選ぶか、MioMap日本語版のバンドルを選ぶかと言った悩ましい選択肢だ。これに対して、台湾での場合は、両者ともナビゲーションが可能なMioMap台湾版(PaPaGO!のOEM版)か、PaPAGO!台湾版(Pocket PC版とパソコン版の両方)がバンドルされていたので、状況の異なる点は、大きな違いだ。
 とは言え、やはり市場では、競争相手が出現しないと、価格面で結果的にユーザが泣きをみるのは明らかであり、今回のMio 168RS BASIC+の登場は、inView N-911の国内販売開始によって、良い意味での競争効果が現れた結果だと、言えるのではないだろうか。

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2005年8月 2日

MapKing TOKYO Map

 以前に、MactionPaPaGO! 3D」の紹介や、Mio 168による台湾での試用レポートを行ったが、PaPaGO!という名称は、台湾国内のみで使われているブランドで、台湾以外の国で販売(OEMも含む)では、「KingMap」や「MapKing」と言ったブランドが使われている。
 筆者も、米国向けの地図データなどを、KingMapと共にMaction社より入手し、渡米の際には重宝して使っていた。主に、KingMapブランドは、香港で販売されており、香港や中国は勿論のこと、東南アジア各国の地図データも、オプションでダウンロード販売されている
クリックでPaPaGO! V7のFlashムービを表示 そんなKingMap用の日本向けとなる、東京の地図データが、5月に登場しており、筆者も直ぐにダウンロードして、試してみたのだが、筆者の住まいは横浜であるため、一度だけ試用して、そのままになっていた。
 その、KingMap用の東京地図データであるが、先日のinView N-911ユーティリティの話題などでも、コメントとして紹介しているが、実際にダウンロードとインストールを行い、評価を行ってくれているのが、uttii氏のレポートである。実際に、深夜の東京都内を走行しての写真が、多数アップされているので、参考になるだろう。
 また、同様に実際にダウンロードしてインストールし、画面キャプチャを掲載してくれているのが、d-Media SysteminView N-911を、SPAのテスト販売で購入されたsonimap氏のレポートである。
 残念ながら、KingMap用の渡橋地図データは、注記が中国語となっているので、一部の文字が日本語と異なっているのだが、音声アナウンスは英語版も選択可能なので、興味のある方は、試してみると良いだろう。地図データとしては、若干古い感じがするのだが、PaPaGO!の優れたナビ機能は、十分に実感できるので、既に国内で販売されている、日本版のPocket PC用ナビソフトと比べてみるのも、良いだろう。
 その高機能さに、驚かされるのではないかと思う。ちなみに、KingMapをダウンロードし、インストール後、三日間は試用期間として、レジストレーションを行わずに、試用可能だ。また、他の国の地図データも多数登録されているので、この夏休みに海外旅行をする場合、目的の国や都市があれば、予めダウンロードしておき、現地で試用してみるのもよいだろう。
 とは言え、PaPaGO!の日本語版と共に、日本全国の地図データを装備した製品が、日本国内で登場してくれるのが、一番ベストであるのは、言うまでもないのだが。出来れば、inView N-911に装備されている、日本語化されたGPSユーティリティだけではなく、本体のPaPaGO!を日本語化し、装備して欲しいと願うのは、筆者だけではないだろう。

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2005年6月 3日

COMPUTEX TAIPEI MiTACブース

 今年のCOMPUTEX TAIPEIでは、PDAの流れが大きく二つに分かれてきている。一つの流れは、言うまでもなくSmartPhonの流れで、PDAの流れと携帯電話が融合した姿である。もう一つの流れは、MiTAC社が開拓したと言っても過言ではない、PDAへGPS受信機を内蔵し、文字通りのPDA-GPSデバイスとし、カーナビゲーション分野市場向けデバイスだ。
 MiTAC社は、PDA-GPS製品のヨーロッパでの市場だけで、世界シェアの第二位にまで販売を伸ばしている。これは、OEM./ODM製品も含めての出荷数であるが、それだけカーナビゲーションの市場が、ヨーロッパにはあったということだろう。日本においては、カーナビゲーション専用機の存在が大きく、また米国ではカーナビのニーズそのものが小さいため、ヨーロッパほどPDA-GPS市場が開花していないようだ。
 そんなMiTAC社のOEM/ODM専用機が、MiTAC社のブースに展示されていたので、紹介しておこう。OEM/ODM専用機のコードネームは「OSCAR」で、名称はOEM/ODM先によって変わることになるし、デザインも変更されることになる。

Oscar_150
MiTAC OSCAR 150

 「OSCAR 150」は、MiTACブランドでは製品に該当するモデルが見あたらず、新製品になるようだ。スペックとしては、プロセッサがPXA- 270/312MHz、GPSエンジンにSiRF Star III、OSにWindows Mobile 5、Bluetooth 1.2内蔵、内蔵電池交換式となっている。

Oscar_100A
MiTAC OSCAR 100A

 「OSCAR 100A」は、Mio 268、269のOEM/ODMモデルに相当し、HDD無しの「OSCAR 100」と、2.5GBのHDDを内蔵している、「OSCAR 100A」となる。CPUはPXA-255/300MHzで、OSはWindows CEとなり、ナビとMP3専用マシンだ。

Oscar_88
MiTAC OSCAR 88

 「OSCAR 88」は、既に発表されている「Mio 169のOEM/ODMバージョンであり、スペックもデザインも、全く同じである。CPUはPXA-255/400MHz、OSはWindows Mobile 2003 SE、GPSエンジンは、SiRF Star III、RAM64MB、ROM32MBと現行の「Mio 168RS」から、GPSエンジンのみを変更したモデルだ。
 ランドスケープ表示がデフォルトであるが、無論ポートレート表示にも変わるが、裏面に装備されているセラミックパッチ型のGPSアンテナは、ランドスケープ表示専用の位置で、ポートレート時には、GPSアンテナ面が、横を向いたままになるのが、すこし気になる。SiRF star IIIが、いくら高感度であるとはいえ、より精度の高い測位を行おうとするならば、GPSアンテナがポートレート表示時には、上側を向くようなギミックが欲しかったところだ。

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2005年3月13日

MioMap日本語版のProtect

 MiTAC Japanからリリースされた「MioMap日本語版」は、Mio 168RSもしくは、Mio 168をWindows Mobile 2003 SE(Second Edition) for Pocket PCへアップグレードしたプラットフォームでないと、動作出来ないとされている。そこで、手持ちのMio 168を含む、数機種のPocket PCへインストールと起動が可能かどうかを試してみた。
 まず、Windows Mobile 2003SEへアップグレードしていない、旧タイプのWindows Mobile 2003版Mio 168であるが、インストール時点で、「環境が違う・・・」という警告メッセージが、表示される。しかし、このメッセージを無視してインストールすることが可能だった。
MioMap_0 MioMap日本語版のインストールは、最後までエラーも表示されずに、Windows Mobile 2003版Mio 168へ完了するのだが、MioMap日本語版の起動を行おうとすると、正常に起動はされずに「環境が違う・・・」の警告メッセージだけが表示され、起動は中断されてしまった。
 次に、Windows Mobile 2003SEが標準である、inView N911へインストールを試みた。inView N911は、Mio 168RSと同じ、GPSポートはCOM2となっているので、アプリケーションのMioMap日本語版から見れば、Mio 168RSとは同等に見えるハズだ。
 MioMap日本語版のインストールは、Windows Mobile 2003版Mio 168と異なり、警告メッセージも表示されずに、何の問題もなくインストールが完了する。しかし、MioMap日本語版を起動してみると、Windows 2003版Mio 168と同じ「環境が違う・・・」の警告メッセージが表示され、起動が中断されてしまった。
 筆者の手元にあるinView N911は、OSであるWindows Mobile 2003SE日本語版が、βバージョンであるため、この影響がMioMap日本語版の起動に出ている可能性も捨てきれない。そこで、もう一台のWindows Mobile 2003SEのPocket PCである、東芝 GENIO e830WMioMap日本語版をインストールしてみることにした。
 GENIO e830WへのMioMap日本語版のインストールは、警告メッセージも出されず、問題なく完了。MioMap日本語版の起動時に、GPSポートのチェックがなされている可能性もあるので、GENIO e830WのCFスロットへは、CF型GPS受信機コメットCFを挿入しておいた。GENIO e830WでのコメットCFのGPSポートはCOM2であり、Mio 168RSの内蔵GPSポートと同一であるから、inView N911と同様にMioMap日本語版から見れば、Mio 168RSとは同等に見えるハズだ。
 結果は、inView N911と同じで、MioMap日本語版を起動しようとすると、「環境が違う・・・」というメッセージが出力され、MioMap日本語版の起動は中断されてしまった。結果的には(残念ながら)、筆者の場合MioMap日本語版は、Mio 168RS(或いは、Mio 168をWindows Mobile 2003SEへアップグレードしたハードウェア)以外では、起動できないという結果だった。

Mio 168(2003版):インストール=△、起動=×
inView N911:インストール=○、起動=×
GENIO e830W:インストール=○、起動=×
Mio 168RS(同等):インストール=○、起動=○

 結果としては、MioMap日本語版のインストール時点でプロテクト・チェックされているのは、OSがWindows Mobile 2003SEかどうかという点だけであり、ハードウェアベンダーのプロテクト・チェックはされていない。
 しかし、起動時のプロテクト・チェックには、OSがWindows Mobile 2003SEであるという点と、ハードウェアベンダーがMiTACであるという点のプロテクト・チェックもされ、どちらかが異なる場合には、MioMap日本語版の起動は中断されてしまうという結果だった。

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2005年3月 2日

Mio 168のUpgrade

 MioMapのユーザアップグレードを完了した筆者のMio 168が、やっと本日の午前中にMiTAC Japanより宅配便で届いた。内容は、Windows Mobile 2003 SE for Pocket PCへアップグレードされたMio 168(RS同等)と、MioMap 1.0Jのインストール用CD-R、及びそのクイックガイドの印刷物だ。
 早々に、Mio 168RS同等にはなった(はずの)Mio 168の電源を入れてみる。おなじみのイニシャライズ処理の後に、無事にOSが起動した(ように思えた)。一応、動作チェックをしてみるために、設定ツールなどを確認してみる。システム情報では、ちゃんとWindows Mobile 2003 SE(Second Edition) for Pocket PCへアップデートされていることが確認できた。
Mio168UP_0 Windows Mobile 2003 SE for Pocket PCの最大の特徴である、ランドスケープ切り替えも、問題なく出来たので、アップデートは問題なく行われたようだ。続いて、プログラムに何か追加されているのかどうかを確認してみる。なんと、ここで問題発見。標準搭載されているMSN Messengerと、MP3 Playerのアイコンが正しく表示されていないのだ。
 OS起動時に上手く初期化がされていないのかもしれないと思い、再度初期化してみたが、結果は同じ状態だった。試しに起動を行ってみるが、MSN Messengerは、全く反応しない。何度かタップしてみると、アイコンが消えてしまい、ハングアップした。
 もう一度初期化してみても、アイコンは正常表示されない。MP3 Playerの方も起動してみると、こちらは起動しかけたところでハングアップ。リセットしか受け付けてくれない。どうやら、この二つのアプリケーションの、ROMへの書き込みが正常にされていないようだ。

Mio168UP_1

 何のためにMio 168本体を返送してアップデートしてもらっているのか、全く意味がない。アップデート後のROMチェックや、正常に起動しアプリケーションもちゃんと使えるなどの、システムチェックを全くしていないのだろうか。こんなことであれば、バージョンアップ用のファイルを、ダウンロードできるようにしておいてくれた方が、輸送費もかからない。
 或いは、CD-ROMへバージョンアップ用のファイルを収録して、MioMapのCD-ROMと合わせて送ってくれた方が、確実なアップグレードが出来たのではないかと思う。

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2005年2月22日

MioMap V1.0J 日本語版発売

 MiTAC Japanから、Mio 168ユーザ待望の、「MioMapパーソナルナビ」がついに発売となった。MioMapパーソナルナビは、海外で販売されるMio 168に添付されている、音声ガイド機能を持ったナビゲーション用ソフトウェアの日本語版であるが、海外のMioMapが他社ソフトウェアのOEM版であるのに対して、MioMapパーソナルナビはMiTAC Japanのオリジナルとなるのが大きな特徴だ。
 従って、海外で発売されているMioMapとの地図データ互換性は無いが、日本特有の住所検索機能などを装備し、日本で使いやすいように、全く新規に開発された初のMioMapとなるのも特徴だ。MioMapパーソナルナビは、同時に発表となったMio 168RS専用ソフトウェアであり、単独販売は行われない。
 しかし、既存のMio 168ユーザに対しては、有償アップグレードサービスが行われるので、既にMio 168を所有しているユーザは、この有償アップグレードサービスを受けることで、Mio 168RS同様に、MioMapパーソナルナビを使用することが可能だ。有償アップグレードサービスは、既存のMio 168のOSアップデートを含んでおり、これによりMio 168のOSは、Windows Mobile 2003 for Pocket PCから、Mio 168RSと同じ、Windows Mobile 2003 SE for Pocket PCとなる。
 MioMapパーソナルナビへの有償アップグレードサービスは、20,952円(税込:22,000円、期間限定とのこと)で、OSの書き換えはMiTAC JapanへMio 168を送る必要がある。MioMapパーソナルナビは、CD-ROMによって提供されるが、既存のMio 168では動作せず、Mio 168RSか、有償アップグレードを行い、Windows Mobile 2003 SEとなったMio 168でしか動作しない。
 無論、Mio 168RS(或いはアップグレードされたMio 168)以外の、他社製Windows Mobile 2003 SEを搭載したPocket PCでも動作はしないし、MioMapパーソナルナビが、Mio 168RSの専用ソフトウェアなので、他社製Pocket PCのユーザには、もちろん販売されない。
 新発売 となるMio 168RS予約販売も開始されており、こちらは69.800円(税別)となっているが、事前情報のとおり1GBのSDメモリカードが同梱されている上、このSDメモリカードにはMioMapパーソナルナビ用の地図データが、予めプリインストールされているので、Mio 168RSを購入したユーザは、スイッチオンでMioMapパーソナルナビが即使用可能となる。
 ちなみに、有償アップグレードサービスでは、1GBのSDメモリカードは提供されないため、日本全国の地図データを収録する場合は、別途1GBのSDメモリカードを購入する必要がある。しかし、関東エリアのみなどの部分的な地図データの使用であれば、512MBのSDメモリカードや、256MBのSDメモリカードを使用することも可能だ。

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2005年2月11日

DigiWalker Mio 168RS

 なかなか詳細の発表されない、MiTAC社のMioMap日本版と、それをバンドルしたMio 168RSだが、とあるところで偶然、Mio 168RSのカタログを見る機会があった。カタログそのものは入手できなかったのだが、常に持ち歩いているメモ用デジカメのカシオEX-S20で、カタログを撮影できたので、ご紹介しておこう。

168RS_Cat1

 カタログは変形サイズの六つ折で、DMサイズだったが、現行機種であるMio 168も同じサイズのカタログだ。カタログのキャッチには、「Mobile Navigation System」と、大きくナビ機能を謳っているのが、現行カタログとの大きな違いだ。加えて「パーソナルナビMioMap」とMioMapのバンドルが大きく謳われている。

168RS_cat2

 詳細な説明の多くは、MioMap日本版の説明に費やされているのだが、気になった点は、現行Mio 168でバンドルされている、昭文社の「Super Mapple Digital for Mio」も継続されて、バンドルされることだ。恐らく、MioMap日本版で使用されている、ゼンリンの全国道路地図が、ナビゲーション専用の地図であるということから、詳細情報や、POIなどを、Pocket Mapple Digitalで補うのが目的なのかと想像する。

クリックで拡大

 Mio 168RS本体ハードウェアのスペックは、OSがWindows Mobile 2003 for Pocket PCから、Windows Mobile 2003 SE(Second Edition) for Pocket PCへ変更されている以外、現行のMio 168と全く同等である。ただ、装備品が、一部変更、及び追加されている様で、現行のMio 168で不評の2.5mmφのイヤフォンジャックに配慮し、25.mmφから3.5mmφへの変換コネクタアダプタが新規に同梱されるようだ。
 また、写真では小さくて詳細は不明だが、車載用のスタンドも現行のモデルから、新モデルへと変更される模様だ。バンドルCD-ROMは、現行モデルに加えて、MioMap Ver.1.0Jが追加されているのは、言うまでもない。更に、新オプションとして、拡張バッテリが掲載されている。これは、Mio 168RSの底部にあるコネクタへ装着可能なバッテリのようで、構造上、現行のMio 168でも使えるのは間違いないだろう。
 気になる価格だが、聞いた話では定価はなくオープンプライスで、実売価格として69,800円(税別)らしい。現行標準構成のMio 168の実売価格が、39,800円(税別)なので、MioMap Ver.1.0Jの価格は30,000円相当となるのかと思ったら、なんとカタログには記載されていないが、「1GBのSDメモリカードが同梱されているようだ」とのこと。
 これは、MioMap日本版を用いるには、Mio 168RSの内蔵RAMだけで地図データを収録できないため、実際にMioMap日本版を稼動させることが出来ない。完全なナビゲーションパッケージとしてMio 168RSを、商品化した意図からすれば、うなづけるSDメモリカードの同梱である。
 1GBのSDメモリカードの実売価格は、現在安価になりつつあるとは言え、8千円前後である。それを考慮すると、MioMap日本版の価格は、実質的には22,000円程度となるわけだが、既存のMio 168ユーザへのMioMap日本版の販売は、2万円台という話であるが、OSのアップグレードが必須となっており、これの費用などがどうなるのかは、現時点では不明だ。また、既存ユーザに対しても、1GBのSDメモリカードが提供されるのかどうかも不明であり、今後のMiTAC社の発表が待たれるところである。

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2005年1月 9日

GrandMap Navi β3の変更点

 昨年末にリリースされた、マップネット社グランマップ・ナビβ3は、十分に実用に耐えると思われる実用度に達したと言って良いだろう。特に、β1やβ2で指摘されていたメニューの使いにくさが改良された点や、ナビゲーション時にハングアップしたりすることも無くなったのは、高く評価できる点だ。
 根本的な改良は、製品化された後のバージョン2に期待するとして、既に紹介しているβ1から、メニューや動作モードの改良点等を、簡単にレポートしておくことにする。まず、起動時に表示されるメインメニューでは、従来あった「ツール」が無くなり、新たに「出発地」という項目に置き換えられた。これは、「目的地」に対応したアイテムで、現在の場所を登録することで、地図表示を、その登録地点で表示できるため、自宅を登録しておくとよいだろう。

GMN_B3_1

 とはいえ、登録地点を複数管理する機能がないのは残念であり、できれば「パーソナルPOI」登録という形にして、複数の個人用POIが登録可能になれば、更に使いやすくなる。ホームポジションとしては、自宅を登録したり、予め旅行先の複数の目的地なども、登録を可能として、データベース化できれるようになるのが好ましい。
 「ツール」にあった「GPS情報」は、「ヘルプ」の項目に移され、また音声ガイドのオン・オフがメインメニューの「言語切り替え」ボタンの脇に装備された。これは、グランマップ・ナビがPocket PCの全画面モードで動作するため、Pocket PCの上部ステータスラインの音量切り替えが使用できないための配慮だ。
 しかし、これはあまり意味のあるボタンであるとは思えない。なぜならば、Pocket PCに装備されている、アプリケーションボタンを、故意に押したり誤ってボイスレコード(Mio 168の場合、誤って押すことが多々ある)ボタンを押すと、対応アプリが起動してしまう。その起動されたアプリケーションを閉じた場合でも、グランマップ・ナビの画面に戻しても、上下のステータスは非表示にならないのだ。
 更に、この場合グランマップ・ナビの言語切り替えボタンと音声ガイドオン・オフボタン、それと停止用の「×」ボタンが非表示となってしまい、上部に表示されているメニューボタンを押して、もう一度メインメニューへ戻らない限り、ボタン表示がされないし、上下のステータスラインが消えない。
 Pocket PCでは、他のアプリとの切り替えは、必要不可欠な機能であり、グランマップ・ナビ専用とすることもあるだろうが、他のアプリケーションとの切り替えがスムーズに行えるのは、当たり前のことなので、他のアプリケーションとの共存も踏まえた画面設計にして欲しいと思う。

GMN_B3_2

 地図表示モードでは、従来のノースアップ固定に加えて、地図を自由な方向に回転させて表示することが可能になった(一番左に装備された回転ボタンによって行う)。加えて、表示地図のスケール表示も実装されたので、縮尺が判りやすくなっている(右上のコンパスの下へ表示される)。加えて、2Dと3Dの切り替えは、筆者の提案したトグル動作に切り替わっている。
 ナビゲーション・モードでは、ナビの中止でメインメニューに戻ってしまうことが無くなり、地図表示モードへ戻る仕様に変更されたので、再びナビを開始する場合も、容易に行えるように改良された。出来れば、ナビモードも、ヘディングアップ表示だけではなく、ノースアップや、目的地への直線方向固定などの、地図表示固定モードがあれば、徒歩によるナビを行う場合、使いやすくなると思われる。
 また、既にレポートしているが、Windows Mobile 2003 SEで実装された、ランドスケープ表示も、ボタン表示以外は問題なく動作できているので、ぜひともPocket PC 2003SEのランドスケープ表示への正式対応も、製品版では実現して欲しいところだ。加えて、GPS受信機の通信ポートを、ユーザが自由に設定可能なように、メニューから変更可能にして頂き、Mio 168以外のPocket PC 2003SEでも、誰でもが使えるようにした方が良いと思われる。
 いずれにしても、β1から比べると、完成度は著しく向上しているので、後はより多く実際のユーザの声などを反映し、更なる進化をユーザの声と共に進めていけばよいのではないだろうか。

追記:マップネット社よりコメントを頂いたので、掲載する。

いつもお世話になっております。
HP拝見いたしました。
1点気がついたことですが、方向固定の方法ですがメニューの設定の「地図機能」「地図進行方向回転」にあるチェック記号を外して下さい。
進行方向の回転が止められます。
方向は、地図表示後の回転アイコンを使って固定したい任意の方向をセットして下さい。
これで、地図が回転しない機能が実現できます。

と言うことで、設定を行うことで、ヘディングアップを停止し、固定したマップ表示を行えるので、レポート中にある指摘を訂正させていただく。ただし、目的地への直線方向固定は、出来れば地図回転によってではなく、自動で行える方が好ましいので、メジャーバージョンアップの際にでも、機能追加して欲しい点は、変わらない。

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2004年12月31日

KRUSELLのMio 168用ケース

 今年も、あと数時間あまりで終わろうとしているが、本年最後のガジェットのレポートをお届けする。今年、筆者にとって最も魅力的だったガジェットといえば、間違いなくMiTAC社のGPSを内蔵した、究極のPDA-GPSを実現してくれた、「DigiWalker Mio 168」である。Mio 168は、PDA-GPSであると共に、基本となるPocket PCの機能を持っているので、日常的に使用するPDAとしても十分に活躍してくれた。
 しかし、Mio 168の内蔵するGPSを本格的に活用するならば、やはりPDAだけではなく車載や、バイク、自転車などに装着をして、カーナビとしても活用するのが王道だろう。そうなった場合を想定して、Mio 168に同梱されている、車載装着キットを活用するのも良いが、PDAとして使う場合には、同梱されてくるチープな偽皮(ビニール)仕様のケースは、正直なところ筆者は使いたくない。
krusell_1 何より、この添付のケースへMio 168を入れて使用すると、GPSを使いたい時や、車載を行いたい時に、ケースからMio 168を出さなければならないのは、非常に不便である。そこで、筆者はこれらの欠点を無くし、更に偽皮ではない高級感のある本皮製でしっかりと作られたケースを探してみた。
 そして見つけたのが、北欧スウェーデンに本社を構える「KRUSELL社」製のMio 168用ケースだ。幸い、日本にも支社があるのだが、残念なことに日本では、もっぱらiPod用のケースがメインであり、Mio 168用の在庫が無く、本国から取り寄せていただいた。Mio 168は、ヨーロッパで絶大な人気を誇っているので、ヨーロッパ各国では、標準在庫品らしい。

krusell_2

 そのKRUSELL社製、Mio 168用ケースが、やっと筆者の手元に届いた。今回は、あわせてバイク・自転車への装着キットと、車載取り付け用キットも一緒に入手してみたので、それらも含めてレポートをしよう。まず、ケース本体は、上質のなめし革が使われており、持った瞬間のしっとりとした感触がなんとも言えないほど良い。この革の質感は、偽皮のビニールでは、絶対に味わう事が出来ない感触だ。

krusell_3

 ケースの仕上げや縫製もしかりしていて、おまけのケースとは雲泥の差である。Mio 168のボタンや、フォーンジャック、リセット・ホールもしっかりと寸分の違いもなく、穴があけられている。背面にある、メイン電源スイッチの穴までも正確ににあけられているのは、驚くばかりで、思わず「にやり」としてしまうほどだ。

krusell_4

 よく考えられているのは、Mio 168のGPSアンテナを、ケースから本体を抜き取ることなく、引き起こすことが可能になっている点だ。革がまだ新しく硬いのだが、使い込んで柔らかくなれば、簡単にアンテナを引き起こすことが可能になるだろう。液晶を覆うカバー側には、クレジットカードや、SDカードなどをしまうポケットが設けられており、その分カバーが厚くなった場合、通常の位置のホックではなく、厚くてもホックがとまる様に、受け側のホックが2個装備されているなど、実に細かい点まで作りこまれているのが嬉しい。

krusell_5

 ケース裏面には、KRUSELL社が「Multidapt」と呼ぶ、アダプタが装備されており、この部分に通常はベルトクリップを装着したり、或いはネックストラップを装着したりする。そして、このMultidaptアダプタへ、バイク・自転車用のBikeHolderアダプタや、車載用のCarHolderアダプタを装着することで、KRUSELLのケースへMio 168を装着したままで、車載やバイク・自転車へマウントすることが可能になる、優れモノなのだ。

krusell_6

 バイク・自転車用のアダプタは、バイクや自転車のハンドルへ、強化プラスチック製の取り付けアダプタを取り付け、角度も見やすい角度へ調整可能になっており、ネジ止めすることで、しっかりと固定される。ケースの脱着は、容易に行えるが、不用意に外れてしまうということは無い、確実に装着が可能な仕組みにも感心する。
 このMultidaptアダプタは、KRUSELL社の製品であれば、共通して使用することが可能なので、Mio 168用ケースだけでなく、携帯電話や他のPDA、iPodなどのMP3プレーヤを使用する場合でも、問題なく共有することが出来るのも嬉しい仕様だ。筆者としては、すっかりKRUSELL製ケースに惚れ込んでしまったので、製品ラインナップには無いのだが、inView N911用のケースも、是非製品化して欲しいと思う次第だ。 

krusell_7

 車載アダプタは、接着テープによる固定となるのだが、しっかりと固定したい場合には、付属するタッピングビスで、車のダッシュボードへ固定することも可能だ。Mio 168標準で付属してくる蛇腹ステーは、車の揺れに応じて、画面が揺れてしまい、見づらくなることも多いのだが、このKRUSELL製車載アダプタでは、車が揺れても蛇腹ステーのように揺れることがないので安心だ。
 偽皮のビニール製ケースは、使い込むほどに痛み、みすぼらしくなって行くが、本革製のケースは、まったく逆に使い込むほどに、味のある良い風格が出てくる。PDAを初めとするガジェットを愛する者であれば、やはりそれを保護して、引き立ててくれるケースにも凝りたいモノだが、そのケースが機能的でなければいけない。そんな、わがままな要望を、十分に満たしてくれるのが、KRUSELL社製のケースだと言える。
 言うまでも無く、このKRUSELL社製のケースは、筆者の本年最後となる「Good Job!」だ。

■ KRUSELL社:http://www.krusell.se/
■ クルーセル社:http://krusell.jp/

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2004年12月14日

GrandMap Navi β3?

 本日、マップネット社よりグランマップ・ナビのβテスター向けに、メールが届いた。現在、筆者も含めたグランマップ・ナビのβテスターが評価しているβ2における、ルート検索の不具合に関する、技術的なコメントが記載されており、これを解決するという案内だ。
 この、ルート検索アルゴリズムに関する記述は、筆者のβ1における「ナスカの滑走路」表示現象から、筆者なりに予想していた、グランマップ・ナビのルート検索アルゴリズムとは、正直ちょっと異なっていたのだが、「なるほど」と思えるアルゴリズムだった。いずれにしても、不具合が修正されるとのことなので、期待したいところである。
 加えて、筆者を初めとするβテスターから寄せられた、多くの要望事項から、現在のベージョンでも可能な機能追加や、改良などを施したバージョンが、年内にβテスターへ配布されるというアナウンスもされた。これがグランマップ・ナビβ3なのか、或いは製品版のRCなのかは不明だが、次のような追加機能と改良が施されるとのこと。

機能追加も行っております。

(1)地点登録:これは経由点ではありませんが複数の地点を登録でき、検索も出来るようになります。

(2)現在の表示縮尺ゲージを付加。

(3)現在地図の北固定を16方位指定できる。

(4)トップメニューで音のON/OFFが出来る。

(5)出発地の設定を目的地設定から出発地の設定として機能を独立させた。

(6)ナビ実行中にメニューに戻るのを、実行のキャンセルとして機能するようにした。

(7)ゴールした時に、地図が北向きに回転してしまう不具合を解消した。

(8)表示系を見やすく改良した。

 いずれにしても、年内にはこの筆者のBlogでも報告されている、ルーティングの不具合が解消され、上記の改良点が施された、グランマップ・ナビβ3(RC?)がリリースされるのは間違いない。筆者としては、不完全な製品版を急ぐよりも、十分にβテストを実施し、より使いやすい形で製品の完成を目指すという選択をした、マップネット社の決定を支持したい。

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2004年12月 1日

Mio 168がBTGPSに変身

 「CFカンパニー」より、入手したBluetooth SDIO Connection Kitだが、筆者のパルディオ633Sとのペアによる、インターネットアクセスだけが、目的ではなかったので、本来の目的をご紹介しておこう。
 筆者は、Bluetooth GPS受信機を所有しており、国内外への出張の際には、必ずノートパソコンと一緒に持参している。加えて、Pocket PCのMio 168ももちろん持参し、PDA本来の使い方はもちろんのこと、ハンディGPS受信機としても活用してる。
 しかし、GPS受信機を2台も持参するのは、正直言って無駄な事が多い。少しでも荷物が少ないほうが好ましいのは、海外でも国内でも出張の際には当然である。Socket(EMTAC)のBluetooth GPS受信機は、小型軽量であるため、それほど荷物になることはないのだが、鞄のスペースは限られているので、無いにこしたことはない。

Mio168_BT-GPS.jpg

 そこで、Mio 168によるBluetooth環境が実現したのを機会に、前々より考えていた実験をしてみた。これは、Mio 168Bluetooth SDIO Connection Kitを、Bluetooth GPS 受信機に変身させてしまうというシステムだ。実験は、見事に成功し、ノートパソコンは、Mio 168の受信したGPSデータを、あたかもBluetooth GPS受信機からのデータとして処理してくれた。これにより、出張時にはMio 168だけを持ち歩けば、Bluetooth受信機の代わりにも使えるようになった。
 詳細は、今月下旬に発刊される「Mobile PRESS 2005年冬号」の、筆者による連載(最後だが)「清水 隆夫のモバイルGPS PRESS」にて、詳しく解説しているので、興味のある方は是非参考にして欲しい。しかし、Mio 168へBluetoothが標準装備されていないのは、本当に残念である。今後のPDAには、Bluetooth内蔵は不可欠な装備だと筆者は強く訴えたい。

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2004年11月26日

GrandMap Navi β2

 本日、マップネット社よりグランマップ・ナビβ2を入手した。早速に秋葉原まで試してみたが、バグはつぶされており問題なく使用可能だった。また、高速道路のルート検索なども、正常に機能しており、大方のバグはつぶされたようだ。既に、全国のβテスターへは、今回のβ2が発送されているとのことで、本Blogにも手にされた方からのコメントも頂いている。
 マップネット社によると、なんとか年内発売を目指し、この後改良を加えたβ3がリリースされる予定とのこと。今回のβ2でのバグ出しは、製品版へフィードバックとなり、改良版のβ3と共に製品版に期待したいところだ。また、地図データに関しては、住友電工より、新しいデータを入手したとのことで、製品版ではこれに切り替えられる予定だという。
 β2に関しては、画面デザインや地図データなどに変更が無いため、詳しい評価レポートなどを行う予定はないが、全国のβテスターの方々のレポートなどあれば、本Blogへコメントを頂くか、マップネット社へレポートのフィードバックをお願いしたい。

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2004年11月22日

Mio Users ポータル

 究極のPDA-GPSマシンMio 168の製造元「MiTAC JAPAN」が運営する、「Mio DigiWalker Japan」(http://www.mio-dw.jp/)のサイトが、先週11月19日よりリニューアルすると共に、新しいドメインに移行(http://www.mio-tech.jp/)した。
MioコミュニティBBS 従来から運用されていたMio Community BBSも、大幅に機能強化されて、新たにMioシリーズ機種別コミュニティBBS(サポートBBS兼用)「Mio Users ポータル」として生まれ変わり、フリーウェアのポータルサイト構築ソフトXOOPS(ズーブス)を採用したので、大変に使いやすくなった。新たに、サポート・オペレータと直接やり取りできるようになり、サポート面が強化されているのも嬉しい。筆者も可能な限り、参加してコメントをしたいと思っているので、興味がある方は是非とも覗いてみて欲しい。

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2004年11月17日

MapNet社へ取材

 本日、グランマップ・ナビの開発元である、株式会社マップネットへ取材に出かけてきた。場所は、JR新日本橋駅から徒歩3~4分と便利なところだ。社長のPDA-GPSによる熱い思いを語って頂くとともに、筆者の評価レポートも参考にされて、グランマップ・ナビの完成に全力を注ぐとのことで、来週早々にもリリースされる予定の、グランマップ・ナビβ2にも期待したい。
 詳しい取材のレポートは、来月発刊予定の、技術評論社刊「Mobile PRESS」冬号の筆者連載記事へ掲載するので、興味のある方は購読頂きたい。また、筆者の個人的な希望として、Mio 168だけではなく、他社のPocket PCへの対応もお願いをしたところ、「検討して善処したい」とのこと。現在のMio 168でのβテストが終了し、完成版となった後ということになろうが、他社のPocket PCでも是非グランマップ・ナビを稼動させてもらいたいものだ。
 なお、マップネット社では、グランマップ・ナビのβテスターの方々からのフィードバックを頂きたいとの事。β版なので、不具合はもちろんのこと、欲しい機能なども含めてマップネット社の担当者までレポートして欲しい。筆者もβテスターの一人として、必要であれば、非公開のソーシャルネットワークなどを利用し、グランマップ・ナビβテスターだけのフォーラムを作ることも可能なので、要望があれば筆者までご意見としてメールを頂くか、このBlogへコメントいただければ幸いである。

 マップネット社の取材を終え、JR神田駅まで歩き、そこから秋葉原へ一駅乗車。小物パーツやサプライ用品を仕入れてきた。

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2004年11月11日

Mio 168と633SでBTデータ通信

 先日、「CFカンパニー」より入手した、SocketBluetooth SDIO Connection Kitを、筆者の所有するMio 168と、NTTドコモのパルディオ633Sで使用してみたので、レポートしておく。

BT_SD_633S.jpg
Paldio 633SとMio 168、Socket Bluetooth SDIOカードでの通信

  Bluetooth SDIO Connection Kitのドライバをインストールした後、Bluetooth SDIOカードを装着すると、ディスプレイ下のタスクバーへBluetoothアイコンが表示されるので、これをタップすると、メニューが表示される。アイコンがブルーで表示されている場合は、Bluetooth SDIOカードへ電源が供給されており、灰色で表示されている場合は、電源がオフすなわちBluetoothは機能停止している。
 メニューの「接続」を選択することで、ペアリングする携帯電話やPHSとのセットアップが可能になるが、この時点でBluetooth SDIOカードへの電源がオンになっていないと、「接続」はグレー表示となっており、タップすることが出来ないため、予め「送信機をオンにします」をタップし、Bluetoothアイコンがブルーに表示されている必要がある。
BT_SD_01.jpg  メニューから、「接続」をタップすると、接続ウィザードが起動し、接続可能なBluetoothを装備した携帯電話や、PHSが表示される。日本のキャリア向け機種では、au/SONYの「C413S」と、NTTドコモ/シャープの「Paldio 633S」が表示され、後はノキアなど海外の機種が表示される。最新機種は表示されないが、「<この一覧にはありません>」を選択すれば、他の機種でも接続は可能だと思われる。
BT_SD_02.jpg ペアリングは、携帯電話やPHSの設定によって変わるが、基本的にはPINコードの設定や、認証設定、暗号化設定などを、同じにしておけば問題なくペアリングが可能だ。最近では、Bluetooth機器が多くなってきたので、認証設定を行っておいた方が、セキュリティ面では安全だろう。

BT_SD_03.jpg また、一度ペアリングしておけば、認証不要にすることが可能な設定も、携帯電話やPHSによっては可能なので、手持ちの携帯電話やPHSで、使いやすいようにペアリング設定を行い、セキュリティに注意すべきだ。
 筆者の場合、国内ではPaldio 633Sでしか、ダイヤルアップの接続を行わないが、海外へ出張した場合には、ノキアの6820を使用することになるので、これら二つのBluetooth電話として、接続設定を二つ行った。無論、Nokia 6820の場合には、GPRSによる接続での使用となるが、この2台によって、韓国以外の全世界でダイヤルアップ接続が可能となる。
BT_SD_04.jpg 633Sではなく、auのグローバルパスポートが可能なBluetooth内蔵機種があれば、日本と韓国はグローバルパスポート機種で、データ通信行い、その他の国ではノキア6820のGPRSでダイヤルアップを行うことが可能なのだが、まだまだauもBluetooth対応機種が少ない上、通話料金やデータ通信の費用が、海外ローミングを行った場合、高価なのも問題だ。
 筆者の場合、海外へ頻繁に出張をする場合もあれば、そうでない場合もある。基本的に、ノキア6820の使用は、プリペイドSIMを現地で購入しての使用となり、頻繁に出張する場合は、そのSIMカードにチャージを追加して使用することで、電話番号はプリペイドでも変わらない為、現地での通話や、緊急時の日本からの通話にも不便は無い。
 月に何度も、色々な国へ出張するビジネスマンであれば、グローバルパスポートが便利であるし、通信費用も会社負担なので、まったく問題はない。しかし、個人の場合は、ローミングの通信費用は、経費としてバカにならないし、特にデータ通信の場合では、電話番号に拘る必要も無いため、渡航先の国々のプリペイドSIMを購入した方が、費用面でも効率がよいと思う。
 もっとも、日本国内においても、複数の携帯電話を所持し、合わせてPHSなどのデータ通信カードも所有している、ヘビーなユーザも居るが、毎月の基本料金や通信料金を合計すると、もの凄い通信経費になるのではないかと、人事ながら思ってしまう。
 ソフトバンクを始めとする数社が、新たに国内携帯電話市場へ参入する意思表示をしているが、すべて3Gを想定したCDMAでの参入らしい。新たに国内へ参入するなら、当然ながら新しいインフラを導入するということなのだろうが、考え方や見方を変えてGSM/GPRSで参入をしてみたら、面白いと思う。
 GSM/GPRSで参入することで、安価でワールドワイドで使用可能な、魅力的な端末が使用可能になるし、海外から日本へやってくる出張者や観光客の、殆どの国の携帯電話は、そのままローミングにより日本で使用可能になるという、メリットも生まれると思うのだが。 

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2004年11月 6日

GrandMap Navi Routing編(2)

 マップネット社Mio 168専用ナビゲーションソフトウェア「グランマップ・ナビ」、そのルーティング機能の評価、及び要望事項などを述べる。まず、前回述べた様に、ルーティング機能に経由地点が指定できるようにして欲しい。
 この機能の追加は、専用カーナビ装置ではVICSにより、ある程度リアルタイムで、交通渋滞や道路工事などの交通規制を回避することが可能だが、PDAではVICSから情報を得ることが、制度上出来ないし、ATISもパソコンやPDAのサービスから、携帯電話へてシフトしている。
 したがって、PDAでのナビによって、自動化によるリルート処理を行うよりは、マニュアルで事前にこれらを回避する為には、経由地点を設定する必要があるわけだ。また、地元の抜け道などを利用する場合にも、経由地点の設定は不可欠だろうし、長距離ドライブであれば、レストポイントとしても経由地点を設定できないと困る。
 また、現在のβ1では、実際にGPSによってナビゲーションを行った場合、GPSデータの保存機能が無いが、これも是非とも追加して欲しい。音声ガイドファイルには、GPSデータを保存するといったアナウンスもあるので、機能追加の計画はあるようだが、早期の実装をお願いしたい。加えて、ホームポジションを含んだ、ユーザのPOI保存機能も、不可欠だろう。
 これも、POI用と思われるピンのアイコンが、複数収録されているので、今後実装を行う予定なのだと想像する。同時に、ルート検索データも、保存が可能になっていると良いだろう。現在のβ1では、いきなりテスト走行や、実走行の実行で、ルート検索が行われるが、単独でルート検索が行えて、検索条件を変更し、複数のルートを地図上へ表示させ、これをユーザがどのルートを使用するか、選べるようになっていれば、使いやすくなると思う。
 また、可能であれば、POIデータやルートデータを、汎用のCSVファイルなどでエクスポートが可能であれば、母艦のパソコン上で、他の電子地図ソフトへインポートし、データ管理なども可能になるので、更に良い。また、市販の電子地図ソフトでも、POIなどのポイントデータを、CSVファイルでエクスポート可能なソフトも多いので、これがインポート可能になっていると、より便利に使用可能だ。

クリックで拡大

 さて、グランマップ・ナビβ1の不具合点をいくつか示しておく。当然、現在のβ1は、バグ出しという意味もあるので、これらのバグは次のβ2で、是非とも修正して欲しい。まず、ソフト本体ではなく、マップデータの不具合点だ。マップデータは、住友電工による電子地図データは、「拡張全国デジタル道路地図データベース」であるが、この作成年度がコピーライトには明示されていない。このマップデータが古いのか、間違っているのか不明だが、現実の道路交通規制と、ノード情報に含まれる、交通規制データ(あるいはノードの接合点)に誤りがある。
 上記の画面キャプチャ上段(左)は、ナビゲーション開始のサブメニューで、「OK」はGPSによるナビ開始となり、「テスト走行」は、ルーティング・シミュレーションだ。今回はルーティング・シミュレーションにて確認したのだが、最初の交差点で、直進をしている(キャプチャ上段の中)。この交差点の拡大した地図が、キャプチャ上段(右)であり、この交差点は左折のみで、直進は出来ない。
 一般的な交差点なのだが、三次元的には一目瞭然で、二次元的にみると、横浜環状二号線の高架道路と、側道、旧道が複雑に交差しているように見える。この部分は、出発ポイントから側道への接合ポイントのノード情報に、左折のみの情報が欠落しているのだ。
 画面下段(左)は、筆者宅より、横浜駅西口を指定し、ルーティングを行い、そのルーティング・シミュレーションを行った時のキャプチャだ。画面右上の地図が描画されていないが、通常はスクロールして描画される。問題は、交差点からのルーティング経路だ。未描画のエリア・エッジを横浜駅に向かって、一直線に描かれている。無論、道路は無い。
 スクロールして、未描画部分が描画された後も、道路の無い部分をルート表示されている(キャプチャ下段の中)。ちなみに、赤の点直線は横浜駅を示している。そして、その赤の点線とルート経路が重なり合い、道無き道を、シミュレーションの矢印は進み続ける。
 何度やっても、この現象は発生するのだが、これは戸部の交差点部分のノードポイントが、ちょうどマップデータのつなぎ目になってしまっており、偶然にも目的地の横浜駅西口のポイントも、データの切れ目に重なってしまった為に発生したと思われるが、ノード属性の欠落があるのかもしれない。いずれにしても、もともとの住友電工の元データか、グランマップ・ナビへのフォーマット変換、あるいはオーサリング時点で欠落したと思われる。
 実際、ロード・ネットワーク・データは、道路のポリラインと、そのポリラインが結合するノードから構成されるのだが、ポリラインに含まれる情報(道路幅、走行方向、制限速度、長さ等)と、そのポリラインがノードで結合される部分は、交通規制(右折、左折、直進等)情報が含まれる。このノードのチェックは、想像以上に手間の掛かる作業で、GISツールを用いて、全てのノードが正しく接続されているかをチェックしなければならない。
 見た目では、ノードが接続されているにも関わらず、論理的には非結合になっている場合、そのノードが開放されてしまい、ルーティングアルゴリズムによっては、今回のような結果になることも予想される。グランマップ・ナビに搭載されているルーティングエンジンの検索速度は、高速な検索なのだが、どうやら実際のポリライン(道路)との、ベリファイチェックが行われていないのではないかと思われる。

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 次の画面キャプチャ上段(左)は、最終的に空中走行をした後、目的地の横浜駅西口へ到着直前のときのもの。実際に、筆者の愛車も、空を飛んでくれれば、渋滞を回避できるのだが。もっとも、そうなればナビは要らない。画面キャプチャ上段(中)は、何故かルート検索を筆者の近所を何度もシュミレーションしていたら、急に地図上へナスカ(NAZCA)の地上絵の様な、複数のポリライン直線(NAZCA滑走路)が表示されるようになった。
 ルーティング・シミュレーションが終了後に、その直線をたどっていくと、交差点に何本もの太さの異なるポリライン直線が、集まっていた(画面キャプチャ上段の右)。また、別のポリライン直線をトレースして行き、隣のエリアへスクロールすると、ポリライン直線が一気に全て消える。しかし、元のエリアへ戻ると、再び複数のポリライン直線が再表示される。
 どうも、筆者の住まいのエリアは、このナスカの滑走路直線が、ルート検索を行うと、自動的に表示されるようになってしまったらしい。これは、ルーティングエンジンのデバッグ用なのか、あるいはノード未処理部分の発見用なのか、バグなのか筆者には判断できない。バグではなく、デバッグ用のフラグがオンになってしまったとするならば、オフにしたいものだ。
 β1という評価バージョンではあるが、オリジナルの状態に戻すには、やはりMMCでの配布ではなく、CD-ROMからのオリジナルコピーが出来るとありがたい。画面キャプチャ下段(左)は、NAZCA滑走路が表示されているが、一応バードビュー表示モードに切り替えてみたところ。
 鳥瞰図というと、やはり道路の幅なども、遠近法を計算して、手前を広くし、遠くを狭くしないと、上部を間引いて表示しただけのように見える。凝っているのは、一応空の状況が、時間帯によって、昼間と夜に切り替わる。鳥瞰図への切り替えは、画面下のアイコンで切り替えるのだが、この機能のためにアイコンを二つ使用する必要はないだろう。アイコンのトグル表示切替にすれば、一つのアイコン表示で済むと思う。
 画面キャプチャ下段(中)は、NAZCA滑走路直線の集中点の例で、地図をこの状態で拡大すると、収束点には必ず交差点(ノード)が存在している。最後に、実際の走行時の画面キャプチャ(下段の右)を示しておく。「-(X)-」のカーソル点が、GPSによって取得された位置データで、矢印アイコンは道路上に表示されている。
 このことから、グランマップ・ナビには、マップマッチング機能が装備されていることがわかるだろう。実際、どの程度の範囲まで、GPSによる位置データと、道路上のポイントが離れていても、マップマッチを行ってくれるのかは、不明であるが、バイクや徒歩などでの使用を想定すると、設定でマップマッチングのオン・オフが可能になっていると、応用範囲が広がるのではないかと思う。
 以上、マップネット社のグランマップ・ナビβ1バージョンを評価してみたレポートである。正直、まだ全体としての完成度は低いが、各基本処理ルーチンは凝った設計になっている。また、メニューのデザインなども良いのだが、問題は、メニューの構造だ。これは、決して使いやすいメニューダイアグラムになっているとは言えない。
 ユーザが、ワンアクションでも少ないタップや操作によって、地図の表示やナビゲーションの開始を行えるのか、またPDA初心者が感性によって容易に操作できるような、メニューダイアグラムに改良すべきだと思うが、いかがだろうか。β2での改良を期待し、β1のレポートを終了する。

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2004年11月 4日

GrandMap Navi Routing編(1)

 国産初のPcoket PC(Mio 168)用、音声ガイド機能を持ったナビゲーションソフト、ネットマップ社のグランマップ・ナビの、いよいよ核心となる機能である、ルーティング(自動経路検索)機能のレポートをする。
 グランマップ・ナビに搭載されているルート検索エンジンは、マップネット社独自開発によるものと聞いているが、日本国内におけるルーティングエンジンでは、多くのカーナビ装置や、EZナビウォークにも搭載されている、ナビタイム・ジャパン社のエンジンが、高い評価を得ている。実際、ナビタイム・ジャパン社では、Pocket PC用のルーティングエンジンも開発しており、それを利用した開発キットなども販売している。
 当初、筆者は、グランマップ・ナビに搭載されているルーティングエンジンは、ナビタイム・ジャパンの開発キットを用いているのかと想像していたが、マップネット社の独自開発ということで、どの程度の完成度なのか大変に興味があった。
 グランマップ・ナビで経路検索を行うには、まずトップメニューの「目的地」から、「(1)住所検索」、「(2)駅検索」のいずれかで、出発地点を選んで、地図表示を行う。地図が表示されたらば、画面上部に表示される「START」アイコンをタップすると、その地点が出発地として登録される。
 次に、再びトップメニューの「目的地」より同じ操作を繰り返し、地図が表示された段階で「GOAL」アイコンをタップすれば、そこが目的地に設定される。設定が可能なのは、出発地点と目的地点の二箇所のみで、経由地点の設定は出来ない。これは、仕様としては、非常に融通が利かないので、是非とも複数の経由地点設定が可能にして欲しい。理由は後述する。

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スタート地点は赤いフラグで、GOAL地点は黒いフラグ

 今回は、出発地点に筆者宅(神奈川県、横浜市、港南区、日野、3、8、を「住所検索」より設定)を選び、目的地として、秋葉原駅電気街口を「駅検索」より選択してみた。結果としては、理由は不明だが、何故か経路検索に失敗してしまった。何度か、試してみたのだが、結果は同じだった。
 マニュアル(ヘルプ)には、出発地点と目的地点を道路上にしろと書いてあったのだが、目的地のランドマークとして駅を選ぶケースは多く、最寄の道路までのルーティングを行うのは、それ程難しくはないだろう。とりあえず、目的地を、同じ駅探索より、秋葉原駅昭和通りを選んで見た。

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同じ秋葉原駅でも、出口によって検索が失敗する(左)

 すると、今度は問題なく筆者宅より、秋葉原駅までのルート検索が完了する。このルート検索を行うには、出発地と目的地を設定の後、地図が表示されている画面上部に表示される「NAVI」アイコンをタップし、サブメニューから「テスト走行」を選ぶと、シュミレーションモードを前提とした、ルーティングが行われる。

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何故か、途中からノースアップ表示に切り替わってしまった(右)

 ルーティングが完了すると、検索された道路は、黄色に色が変わり、赤い矢印アイコンの表示と共に、地図画面は自動的にノースアップ表示から、ヘディングアップモードに移行し、走行走行シュミレーションを開始する。地図表示の制限が、このモードでもリミッタが効いてしまい、全体のルートを、地図上で確認することはできないので、ルートが正しいのかどうかを、目視で確認できないのは、辛い仕様だ。

GMN_R04.jpg

 地図上の表示によるルート全体を、ビジュアルに見ることは出来ないが、トップメニューの「ルート」から、「(1)ルート概略リスト」か「「(2)ルート詳細リスト」を選ぶことにより、通過するポイントの注記(地名)での確認は可能だ。これは、ルート検索に用いられる、ロード・ネットワーク・データのノード情報の注記を、そのまま表示しているものと思われる。
 無いよりはマシであるが、やはり地図上での走行ルート全体の表示があれば、一目瞭然である。是非とも、広域表示リミッタの削除を行い、改善して欲しい部分だ。ルート検索に関しては、速度的には早いという印象である。
 しかし、ルート検索に失敗したり、検索パラメータの変更を行っても、何故か一般道路のみを選択して、高速道路を使用したルート表示が行えないという結果が、今回の筆者宅から秋葉原までのルーティング検索で、発生している。まだ、荒削りの感じがするルーティングエンジンではあるが、複数経由地点の設定や、検索オプションに「高速道路」使用を加えるなどすれば、ルーティング精度向上のチューニングに繋がると思う。

<<続く>>

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2004年11月 3日

GrandMap Navi Map Data編(2)

 マップネット社から11月1日より、発売が開始されたMio 168専用音声ガイド付きナビゲーションソフト「グランマップ・ナビ」の詳細レポートを、今日もお届けする。前回、グランマップ・ナビに搭載されている、住友電工製の電子地図データをメインに紹介した「GrandMap Navi Map Data編(1)」の続報をレポートする。
 基本的に、グランマップ・ナビに採用された、住友電工による電子地図データは、「拡張全国デジタル道路地図データベース」であるため、ルート検索やナビゲーションに必要な、道路地図データである。つまり、パソコン用やPDA用の電子地図データが、汎用性の高い電子地図データを用いているのに対して、グランマップ・ナビでは道路地図データに、必要最低限のPOI情報と、注記を付加しただけの簡素な形態だ。
 他の電子地図データでは、日本の電子地図特有とも言うべき、ポリゴン表示によるビルや家なので形状を表示する、「家形図」が少なからず表示される。これに対して、グランマップ・ナビの住友電工製道路地図データでは、ポリゴン表示による家形図は、駅や公的施設以外は、一切表示されない。公園や池などの、必要最低限のポリゴン表示はされるが、逆にポリゴン表示のアイテムが少ない為、スクロールや再描画の速度も高速になっており、なにより256MBのMMCへ、日本全国の道路地図データやPOI情報が、収録可能になっていると言えるだろう。
 ちなみに、海外の電子地図データでは、グランマップ・ナビ(住友電工の道路地図データ)のような、簡素な表示の電子地図ソフトが殆どであり、日本特有の家形図表示は皆無と言ってもよいだろう。海外の、GIS関連や、地図関係者に、日本の家形図表示を見せると、「プライバシー侵害で訴えられる!」と驚く。つまり、公的な施設以外の家形図表示は、日本特有の地図情報と考えてよいだろう。
GMN_C01.jpg 前回は、秋葉原駅を中心としたグランマップ・ナビの全縮尺の地図データを紹介したが、今回は他の地域の地図データを何点か紹介しておく。
 トップメニューより「(2)駅検索」で、北海道の札幌を選んで見た。JR札幌駅や、地下鉄さっぽろ駅が、それぞれ二つ表示されているのは、改札口や出口によって、表示の中心地を選べるようになっているからであり、バグでは無い。横スクロールバーをスライドさせることで、異なった改札口や、出口の表示が見えてくる。
 ちなみに、新宿や渋谷、東京などの複数の改札口や出口を持つ駅では、その数だけ同じ駅名が表示される。出来れば、駅名の後に略称で(N)(北口)とか、(C)(中央口)とかを付加してくれると、横スクロール操作無しでも、判別可能になるのではないかと思う。
 また、上下スクロールは、下段に表示されている(↑)アイコンと、(↓)アイコンのタップによって行うのだが、ページスクロールのみの動作であるため、同じ駅名が複数表示される場合、上下のページ切り替えを何度が行わないといけない。これは、駅名表示ウィンドウにも縦スクロールバーを表示し、微調整のスクロールが可能にして欲しいところだ。

札幌:クリックで拡大

 北海道札幌駅周辺の500mスケールと、別レイヤとなる1Kmスケールの表示例。500mスケール表示(左)では、POIの注記が多く、醜い表示となっているが、POIや注記は設定によって、ジャンル別に非表示とすることが可能だ。今回は、サンプルと言う意味で、デフォルト設定である、全てのPOIと、注記を表示させている。

那覇:クリックで拡大

 沖縄県那覇市周辺の500mスケール表示と、別レイヤ表示で2Kmスケールの表示例。沖縄県には、鉄道が存在しないので、駅名検索では表示できない為、住所検索による地名で表示させた。那覇のどの住所が中心地なのかが、筆者にもわからなかったので、適当に表示させてみた。こういった、地名住所が不明な時、前回指摘したような、検索表示よりもビジュアルな、実際の地図表示による絞込みが便利なので、是非とも広域表示からのズームを可能にして欲しい。

GMN_C04.jpg

 グランマップ・ナビが持つ、他の電子地図に無い特徴である、英語・中国語表示(音声)機能であるが、トップメニューはグラフィック表示である為、英語はもちろんだが、中国語も正しい表示がされている。トップメニューから選ぶ、サブメニューの表示も、グラフィックなので、中国語は正しい表示が行われる。
 ただし、設定画面などのより深い階層の画面では、中国語キャラクタ・フォントをもっていない日本語版Pocket PCなので、中国語表示を設定していても、表示は全て英語表示となる。しかし、操作ガイドは中国語で発声される。これは、地図表示に表示される注記の場合、中国語設定であっても、日本語表示の注記のままとなってしまう。
GMN_C05.jpg しかし、英語表示設定では、驚いたことに、地図表示の注記も、全てがローマ字表記に切り替わってくれる。これは、業務用の電子地図を別とすれば、コンシューマ用の日本の電子地図ソフトでは、初めての快挙だ。印刷された紙地図では、海外からの旅行者向けに、ローマ字表記による日本の地図は存在しているが、電子地図では注記のローマ字化は、海外からの観光旅行者に対して、大きな助けになるだろう。
 しかし、中国語表示に設定した場合、POIや注記の表記が、日本語のままでは、仮名表示やカタカナ表示の地名を、いくら同じ漢字の国とは言え、中国の方が判読できるとは思えないのだが、いかがだろうか。むしろ、ローマ字表記に、中国語設定の場合も切り替える方が、親切ではないかと筆者は思う。

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GrandMap Navi GPS編

 グランマップ・ナビのGPS関連機能を紹介する。グランマップ・ナビでは、Mio 168で稼動させることを前提に、GPS機能が予めプログラムされている。この為、他のPocket PC用電子地図では、GPS受信機の接続通信ポートや、機種、測地系、ボーレート等の設定が必要となるが、グランマップ・ナビではこれらの設定は不要だ。詳しくは、設定不要というよりも、設定変更することが出来ない。
 すなわち、GPS受信機との通信ポートは、"COM2"の4800bpsに固定され、測地系もWGS-84のNMEA-0183フォーマットとなっている。言い換えると、現在のバージョンのグランマップ・ナビでは、Mio 168以外の他のPocket PCでは、動作させる事は難しいだろう。
 これは、CFスロットやSDIOへ挿入したGPS受信機や、Bluetoothで接続されたGPS受信機では、殆どの場合"COM2"に、GPS受信機がアサインされる事が稀だからだ。可能性があるとすれば、ActiveSync用のRS-232Cポートが、"COM2"へアサインされている機種の場合(殆ど無いと思うが)であれば、そこへNMEA-0183フォーマット/WGS-84測地系のGPS受信機を接続可能ならば、他のPocket PCでも動作する可能性はあるだろう。

GMN_G01.jpg

 GPS関連の設定項目は皆無であるが、GPS用ツールとしてトップメニューの「ツール」より、「(1)GPS情報」(現状のバージョンでは、これだけしか無い)を選択することで、GPS衛星の天空図や、GPSデータの情報などが表示される。各GPS衛星の情報としては、衛星番号と天空配置図にみで、電波の強度や、どのGPS衛星を使用しているか等の、詳細な情報まではされない。
 また、2次元測位(2D)なのか、3次元測位(3D)なのかも表示されないので、もう少し詳細なGPSステータス表示が、可能だと便利だろう。面白い表示としては、緯度経度データが、「新」と「旧」の表示があることだ。これは、「新」=WGS-84/JGD2000データム(測地系)であり、「旧」=TOKYOデータムを表している。
 このことから、GPS受信機の測地系設定は、WGS-84のままであり、グランマップ・ナビ内部で旧測地系のTOKYOデータムへ変換していることが判る。つまり、住友電工の提供している地図データは、旧測地系のTOKYO測地系だということだ。もっとも、現在最新のカーナビでも、依然として旧測地系の地図データであり、パソコンやPDA用の電子地図も、全て旧測地系のTOKYOデータムなので、グランマップ・ナビに限った事ではない。

GMN_G02.jpg

 トップメニューより、「地図」を選び、「現在地表示」を選択することで、Mio 168の内蔵GPS受信機がオンとなり、即位が開始されるのだが、何故かデフォルト表示は、必ず東京駅周辺が表示される。これは、最後に測位された緯度経度データを内部で記憶しておき、そこからの表示を行う様にした方が、よいのではないだろうか。
 測位データが確定すると、500mスケールの地図データが表示され、現在位置がマーカで示される。この状態では、タップ&スライドにより、地図をスクロールさせようとしても、測位地点を必ず中央へ表示するように、戻されてしまう。また、画面の右上には、GPS測位中を示す衛星のアイコンが表示されるので、GPS使用中であることは直ぐに判る。
 ただ、このアイコンは、GPS測位中の画面モードを表しているだけで、実際にGPSが測位を行っているかどうかに関わらず、常に表示されている。測位が出来ない状況になると、画面最上段に、「GPS捕捉中」と表示され、その下に測位中を示す「■■■・・・・」表示が現れる。無論、この場合でも衛星アイコンは表示されている。
 出来れば、衛星アイコン表示を2D測位か3D測位かによって、形状か色を可変するようにして欲しい。また、測位中表示は、衛星アイコンを点滅状態にするとか、画面モードを表すだけでは無い方がスマートだろう。更に、GPS測位中もそうだが、緯度経度表示を、地図上にステータス表示として可能なような、表示オプションも欲しいところだ。
 グランマップ・ナビでは、GPS関連の設定は不可能であるが、これはMio 168という特定されたPocket PC(ハードウェア)を、稼動プラットフォームとしてグランマップ・ナビが製品化されているので、特に現状では問題ないだろう。無論、他のPocket PCユーザとしては、自分の所有する機種とGPS受信機で、グランマップ・ナビが動作可能となることを望むだろうが、プラットフォームの拡大は、今後のニーズとマップネット社の判断によることになる。

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2004年11月 2日

GrandMap Navi Map Data編(1)

 グランマップ・ナビのファースト・インプレッションに続いて、本日は地図データの紹介をしておこう。グランマップ・ナビに搭載されている、地図データのサプライヤーは、住友電工だ。同社の地図データは、現在のカーナビでは、殆ど目にする事は無く、パソコン用の電子地図も、見かけることは少ない。
GMN_B01.jpg しかし、カーナビに限らず、ルート検索を行うのに不可欠である、「ロード・ネットワーク・データ」のサプライヤーとしては、ゼンリンと並んで国内では、数少ない提供元として知られている。カーナビの肝である、ルート検索に必要なデータは、表示される地図データに加えて、このロード・ネットワーク・データが不可欠なのである。無論、このデータだけでルート検索が行われる訳ではなく、ルーティングエンジンの優劣によって、ルートの検索結果は、同じロード・ネットワーク・データを用いたとしても、結果は大きく異なってくる。
 グランマップ・ナビのルーティング機能については、また日を改めて詳しくレポートするとともに、ルーティングそのものについても、少し解説してみたいと思っている。
 今回、グランマップ・ナビに搭載されている、住友電工による地図データは、一般的なカーナビ用の地図データと比べてみると、ナビ研S規格による全国版に相当すると考えられる。つまり、CD-ROM一枚で、日本全国を収録している、比較的安価なカーナビと同程度と考えてよいだろう。
 しかし、ナビ研S規格の全国版は、地図データとしては定評のあるゼンリンが作成しているので、その見た目の違いは、賛否両論あるだろう。筆者としては、道路地図として見た場合には、全く問題ないレベルであると思うが、電子地図用としてみた場合には、貧弱な表示に感じた。また、昔使っていたカーナビが、住友電工製の地図データを採用していたので、ちょっと懐かしい感じがしたが、言い換えれば古めかしさ(地図データが古いという意味では無い)が拭えない気もする。
GMN_B02.jpg 地図の表示は、かなり面倒な操作が必要となっており、電子地図として見た場合の、グランマップ・ナビの操作性は、正直なところ良くない。グランマップ・ナビが、ナビゲーションを前提にしたメニューとなっているのが、逆に災いしていると思う。
 メニューから地図を表示させようとすると、トップメニューの「地図」をタップするのが、一般的な「直感操作」だろう。筆者もそのようにしてみたが、サブメニューには「出発地表示」、「目的地表示」、そして「現在位置表示」しか選べない。ここで、出発地や目的地を選ぶと、何故か「江古田」近辺がどちらも表示されてしまう。
 現在位置を選ぶと、GPS測位になってしまうので、室内では当然ながら現在位置の地図表示はできない。東京駅を表示し、その後「衛星を捕捉中です」のアナウンスになってしまう。仕方がないので、トップメニューへ戻り「目的地」をタップすると、「住所検索」、「駅検索」、「周辺検索」が表示された。

GMN_B03.jpg

GMN_B04.jpg ここから、住所検索か駅検索を行うことで、やっと室内でも目的の場所の地図が表示される。これは、トップメニューも含めて、メニューの構造が、良くないと筆者は考えるのだが、いかがだろうか。住所検索にによって選んだ場合、そのエリアの地図が表示されるまでの時間は、待たされる程ではなく、10秒前後だろうか。これは、北海道から沖縄まで、それ程違いは無い。 

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 秋葉原周辺を表示させてみたが、最初に表示されるのは、デフォルト設定の場合、500mスケールの地図が表示される。注記や各種POI(Point Of Interest)情報も、同時に表示されるが、注記やPOIの表示は、設定によって非表示も可能だ。

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 (+)ボタンをタップすることで、表示のスケールが可変可能だが、現在どのスケール表示がされているかの情報がなく、基準スケールの表示オプションもない為、縮尺が判り難い。これは、是非とも表示オプションで、基準スケールの表示を可能にして欲しい。スケールは、500mから拡大で3段階可能だ。

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 (-)ボタンのタップにより、表示地図の縮小が行われるのだが、500mスケールから一段階縮小した段階で、注記やPOI情報が、殆ど表示されなくなる。同時に細い道路の表示も無くなるので、ここの段階で地図データのレイヤが切り替わっているものと思われる。
 縮小の場合、500mスケールから2段階の切り替えまでとなっており、それ以上縮小を行おうとすると、リミッタが働いて、縮小されなくなってしまう。拡大の場合も同様で、500mから3段階拡大すると、リミッタが働き、それ以上の拡大は出来なくなる。

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 拡大のリミッタは、同じ地図データを用いているので、支障は全くないのだが、縮小のリミッタは、頂けない。電子地図として見た場合、日本全図の表示まで縮小できて当たり前だと、筆者は考える。住所検索や、駅検索などで地図を表示する場合は問題にならないが、ビジュアルな操作により、目的とする地域を表示するならば、日本全図から、徐々に拡大を行い、目的地を表示するという、電子地図的な操作を可能にすべきだろう。
 当然、ルート表示においても、出発地から目的地までを、画面上で確認する場合にも、もっと広域表示が可能でないと、表示された地図をスクロースしていかないと、全部が把握できないということになってしまう。この縮小リミッタは、ぜひとも外すべき機能だと思う。
 表示された地図のスクロールは、かなり快適だ。同じMio 168へインストールしてるPocket Mapple Diditalでは、表示されている地図のスクロールを行うと、余白に白いエリアが表示され、再描画を行うのにウェイトアイコンが表示されることも、しばしばであったが、グランマップ・ナビではスクロールによるウェイトアイコン表示や、スクロールによる余白に地図が表示されないと言ったことはない。
 スクロールは、スタイラスのタップ&スライドで行うのだが、出来ればカーソルボタンによって、画面レベルのスクロールが行えれば、もっと使いやすくなるのではと思う。タップ&スライドは、細かな微調整スクロールには便利だが、大幅な移動を伴うスクロールは、何度もタップ&スライドを繰り返さないといけない。カーソルボタンによるスクロールが可能になれば、より素早く大きな地図画面移動が可能になるのではないだろうか。

<<続く>>

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2004年11月 1日

GrandMap Navi 1st Impression

 本日、待望のMio 168用、完全音声ガイド付きナビソフト「GrandMap Navi」(グランマップナビ)が、マップネットより筆者の手元に届いた。CD-ROMでの提供かと想像していたのだが、送られてきたのは256MBのMMC(Multi Media Card)一枚のみ。評価用ということなので、詳しい説明書などはなく、簡単な取り扱いが書かれた、3枚ほどのA4用紙だけだが、製品版では当然ながら、説明書が付属すると思われる。
 この256MBのMCCを、Mio 168のSDスロットへ挿入すると、自動的にグランマップナビが起動する。これは、非常に操作が楽で良い。起動されると、メニューが表示されるが、簡素なメニューであるが、わざわざスタイラスペンを用いることなく、操作がが可能になっている配慮は、細かいところだが好感が持てる。
 また、一度MMCをMio 168のSDスロットへ挿入すると、グランマップナビも、プログラムとして自動的にインストールされるので、他のアプリの様に、母艦のパソコンからインストールを行うことなく、ワンタッチでインストールが行われるのも、目新しく誰でもMio 168で、容易にグランマップナビを使うことが出来、これは万人向きで優れた配慮だ。

GMN_01.jpg

 自動起動された直後に表示されるメニューは、「目的地」、「地図」、「ツール」、「ルート」、「設定」、「ヘルプ」の6項目。それから、下段に表示されるアイコンは二つあり、「X」はグランマップナビの終了アイコンで、「@」のアイコン(本当は@ではなく、「(m)」である)をタップすると、ガイド音声の言語切り替えが可能となる。
 デフォルトでは、もちろん日本語であるが、英語と中国語への切り替えが可能となっている。この機能は、日本を訪れる海外からの、旅行者や出張者には、嬉しい機能だろう。もちろん、音声ガイドの言語だけではなく、メニューなどの表示言語も、選択した言語に切り替わるという、芸の細かさには驚いてしまう。

GMN_02.jpg

 取りあえず実際に、グランマップナビで、地図表示を行わせてみた。「地図」メニューから「現在地表示」をタップすると、Mio 168のGPSが稼動し始め、測位された位置の地図が表示される。初期モードは、東京駅周辺の地図が表示されるが、GPSがホットスタート状態であれば、殆ど瞬時と言っても良い速度で、現在位置の地図上へ、自分の位置が表示される。
 コールドスタートの場合には、音声ガイドで「測位中」というアナウンスが流れるという、これまた凝った仕様だ。表示される地図は、大まかに二つのレイヤが収録されているようで、都市中心部ではより細かな詳細地図が表示されるようだが、筆者宅(横浜の田舎)では、あまり詳細な感じではない。
 無論、地図データはベクトル・データなので、多段階に地図の表示レベルを、変えることが可能なので、一般的なナビとしては、問題ないだろう。このほか、「ツール」を選択すると、GPS衛星の天空配置図や、各GPS衛星の情報なども表示される。
 グランマップナビの最大の特徴でもあり、Mio 168の持つGPSの機能を、最大限に引き出すと言っても過言ではない、ルート検索や、ナビ機能、などは、実際に使ってみてのレポートを、後日お届けするので、ご期待いただきたい。取りあえず、グランマップナビのファースト・インプレッションとしては、「Good Job !」である。

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2004年10月13日

Mio Map(日本版)βVersion

 昨晩、某所で開発途中であるが、「Mio Map日本語版」(仮称)のβバージョンを操作できたので、ファーストインプレッションをお届けする。まず、一目でカーナビ用電子地図としては、日本のシェアトップを持つゼンリンの地図であることが見て取れる。動作速度は、過去のPocket PCで動作した、どの電子地図ソフトよりも軽快にスクロールが行われるのに、驚いてしまった。
 これが、300MHzのプロセッサを持った、Mio 168で動作しているとは、一見信じがたい速度だ。画面をスクロールさせても、他の電子地図では中央に表示される、回転する「お待ちください」アイコンは、ほとんど表示されることがない。縮尺の拡大や縮小も高速であり、Pocket PC用の電子地図ソフトとしては、過去最速の表示速度を持っているかもしれない。
 しかし、もっとも感動的なのは、ルート検索と音声ガイドが実装された、日本初めてのPocket PC用の、ナビゲーション機能を持っているということだ。車載されるカーナビであれば、別に驚くには値しない機能であるし、最近ではauのGPSケータイに実装されている、EZナビウォークも、珍しくはなくなったが、Pocket PC、特にPDA-GPSの日本語版では、初めて聞く「女性の声によるガイド音声」は、筆者にとっては待望の機能だ。

MioMap_J_1.jpg

 シュミレーションモードによる、実際の環境と同じ状態を想定して、ルート検索から実際の走行シュミレーションでの、操作を行ってみたが、完成度は申し分ない。実際のナビモードでは、通常のノースアップの画面から、常に進行方向を上に表示する、ヘディングアップモードへ切り替わるので、GPSケータイで言えば、電子コンパス内蔵モデルと同様である。
 ただしMio 168では、電子コンパスを内蔵していないので、このヘディングアップ機能は、停止した状態では機能しないと思われる。おそらく、進行方向の回転が暴れないように、最後の進行方向を記憶して、停止した状態では、その方向に地図表示を、固定表示するものと考えられる。

MioMap_J_2.jpg

 検索機能も、住所による検索機能は実装されているので、目的地の選択には住所レベルで行えるので、通常の使用では困ることはないだろう。無論、大縮尺の地図を表示し、そこから目的地を選択することも可能だ。電話番号による検索機能は、実装されていないようだが、特に不自由することはないだろう。
 まだ地図データがβ版ということで、関東地方しか実装されていないが、日本全国を実装するには、やはりそれなりの、大容量SDメモリが必要になりそうだ。最低でも512MB程度か、あるいは1GBないと、日本全国は収録できないかもしれない。
 もっとも、必要に応じて使用する地域の地図データを、都度SDメモリへ収録するということであれば、地域によっても容量はことなるだろうが、一般的な256MB程度のSDメモリカードでも、使用可能だと思われる。
 「Mio Map日本語版」(仮称)の一般公開は、来週開催されるWPC EXPO 2004で、お披露目されるとのことなので、Mio 168のユーザや、PDA-GPSに興味のある方は、MiTAC Japanのブースへ足を運べば、体験できるだろう。また、今日の時点では、オフレコなのだが、WPCでは別のニュースも、MiTAC Japanから聞くことができるかもしれないので、楽しみだ。
 パソコンGPSのキラーアプリとして君臨していた、ソニーのNavin'You亡き後、日本のPC/PDAでのナビソフトは皆無だったが、「Mio Map日本語版」(仮称)の登場で、時代はやっとパソコンGPSから、PDA-GPSによるナビの時代が始まることになる。まさに、我々GPSファンが待ち望んでいた、Pocket PCでのPDA-GPSによるナビが、「Mio Map 日本語版」(仮称)によって、いよいよ始まるわけだ。

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2004年10月 1日

GrandMap-Navi

 以前紹介した、Mio 168で動作するマップネット社が開発した、音声ガイドの可能な、ナビゲーションソフトの詳細が判明したので、ご紹介する。このソフトの名称は「グランマップナビ」(GrandMap-Navi)と言い、マップネット社の販売会社である、グランマップ社より発売されるとの事。
 以下は、筆者へ送られてきたグランマップナビのプレスリリースであり、全文を紹介しておく(一部、個人名が記載されている部分は削除した。)

拝啓

初秋の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。

さて、今般弊社の代表取締役遠藤が、同時に代表取締役を務めております株式会社マップネット社におきまして、日本では初めてとなりますPDAを利用した本格的なカーナビゲーションシステム「グランマップナビ」ソフトを開発いたしました。

「グランマップナビ」の特徴は、日本全域の地図を256MBのMMCカードに格納して本格的なカーナビゲーションを可能とすると共に、PDAの携帯性に着目して車から取り外して持ち運べるウォーキングナビも実現することが出来ます。(現在、このサイズで日本全域をカバーしているものはありません)。この小型軽量という利点を生かしましてオートバイなど今までカーナビの搭載が出来なかった乗り物にも取り付けることが可能になりました。また、多言語対応(現在は、日本語・英語・中国語の3カ国語標準搭載)で作成されておりますので海外商品への転用も可能となっております。

今般、御社にご提案致したいことは、この「グランマップナビ」を御社の販促商品としてご利用頂けないかと言うもので御座います。今やカーナビゲーションという商品の必要性は、かなり高いものではありますが商品自体の価格が高いため「カーナビを取り付ける分を車自体のグレードを上げたい」というユーザーが意外と多いのではないでしょうか。

弊社の商品はこの状態を打破する為に、画期的な低価格で且つ、現在のカーナビゲーションシステムの品質に負けない物をという、コンセプトで開発して参りました。また、PDAの機能は、そのままですのでポケットPCの機能を利用できますのでビジネスツールとしての活用も出来ます。(スケジュール・Excel・Word・Media Player等)

簡単な商品紹介で御座いますが、弊社商品が、御社の商品販売促進の一助となれるものと確信いたしております。なにとぞ、弊社商品の詳細なご説明の機会を賜りたく、ご検討の程よろしくお願い申し上げます。御社の検討のご参考していただきたく、資料を同封いたします。

末筆ながら、今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。

敬具

東京都中央区日本橋室町4-3-15
株式会社 グランマップ
Tel:03-3516-6386 Fax:03-3516-0205

GM-Navi4.jpg
Mio 168で稼動中の「グランマップナビ」。左上は256MBのMMC

 当初の予定では、9月末に発売の予定であったが、若干遅れて、今月中旬には発売が開始されるとの事。気になる価格だが、Mio 168を含んだ価格で、6万円前後を予定しているとの事。このセット価格には、256MBのMMCが含まれ、この256MBのMMCへ地図データが収録済みで提供されるようだ。
 既に、Mio 168を所有するユーザ向けに、グランマップナビ単体が発売されるのかどうかは、現時点では不明であるが、可能であれば是非とも既存Mio 168ユーザ向けにグランマップナビの単体販売をして欲しいところだ。
 実際に、グランマップナビを評価してみないと、なんとも言えないところであるが、早い時期にベータ版の評価をしてみたいと筆者は考えている。或いは、製品が出荷されてからになってしまうかもしれないが、後2週間程で、日本のPDA-GPSユーザ待望の、音声ガイドつきナビゲーションアプリケーション「グランマップナビ」が市場へ登場することになるのは、間違い無いようだ。

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2004年9月14日

Mio 168をClock Upする

 昨日レポートしたSkype for Pocket PCの推奨スペックが、プロセッサ速度400MHz以上ということなので、筆者はあまり好きではないのだが、Mio 168のCPUをクロックアップしてみることにした。と言っても、X86のマザーボードのように、ジャンパー設定を変更してクロックアップを行うのではなく、ソフトウェアによってPocket PCのレジスタを操作し、クロップアップを行うので、ハードウェアの改造は不要だ。
 Pocket PC 2002/2003や、Windows CEマシン用のクロックアップツールは、オンライン上のフリーウェアが数種類後悔されている。今回、筆者が使用したツールは、「xclkcfg101.exe」で、以前は、Vectorのサイトからダウンロードできたのだが、現在はシグマリオンIIIのファンサイトで再配布されている。
 xclkcfgは、CPUのクロックスピードのレジスタ設定を変更するため、場合によってはCPUの暴走や、オーバーヒートなど、かなり危険なリスクを伴うため、使用は自己責任となるし、このソフトを使用した結果、クロックアップされたMio 168(無論、他のPocket PCの場合でも)が故障したとしても、筆者は一切関知しない。場合によっては、メーカの保証も受けられない場合も想定されるので、故障も個人の責任となる。
 xclkcfgは、常駐ソフトではないので、起動をしたらそのままクローズしないで稼動させておく必要がある。使用方法は、いたって簡単で、xclkcfgを起動した後、希望のクロックスピードにスライダーを移動させて、「変更」ボタンをタップするだけだ。Pcoke PCの電源をオフにした場合、xclkcfgの設定は無効になってしまうので、電源オンでxclkcfgを自動起動させるには、「□電源ON時に再設定を行う」にチェックを入れておけばよい。

xclkcfg_1.jpg
Mio 168では300MHzのCPUクロックが標準なので、スライダーを400MHzにセットし「変更」ボタンをタップすれば、以後400MHzのCPUクロックで動作を行う

 xclkcfgでは、CPUのクロック変更を、システムのリセットを伴わないで設定が可能なので、実際に300MHzの設定と、400MHzの設定の場合とで、Skype for Pocket PCの音質やタイムラグに変化があるかどうかを、リアルタイムで確認できる。300MHzのCPUクロックでも、大きな劣化が無いのであれば、300MHzで運用した方が、バッテリーの消耗が少ないので、有利だろう。
 CPUのクロックスピードと、バッテリーの持続時間は、ハードウェアが同一であれば、両立することは出来ず、トレードオフとなり、どちらかを選ぶしかない。実際、Mobile PRESS 2004年夏号の特集で、現行Pocket PCの各種ベンチマークテストが掲載されているが、Mio 168はバッテリーの消耗が少なく電池消費のベンチマークでは、トップだった。
 そして、Mio 168の姉妹機となる、Mio 339では、居並ぶPocket PC中、なんと速度ベンチマークでは最速のトップとなっている。Mio 339は、Mio 168と同じハードウェアであり、GPS受信機の代わりに、デジタルカメラユニットを搭載している。そして、Mio 168のCPUが300MHzであるのに対し、Mio 339では400MHzとなっているのだが、これは、デジカメのファインダーとして、液晶画面へスムーズな画像表示を行うための、動作速度向上を狙ったものだろう。
xclkcfg_2.jpg 実際、CPUクロックスピードを400MHzに上げたMio 168は、動作が見違えるように機敏になる。特に画像系の表示は、著しく高速化されるため、電子地図ソフトの表示が、非常に快適になる。現在のところ、筆者の場合はクロックアップによる弊害は無く、SDメモリカードへのアクセスや、SDIOのSunDisk製WiFi Connect Cardも正常に動作し、インストールしてある全てのソフトも正常に動作している。
 そこで、調子にのって、Mio 168のクロックアップは何処までいけるのだろうかと、400MHzから更に少しずつクロックをあげていったのだが、なんと最終的には最大設定値である796MHzでも、安定して動作した。恐るべしMio 168であるが、体感的には、300MHzから400MHzへアップしたような処理速度向上は感じられず、若干ボディが熱を持つ感じだったので、現在は400MHzに下げている。
 処理速度の速さが必要なときだけ、xclkcfgを起動すればよいので、通常は300MHzでの安定稼動で使用すべきだろう。それにしても、Mio 168の潜在能力の高さには、驚かされる。

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2004年9月13日

SkypeをMio 168で試す

 昨日のasahi.comでも報じられていた、無料IP電話ソフトの「Skype」だが、筆者も実はWindowsデスクトップパソコンでは、これを昨年より愛用している。MSN Messengerや、Yahoo Messenger、そしてAOL Messengerなど、色々と試しているのだが、音声通話に関しては、Skypeが段違いの音質を持っている。

 ファイル交換ソフトを転用した無料のIP(インターネット・プロトコル)電話の利用者が、日本でも広がり始めている。「スカイプ」と呼ばれるソフトをホームページからダウンロードして利用者登録すれば、マイクとイヤホンを使ってパソコンで電話ができる。同じソフトを持つ人とならば、世界中どこにかけても通話料は無料だ。
 また、MSN Messenger(Windows Messenger)の場合は、UPnP対応のルータであれば、容易にルータ越えが可能になるのだが、UPnP非対応のルータでは、IPフィルターの設定などを行わねばならず、非常に面倒だ。これに対して、Skypeであれば、ルータの設定はなんら必要が無いし、UPnP非対応のルータでも問題が無い。更に、Windows XP SP2のファイヤーウォールも問題なく通り抜ける(一切警告が出ない)のだから、驚きだ。
 これは、他のMessengerが、全てクライアント・サーバ型のサービスであるのに対し、SkypeではP2Pによってダイレクトにクライアント間を接続する方式だからだろう。無論、相手先を選択する時点では、登録ユーザの検索にサーバを用いるのだが、一旦ユーザを特定してしまえば、以後はサーバを介した通信ではなく、P2Pの直接通信となる。
 従来、SkypeWindows用のクライアントソフトが、正式版としてリリースされていたのだが、今月よりPocket PC 2003対応バージョンも正式リリースされた。この他に、Linux版と、Mac OS X対応のベータバージョンが存在しており、殆どの環境でSkypeが動作する。
 しかし、SkypeのPocket PC版は、ARMプロセッサ400MHz以上のCPUが要求されており、筆者の手元にあるPocket PCで、400MHzのクロックで動作するプロセッサを持ったPocket PCは、GENIO e550Gしかない。これは、Pocket PC 2002なので、動作するかどうか不明だったが、インストールしようとしても、対応していないというインストーラのつれないメッセージ。強制的にCABファイルを転送して、インストールしてみたが、必要なモジュールが無いとのことで、あえなく玉砕。
 (東芝の初代GENIO e550では、Pocket PC 2002への有償アップグレードがあり、東芝の既存ユーザへの配慮が伺えた。しかし、GENIO e550Gでは、マイナーチェンジ機種のハードウェアは550Gと同一のGENIO e550GTがPocket PC 2003でありながら、既存のGENIO e550GからのPocket PC 2003への有償アップグレードサービスが無かった。アプリケーションの互換性という意味では、Pocket PC 2002と2003の差は大きく、東芝の既存Pocket PCユーザへの配慮不足を感じてしまう。
Skype_1.jpg それではということで、プロセッサ速度が300MHzのMio 168で試して見ることにした。こちらは、問題なくインストールが完了したので、少なくともインストーラや実行ファイルは、プロセッサの速度はチェックしていないようだ。Skype for Pocket PCを起動すると、ユーザアカウントの入力を求められるが、既存のWindowsデスクトップで使用しているアカウントも使用できるし、新たにPocket PC専用のアカウントを取得することも可能だ。
Skype_2.jpg Skype for Pocket PCの要求する400MHzのCPUクロックよりも、100MHzもクロックスピードが遅いMio 168であるが、結果的には問題なく音声通話が可能だった。無線LANは、先日購入したSunDiskのSDIO型「Connect WiFi Card」を使用しているが、殆どデスクトップ環境と同じ通話音質が得られる。ただし、リンク速度の低下によって、通話のタイムラグが大きくなるようなので、可能な限り11Mbの最大速度によるリンク環境での使用が望ましいだろう。
Skype_3.jpg 実際に、筆者のバンコクの知人と、普段はデスクトップパソコンで通話しているのであるが、試しにMio 168+Connect WiFi Card、Skype for Pocket PCによるシステムで通話してみたが、相手側はまったくシステムの違いに気づくことなく、快適な通話が出来た。普段はヘッドセットによる通話であるが、Mio 168の内蔵マイクロフォンによる通話の為、多少音質が変わっていたようで、「声がおかしい」と指摘されたが、「マイクが違う」と言うと、納得してくれた。
Skype_4.jpg Pocket PCでのSkypeの使用で、もっとも問題になるのは、このマイクロフォンだろう。殆どの機種で、ステレオイヤフォーンのコネクタは装備しているのだが、外部接続のマイクコネクタを装備している機種が、非常に少ないのだ。通話には、ハウリングを避ける意味でも、イヤフォーンなりヘッドフォーンは必要だが、ヘッドセットを利用したくても、マイクを接続することが出来ないのだ。Skypeにはエコーキャンセリングの設定もあるので、Pocket PCの内蔵スピーカとマイクによるハンドフリーによる通話も試してみたが、音量の設定を上げると、ハウリングを起こしてしまうので、あまり実用的ではない。
 実際、イヤフォーンをして、Mio 168をハンドマイクのようにして通話する姿は、あまりスマートとは言えず、できればヘッドセットによる通話がしたい。Bluetoothによるヘッドセットが、安価に入手可能になってきているし、道交法の改正によって、今後は携帯電話用のヘッドセットや、Bluetoothヘッドセットも多くなると思われるので、これを流用すれば、実にスマートにPocket PCを無料IP国際電話として使用可能だ。
 しかし、残念なことにMio 168ではBluetoothを内蔵していないので、SDIOへBluetooth Cardを使うと、今度はWiFi Cardが使用できなくなってしまう。Skypeは、PDAのキラーアプリになる可能性を秘めている予感がするのだが、それに伴うPocket PC側の強化策も不可欠だろう。すなわち、無線LAN内蔵とBluetooth内蔵、或いはヘッドセット接続が可能なマイクロフォンコネクタの装備、CPUクロック速度は最低でも400MHz、といったスペックだ。
 無論、Mio 168の上位機種として望まれるのは、それに加えてGPS受信機であり、より大きな画面で地図を表示することが可能なVGA画面を装備し、簡易カーナビとして使用可能になるランドスケープ表示を自由に行えるPocket PC 2003SEを採用ということになるのだが、そうなると、現行のMio 558をベースにしてGPSを搭載したモデルを期待したいところだが、液晶のサイズだけは4インチのVGAにアップして欲しいところだ。
 是非ともMiTACには、そんな夢のPDA-GPS対応Pocket PCをMioシリーズの次期モデルには、期待したいものだ。


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2004年9月12日

SPAでMio 168特売続行中!

 8月17日の記事で紹介した、MiTAC Japan製、究極のPDA-GPS仕様Pocket PC「DigiWalker Mio 168」の期間限定特売が、いよいよ今週の9月15日までだ。この特売価格は、パソコンGPSショップ「SPA」10周年記念の特別価格との事。特別価格は8月17日の記事で紹介した価格と同じ、税込み価格で、36,800円を継続。加えて前回同様、送料込みで、代引きの場合の手数料も無料なので、これらや消費税を抜いた価格は、34,800円程度となる。
消費税分無料(内税)GPS搭載PocketPCMio168(基本セット)【数量限定、即納】【送料無料】代引代無料 標準品のMio 168に同梱されている、車載時に使用する取り付け自在アームと、チープなレザーもどきのビニール製ケースは付属しないが、これは前回の記事で紹介したとおり、必要ならばオプションでも別途購入可能なので、無くても問題は無い。販売は、楽天市場の「パソコンGPSショップ(SPA)」だ。

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2004年8月27日

SanDisk Connect Wi-Fi SDカード

 昨日、友人の破壊されて修理代があまりに高額なために、修理を諦めたノートパソコンdynabook CX1と、デジカメQV-R51を引き取りに、横浜西口にあるビックカメラまで出向いた。内金に支払った、ノートパソコン5,000円と、デジカメ1,000円は返却されなかった。dynabook CX1の修理見積もりの明細には、確かに5,000円の作業費や手数料が記載されていたのだが、QV-R51の明細には0円、即ち無料と記載されている。
 修理見積もりは、メーカのサービス関連会社や下請け業者が行うのだが、デジカメで支払った内金の1,000円は、結局ビックカメラの手数料として返却されないということか。ヨドバシカメラのプリンタ修理見積もりが、無料であったのに比べて、ビックカメラのサービスには疑問を感じる。
 受け取ったノートPCとデジカメを、ビックカメラの手提げ用紙袋ではなく、自分の鞄へ収めてから、店内の商品を眺めることもなく店を出て、同じく横浜西口のヨドバシカメラへ向かう。昨日は、シグマの18-50mm F2.8 DCレンズの発売日だったからだ。現品はある様だが、見本品の展示やカタログは無かったので、見本品が展示された段階で、購入するかどうかを決めることにする。
 PCアクセサリのフロアで、安価になったSanDIskの「Connect Wi-Fi SDカード」を購入した。以前は1万円前後の価格だったが、消費税込みで4,800円となっている。海外では、既に256Mバイトのフラッシュメモリを持った後継モデルが発売されている(当初の128Mバイト内蔵モデルは発売中止になったようだ)ので、在庫特売されているのだろうか。

IMG_040827_1.jpg

 筆者の場合、SDカードの無線LANアダプタを持っていなかったので、SDIOだけしか拡張する手段を持たない、Mio 168用として使用するのだが、フラッシュメモリが非搭載であっても、別に困らないので、問題は無い。また、価格を考えた場合、海外で販売されているフラッシュメモリ内蔵モデルの価格であれば、同じ費用で512MBのSDメモリカードを購入できる。

IMG_040827_2.jpg

 大きさは、SDIOカードとしては、長いカードであるが、筆者の所有する東芝製Bluetooth SDカード(初代モデル)よりも若干長い程度だ。SDメモリカードと比べると、倍近い長さであり、Pocket PCへ装着したままにしておくと、カードの途中から、ポッキリと折れはしないかと心配だ。
IMG_040827_3.jpg 帰宅後、早々にMio 168へドライバをインストールして、自宅内に設置してるIEEE802.11bのアクセスポイントへ、MACアドレスを登録(MACアドレスでセキュリティを掛けている)し、接続をしてみる。超小型なSDカードの無線LANアダプタだったので、感度面での不安もあったのだが、そんな不安も吹き飛ばしてくれる、十分な感度を持っているようだ。
 Mio 168と母艦PCとのシンクロは、これまでUSBケーブルにて行っていたのだが、これで無線LAN経由で行えるようになった。既に、東芝製GENIO e550Gによる無線LANのシンクロ環境を、稼動中のWindows Server 2003へインストールしてあるExchange Serverで構築していたので、簡単にMio 168とも同期が完了した。
 後は、モバイル時にノートPC(Windows 2000)との同期を、IrDAではなくBluetoothでやりたいのだが、東芝製SDカード型Bluetoothアダプタは、相変わらずMio 168では不安定なので、汎用のSDカード型Bluetoothアダプタを入手しなければならない。しかし、価格的には1万円以上するので、躊躇してしまうところだ。

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2004年8月17日

Mio 168が再値下げ!

 7月23日の記事で紹介した、MiTAC Japan製のGPS内蔵Pocket PC「DigiWalker Mio 168」が、更に値下げされた。先月の価格は、税込みで38,640円(消費税抜きの価格:36,800円)だったが、今回は税込み価格で、なんと36,800円となった。しかも、送料込みで、代引きの場合の手数料も無料なので、これらや消費税を抜いた価格は、34,800円程度になる。
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2004年7月23日

Mio 168 が値下げ!?

  MiTAC Japan製のGPS内蔵Pocket PC「DigiWalker Mio 168」が、値下げされた。と言っても、通常パッケージ品の価格はそのままで、付属品を別売にすることにより、Mio 168本体を低価格で販売するというモノ。Mio 168の販売代理店である、SPAより購入可能な廉価版Mio 168(基本セット)の価格は、36,800円(税別:税込み価格は38,640円)だ。
 従来品のフルオプション同梱パッケージのMio 168では、初回特別価格で39,800円(税込み)だったが、通常価格は、税込み価格で41,790円(税別で39,800円)となっている。付属しなくなったオプションは、キャリングケースと、車載時に使用する取り付けアームの2点だ。
 正直な話、同梱されてくるチープなレザー風のケースは、通常のPDA用としての使い勝手は悪くない。しかし、GPS受信機を内蔵している、Mio 168では、GPSアンテナを開くために、わざわざ本体をケースから出さねばならず、決して使い易いとは言えない。従って、これが無くても困らないと筆者は思う。
 また、車載用のアームは、欧州や台湾、香港などの様に、Mio 168をカーナビとして使用する場合には、必須アイテムだ。しかしながら、少なくとも現状の日本の場合は、Mio 168をカーナビとして使うには、ハードウェア的にはまったく問題ないのだが、電子地図ソフトウェアの問題から、カーナビとしては使えないのが実情だ。

Mio_168_B.jpg

 であるならば、この車載用アームも現状では不要だ。日本でもMio 168で、カーナビ用途に使用可能なソフトウェアがリリースされた時、オプションで購入すれば、問題はないだろう。それに対して、シガープラグによる電源アダプタは、ハイキング等に出かける際、車で充電が可能となるので、車に常備しておくと便利だ。今回の同梱オプションには、この車載電源アダプタは含まれているので、その点は安心だ。
 SPAのMio 168用オプションでは、この他にもバイクや、自転車用マウントキットも販売されているので、これを用いればMio 168をバイクや自転車へ装着して使用することも出来る。また、より長時間のMio 168の運用が可能となる、外部電池パックも便利なアイテムだ。
 更に、GPSはアウトドアで使用するガジェットであるが、残念ながらMio 168は、防滴構造にはなっていない。突然の雨や、海や川などでの使用には、注意しなければならないのだが、SPAではMio 168用の防水ケースも販売しているので、これを用いればMio 168をアウトドアでもオールウェザーで使用可能となる。
 安価になって、買いやすくなったDigiWalker Mio 168、夏休みの海や川へのお供に最適なPDA-GPSなので、必要なオプションと合わせて用いることで、アウトドアライフを楽しむことが出来るだろう。

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2004年6月27日

Mio 168のGPSを感度Up

 MiTAC Japan製のGPS内蔵Pocket PC「DigiWalker Mio 168」は、SiRFの高性能GPSエンジンを搭載しているので、感度不足で悩まされる事は、まず無いと言っても過言では無い。筆者は、数多くのGPS受信機を評価してきたが、その中には感度不足で悩まされた機種も多い。そんな時に、まず試すのが「グランド板」の装着である。
 GPS受信機の多くに採用されているセラミックパッチアンテナは、元来良好な接地環境を想定して設計されている。良好な接地環境とは、受信する電波に対して、十分に大地と同等の電気的な代理を行う必要があり、GPSに用いられている1.5GHz帯の電波であれば、比較的少ない面積の導体板で代用が可能だ。
 元々、セラミックパッチアンテナは、車の車体に設置するように設計されているので、外部GPSアンテナなどは、車の屋根にマグネットで装着することにより、本来の設計受信能力を発揮する。従って、プラスチックなどの非伝導体で出来た、車のダッシュボード上などへ設置した場合は、感度が悪くなることが多いわけだ。

Mio 168へグランド板を装着

 高感度なDigiWalker Mio 168へ、全く不要とも言えるグランド板を、あえて装着するとどうなるかという無駄な実験であるが、結果はグランド板の効果が、数値的にみて取れるので、ご参考にしていただきたい。特に、車などに装着する場合でも、ワンボックスカー等のフロントグラスが垂直に近い傾斜角の車に、DigiWalker Mio 168を装着する場合や、バイクや自転車などへ装着して、森林の中などGPS衛星からの電波を受信しにくい環境では、アウトドアでも十分に活用可能だし、室内での測位などにも応用が利くので、覚えておくと便利だと思う。
 作り方は、厚紙にアルミホイルを巻き、Mio 168のアンテナ部分の出っ張り(内部には、LNA基板がある)部分のみ、厚紙を切り抜いておくだけだ。本来は、中心点へアンテナを持って行きたいところだが、これだけでも十分に効果がある。大きさは、大きいほど良いのだが、目安として1.5GHzの波長(λ:約20cm)の1/4λ(約5cm)が一辺になる様な板が最低でも必要であるが、今回は1/2λ以上の約15cm四方とした。

グランド板の効能
衛星 グランド板 グランド板
SV09    45      45
SV26    37      40
SV18    26      28
SV21    45      45
SV29    41      42
SV10    41      43
SV28    33      0
SV05    30      0

クリックで拡大画像を表示

 グランド板の装着によって、SV28とSV05のGPS衛星を捕捉しなくなっているが、これはマルチパスによる電波を受信していたものが、グランド板によりアンテナの指向性が、本来の設計指向性に近くなった為と考えられる。位置測位に要する衛星は、3D測位の場合であれば最低4個のGPS衛星を捕捉できていれば良いし、マルチパスによる電波を測位演算に使用しなくなるので測位精度も上がるので、問題は無いと考えられる。
 無論、室内などでの受信であれば、窓側へグランド板を装着したアンテナを向けることで、積極的にマルチパス電波を利用して測位を行うことで、誤差は多くなるが本来は測位できない室内であっても、測位が可能になる場合も多いので、試してみると良いだろう。

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2004年6月 4日

MioMap(PaPaGO!) in 台北

 MiTAC社ご好意で、台湾バージョンのMioMapを台北市内で評価することが出来たので、ファーストインプレッションをお届けする。評価に使用したのは、筆者が個人で購入した、MiTAC Japan製の「DigiWalker Mio 168 日本語バージョン」で、メモリストレージとしては、64MBのSDメモリカードを用いた。MioMap台湾バージョンの全地図データを収録する場合、64MBのSD/MMCメモリカードであれば、問題なく収録可能だ。全データで約50MB程のデータ領域を使用するので、他のデータを収録する場合には、128MB程度のSD/MMCメモリカードを用意しておいた方が良いかも知れない。

クリックで拡大

 MioMapを起動すると、レジストレーションの画面が表示されるが、ここはトライアルモード(2週間使用可能)で起動した。MioMapが起動されると、GPS測位が自動的にされるので、測位が完了するのを待つ。今回は、最後にGPSで測位した場所が、移動元のバンコクだったので、距離にして約2500Kmほどの測位地点移動となる。日本からの移動よりも距離的には長いのだが、30秒ほどで衛星を捕捉完了し、緯度経度データに従って、台北の自分のいる場所を、車のアイコンが表示してくれた。
 MioMapは、台湾のナビゲーション用ソフトメーカであるMaction社が開発した、「PaPaGO!」というナビゲーションソフトのMio向けOEM製品である。今回、Maction社への取材も行ったのだが、なんと台湾国内でのMioMap等のOEM製品を含んだ、PaPaGO!のPC-GPSやPDA-GPS用ナビゲーションソフトでのシェアは、実に90%だと言う。PaPaGO!/MioMapは、台湾のデファクトスタンダードなPDA-GPS用ナビゲーションソフトウェアだったわけなのだ。
 Maction社では、PaPaGO!の海外向けバージョンとして、中国語(北京語)表示以外に、「KingMap」と言う名前で、ヨーロッパ各国向けや、米国の各州向けを販売しており、これらは日本からも同社のWebサイトで購入が可能となっている。つまり、Mio 168を持っていれば、渡航先のKingMapを事前に購入しておき、Mio 168へインストールしておけば、現地でレンタカーを借りて即カーナビとして使用できるということだ。
 実際に、KingMapの米国向けやヨーロッパ向けの製品を、評価用にMaction社から頂いてきたので、後日、PaPaGO!/MioMap中国語表示バージョンと合わせて、詳しくレポートをしたいと思っているので、ご期待いただきたい。

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 今回の評価では、実際に車を走らせての評価は時間の関係で出来なかったが、ホテルからCOMPUTEX TAIPEI 2004が開催されている台北世界貿易センター(世貿中心:TWTC)までのルート検索をさせ、その状態を表示させたてシュミレーションを動作を行ってみたりもしたが、音声ガイドによる交差点での右折左折を見事に案内してくれた。
 実際の移動では、ホテルから歩いて3分ほどのところにあるMRT(台北市内の地下鉄)から、COMPUTEX TAIPEIの会場となるMRT市政府駅まで移動し、市政府駅からTWTCまでの徒歩ルートを検索し、ガイドに従って徒歩でのナビゲーションを行ってみたが、10分~15分の距離ではあるが、完璧なルートガイドを音声ガイドと、地図上で行ってくれた。
 やはり、PDA-GPSにしろ、PC-GPSにしろ、GPSを用いた電子地図アプリケーションには、ルート検索、ルートガイドを含んだ、ナビゲーション機能は不可欠であることを再認識した次第だ。既に、日本国内でauのGPS携帯でサービスされているEZナビウォークがあり、これらが携帯電話でも可能となっているわけで、単なる地図表示に、自分の位置表示だけしか出来ない、現在の日本国内電子地図ソフトの低機能さを改めて、台北の空の下で感じてしまった。

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2004年6月 3日

DigiWalker Mio 136 (2)

 MiTACのブースで筆者の事前のアポで対応していただいたのは、同社のMioシリーズを担当するプロジェクトマネージャのMs.Changと、Mioシリーズを統括するマネージャのMs.Tsaiの両氏。お二人とも、まだお若いキャリアウーマンであるが、筆者の質問に丁寧に答えてくれた。
 Mio 168が最も売れているのは、ヨーロッパのドイツであり、既に数万台の出荷があり、今だにバックオーダをこなせていないという嬉しい悲鳴だという。この事実の背景には、Mio 168が生まれた明確な理由がある。Mio 168を発売する以前に、同社のPocket PCと、CF型GPS受信機、そしてカーナビソフトをバンドルしたEZ GOシステムのPDA-GPSによるカーナビシステムセットを販売したところ、なんと50万台以上の販売をドイツだけで達成したというのだ。
 その結果として、GPS受信機を内蔵したMio 168が生まれ、当然ながらナビゲーションソフトと、簡単に車への脱着が可能な、オールインワンのEZ GOシステムを継承したパッケージ販売が、ドイツでは好評だというわけだ。残念ながら、米国では同様なシステムのパッケージでも、ドイツほど販売台数は伸びておらず、反面、地元台湾や香港、中国ではかなりの台数が売れているという。
 日本では、ナビゲーション機能を持った電子地図ソフト(もっと正確に言うと、ナビゲーションが可能な地図データが高価)が手配できなかったので、ナビゲーション機能を持った地図ソフトをバンドルしている国々での販売に比べ、大きなハンディを持っているにも関わらず、出荷は好調のようだが、出来ればナビゲーション機能を持った地図ソフトを是非とも用意して欲しいと筆者から伝えた。
 MioMap(PaPaGO!のOEM)の中国語版による、台湾の地図データを装備したプロトタイプも、特別にお見せいただいたが、カーナビとしての完成度は高く、ボイスガイドも綺麗な北京語による女性のアナウンスで、大変に聞きやすかった。また、ボタンの照明には青色発光ダイオード(LED)を用いたり、液晶のバックライトも白色LEDを、Mio 168よりも高輝度に変更してあるようで、大変に見やすかった。

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 実際に、Mio 136によるMioMapで、台北の街でナビゲーションを試して見たかったのだが、試作のMio 136であるため、これは実現しなかったが、機能は全く同じMio 168向けのMioMap(表示はポートレートとなるが)を提供いただけたので、これを筆者が持参したMio 168へインストールして、テストできることになった。(テストレポートは別途掲載予定)

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 また、日本では既にカーナビの実装率がかなり高いため、Mio 136へオプションで防水ケースを用意してもらい、オートバイへの装着が可能なようにして欲しいという提案を、筆者からしてみた。ツーリング用としてのMio 136は、小型で内蔵バッテリーオペレーションも可能な上、日本のカーナビと異なり、CD/DVDドライブ、HDDなどのメカニカル稼動パーツが存在しないMio 136によるナビシステムは、最適ではないかと筆者は考えたのだ。

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 もっとも、ハードのオプションよりも先に、MioMapで使用可能なナビデータを持った電子地図データが必要となるので、これをクリヤしないと、幾らハードウェアが揃ってもカーナビとしては動作できない。カーナビの市場が既に形成されている日本で、価格破壊を招きかねないPDA-GPSによるカーナビへ、ナビゲーションが可能な電子地図データを安価に提供してくれる、勇気ある電子地図データメーカの登場を期待するしかないのが現状だ。

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2004年6月 2日

DigiWalker Mio 136 (1)

 Pocket PC初のGPS受信機内蔵モデルである「DigiWalker Mio 168」を出荷中のMiTAC社(実際には、MiTAC社のグループ会社となる、Mio Techology社)から、新モデルとなる「DigiWalker Mio 136」が、台湾・台北で開催されている「COMPUTEX TAIPEI 2004」の初日となる6月1日に発表された。今回発表されたMio 136は、それまでのMio 168と大きく異なる点は二つ。

MiTAC社のブースはTICCの1階に設置されていた
MiTAC社のグループ会社には、筆者も愛用するサーバ用マザーボード専業メーカであるTYAN社も含まれている

 一つ目は、OSがMio 168のWindows Mobile Pocket PC 2003から、組み込み用OSとなるWindows CE.NETへ変わった事。このOSの変更により、独自アイコンメニューが起動後に表示され、そのアイコンメニューからファンクションを選ぶ事で、カーナビとして機能したり、MP3プレーヤとして機能する。しかし、Pocket PCで標準搭載されているPIM機能やWeb、メール機能などは非搭載となっている。
 二つ目は、従来のMio 168ではPocket PC 2003の制限から、縦長表示のポートレートディスプレーであったが、表示の自由度が高いWindows CE.NETを採用することで、横型表示のランドスケープディスプレーとなり、よりカーナビに近い形状となった。同時に、ボタンによるナビゲーションコントロールが可能となり、ユーザインターフェースとしては、リモコン操作に近いものとなっている。
 もちろん、従来のMio 168/Pocket PC 2003同様に、タッチパネルも搭載しているので、画面のタップによってもコントロールが可能になっている。Pocket PCの名残としては、スタイラスペンが本体に内蔵可能となっており、恐らくはOSの入れ替えによっては、Pocket PC 2003SEでの動作も可能なのではないかと思われる。

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 展示されていたMio 136では、ドイツ語バージョンのナビソフトがデモとして動作していた。まだプロトタイプであるため、一部のドイツ語が文字化けしていたが、OSレベルのチューニングが今後行われれば、問題はなくなるという。ナビソフト自体はMioMapとされていたが、恐らくはMio 168のドイツ語バージョンへ搭載されているMioMapと同等のソフトを、Windows CE.NET向けにポーティングしたバージョンだろうと思われる。

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 ルートガイドは、もちろんオートルーティングが搭載されていると共に、音声ガイドも可能であり、カーナビ機能としては、遜色ない仕上がりになってる。ガイダンス機能は、ヨーロッパのカーナビに見られる、矢印による方向指示方で、これはドイツ車などに搭載されているカーナビの機能だ。特に、DINサイズのドイツのカーナビでは、地図表示を行わずに、この矢印ガイダンスと、音声ガイドだけのカーナビが多いようだ。

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 GPSアンテナは、Mio 168に搭載されているアンテナを、丁度90度取り付け位置をずらしてあり、折畳み式の形状も全く同一だ。Mio 168と異なり、電源供給端子が、専用のミニプラグとなっており、USBシンクコネクタから分離されている。無論、USBシンク用のコネクタも装備されているので、PCとの接続によるファイル転送などは可能となっている様だ。また、Mio 168に装備されていたIrDAポートも、Mio 136では省かれており、赤外線による外部との通信や、赤外線リモコンなどによるカーナビライクな操作は、予定されていない。

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 サイドには、Mio 168には搭載されていない、ジョグダイヤルによるボリュームコントロールが装備されている。音声ガイドの音量は、内蔵スピーカでもかなり良質で音量も十分であり、ボリュームコントロールがジョブダイヤルで可能になったので便利だ。また、MP3プレーヤ用のボリュームにも使用可能だが、内蔵スピーカではモノラルになってしまうので、ジョグダイヤルの下に装備されているステレオフォーンジャックを、カーオーディオのAUXへ接続すれば、そのままMP3プレーヤとしてMio 136が活躍してくれる。
 ジョグダイヤルの上部には、スタイラスペンの収納も可能になっており、Pocket PCがカーナビへ変身した名残を垣間見ることが出来、大変興味深い。

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 反対側のサイドには、SDスロットが装備されている。SDスロットは、MMCも使用可能であるが、SDIOには非対応となっており、この部分もMio 168と大きく異なる点だ。Mio 136がカーナビ専用機として設計されていることが、拡張機能を切り捨てて、ナビゲーションとMP3プレーヤに特化していることが、こういった仕様にもはっきりと現れていると言えよう。

DigiWalker Mio 136 (2)に続く

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2004年4月11日

DigiWalker Mio 168出荷開始

 週末からMiTAC製のGPS内蔵Pocket PC「DigiWalker Mio 168」の出荷が開始された模様。1週間、出荷が延期されたが、よりGPS性能が強化された日本市場向けの「DigiWalker Mio 168日本バージョン」だ。
 FGPSで、回覧評価を行ったのは、英語バージョンへ日本語OSを組み込んだバージョンであり、筆者の手元に来ている評価機も、同様であり、製品版との違いがどの程度あるのかも、興味があるところだ。既に、製品版の実機を入手されているユーザも多いと思われるので、GPS受信機部分のツールとして、入手しておいた方がいいだろうと思われるソフトを紹介しておく。

SiRFDemo:GPS受信機部分の製造元であるSiRF社が公開していた(過去形)ツール。※Googleで"SiRFDemo"をサーチすれば、幾つかのサイトからダウンロード可能だ。

Crux_View:BTGPS(Bluetooth GPS Receiver)用の設定ツール。※EMTAC社のサイトよりダウンロード可能だ(要メールアドレス登録)。


 BTGPSと、「DigiWalker Mio 168」は、同じバージョンのSiRF製GPSエンジンを搭載しているようなので、問題なく衛星状態や、NMEA-0183センテンスの確認、SiRFバイナリへの切替、測地系の変更などがCrux_Viewにて可能だが、元へ戻せなくなる場合もあるので、自己責任で使用のこと(SiRFDemoも同様)。どちらのツールも、Windows用とPocket PC用、更にはPalm OS用などもあるので、必ずPocket PC用をダウンロードしてインストールするのは、言うまでも無い。

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2004年4月 9日

MioMap / PaPaGO! / HandyMap

 MiTACDigiWalker Mio 168(北米版)へバンドルされるMioMap英語版の紹介をしたが、オリジナル(?)であるDigiWalker Mio 168(台湾版)とは、異なる電子地図ソフト/ナビソフトだった。
 では、台湾版のMioMapとは、どんなナビソフトかというと、筆者も一度しか見たことがないのだが、一口で表現するならば、Pocket PCで動作するソニーのNavin'Youと同等以上のナビ機能を持った電子地図ソフトだ。しかも、GIS系のノウハウがつぎ込まれており、日本の電子地図ソフトが持っている機能の、更に上を行く。ESRIから、同社のGIS用アプリケーションArcInfo/ArcViewと言ったソフトが発売されており、これれらに使われているShape Fileと呼ばれるGIS界では、事実上のデファクト・スタンダードのファイルを、閲覧だけ可能なArc Explorerというフリーウェアがあるのだが、このArcExplorer並の機能を持っているのだ。
 もともと、MioMapのベースになったソフトは、PC向けのPaPaGO!(Pocket PC用のPaPaGO!もある)というソフトであり、これを開発している台湾のソフトウェア会社は、GIS用のソフトをはじめ、ESRIやMapInfoといった、GISアプリケーションの代理店やGIS開発などもやっている関係から、このようなGIS機能をPaPaGO!に持たせ、それをOEMでMiTACMio 168へ移植したことによって、副産物的なGIS機能なのだろう。
 もちろん、Shape Fileが基本なので、道路属性や、POIなどの属性も、しっかりとMioMap台湾版やPaPaGO!ではサポートされており、単なるカーナビや、日本のパーソナル向け電子地図ソフトとは、一線を画く電子地図ソフトに仕上がっていると言えるだろう。
 また、MioMapのベースとなったPaPaGO!の英語版が、北米以外では発売されており、HandyMapという名称で、南アフリカの地図データをサポートしたバージョンが、販売されており、このWebにサンプル画面が、あるので、参考になるだろう。もちろん、台湾版のMioMapや、PC向けのPaPaGO!では、メニューの表示や地図の注記は、全て北京語(旧漢字)なのは、言うまでも無い。しかし、64MBのSDカードへ台湾全土の地図情報が収録可能となっており、もちろん、地域や都市ごとの選択インストールも可能となっている。
 また、香港版のMioMapも存在しているようで、こちらは文字が広東語(旧漢字)表示になっているだけで、基本機能は台湾版と変わりなく、地図データは32MBのSDカードへ香港全土が収録可能のようだ。機会があれば、これら中国語表示のMioMap(或いはPoPaGO!)も紹介したいと考えているが、なかなか入手が困難であり、日本国内では、GPSによる評価も不可能なため、今度のCOMPUTEX TAIPEIに取材へ出かけた際に、入手も含めて挑戦してみたいと考えている。

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2004年3月31日

Mio 168出荷延期

 3月末に出荷予定だった、「MiTAC DigiWalker Mio 168」の出荷が延期された。MiTACのニュースリリースによると、GPSエンジン部分のファームウェアを、より高感度になるバージョンにし、精度に影響するTCXOを日本向けに、より高精度のものに変更するとのことだ。(MiTACのニュースリリースを転載しておく。)

2004年3月31日

「Mio168」 GPS感度向上のため出荷を4月7日まで遅延


2004年3月31日を予定しておりましたGPS搭載Pocket PC Mio DigiWalker 168の出荷をGPS感度向上の為4月7日に変更させて頂きます。

日本国内市場でのモニター、フィールド評価をいただいた「Mio168」はSiRF社製の高性能GPSモジュール 「SiRFstarII GSP2e/LP」に標準装備されているGPSソフトウェア「GSW2」を搭載しておりました。ご評価をいただいた国内のお客様からGPS性能に多くの比重をおかれている事を認識し、感度及びGPS信号の追従性を一層高めた「SiRFXTrac」高感度ソフトウェア並びにTXCOを日本国内向け「Mio168」に搭載する事を決定させていただきました。

出荷が発売日に間に合うよう調整をいたしましたがGPSの感度向上を優先とさせていただいたため出荷が一週間程度遅れる状況になった事をお知らせいたします。

既にご予約をいただいているお客様、ご購入を予定されていたお客様には多大なご迷惑をおかけする事態になり大変申し訳ありません。これ以上の遅延を起こさないよう全力で取り組みます。


 こういう対応は、非常に前向きな対応であり、現在筆者が評価している機器は、それほど感度が悪いとは感じられないのだが、機器固有のばらつきもあり、平均的により感度と精度が上がるのであれば、1週間程度の出荷延期は、なんら問題ない。
 MiTACのGPSに対する、取り組みは出荷の延期をしてまでも、GPS性能を日本にユーザへ届けようとする、誠意の表れに他ならないことなので、この出荷延期は、「Good Job !」。
 


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2004年3月25日

MioMap

 MiTACDigiWalker Mio 168英語版)に付属する(予定の)、ナビゲーション用ソフト「MioMap」のβ版稼働画面を入手。情報によると、地図データは、米国大手地図メーカである、Navtech社によるものだとのこと。アラスカを除く、全米とカナダを収録した地図データは、CD-ROM2枚で供給され、州ごとにインストールが可能のようだ。ちなみに、最大の容量は224MBとなり、最小はハワイの3.6MB。
 また、MioMap自体は、11ヶ国語に対応しているようだが、これに日本語が含まれているかどうかは不明だが、恐らく含まれていないと予想される。また、別売の地図データもあり、$50のオプション販売となるとのこと。地図データは、SDメモリカードへ収録しておくことで、複数のSDメモリカードを用意しておけば、これらを差替えることにより、表示地域を切り替えることも出来るようだ。

MioMap_E.jpg

 また、中国語版(台湾版)のMioMapでのカーナビ画面は、MiTACの中国語Webページにある、台湾国内向けのTVコマーシャル映像に、ちょっとだけ映っている。見た目では、国内のカーナビ画面がそのままPocket PCで動作しているような感じだ。ソニーのNavi'nYou亡き後、PCカーナビは、PDA-GPSによるPDAカーナビの時代になるのだろうか。
 いずれにしても、MioMapの日本語版の登場に期待したいものだ。MioMap日本語版が登場すれば、「Good Job !」は間違い無しなのだが。

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2004年3月11日

MiTAC DigiWalker Mio 168

 本日、MiTAC製のGPS内蔵Pocket PC「DigiWalker Mio 168」が、代理店のSPAより届く。まだ、一般市販はされていない製品だが、評価用ということで借用させていただく。パッケージは、英語バージョンのもので、マニュアルなども全て英文であるが、OS(Windows Mobile Pocket PC 2003)は日本語版となっている。付属品としては、ActiveSync用USBケーブル、充電用ACアダプタ、更に車載用取り付けアームや、シガープラグアダプタなども同梱されていた。
 ちなみに、国内正式バージョンでは、昭文社Super Mapple Digital Ver.4 for Mioが同梱されるとの事で、日本国内で使用する場合、電子地図ソフトを別途用意する必要はない。しかし、英語版や中国語版では、MioMapという音声ガイドをも装備した、本格的なカーナビ用ソフトが同梱されているようで、この日本語バージョンがリリースされると、更に使い勝手がよくなると思うのは、筆者だけでは無いと思う。

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 液晶画面は、半透過型のTFT3.5インチで、バックライトによる見やすく鮮やかな画面だ。筆者が、日ごろ愛用している東芝GENIO e550Gの反射型TFT4インチ液晶では、フロントライトとなるため、どうしても発色が悪い。しかし、野外での視認性という意味では、やはり反射型に歩があり、室内や暗い場所での見易さを取るか、晴天下の野外での見易さを取るかの、トレードオフとなる。もちろん、バックライトの輝度を上げることにより、かなり見易くなるが、今度はバッテリーの持続時間とのトレードオフになるわけだ。
 しかし、筆者が日頃愛用して、メモ撮影用に用いているCASIOのEXILIM EX-S20で撮影した画像を、GENIO e550GのSDスロットへ挿入して、画像を表示させた場合と、Mio 168のSDスロットへ挿入させた場合の画像表示を比べてみると、その差は雲泥の差があり、Mio 168の表示の鮮やかさに驚かされる。
 加えて、画像表示を行う為のツールが、Mio 168には標準で内蔵されており、表示だけではなく、簡単なレタッチも行える。「E-Viewer」というツールで、Pocket PC 2003より標準で装備された、MS製のPicturesフォルダ機能とあわせて使用すれば、SDカードメモリに対応したデジタルカメラのポケット表示・編集ツールとしても十分使用可能だろう。SDメモリ対応のデジカメユーザは要チェックだ。
 GPSエンジンは、SiRF製の高性能で定評のある、SiRF II e/LPが搭載されており、筆者が愛用しているSocket Communications社のBluetooth GPS Receiver(EMTACBTGPSのOEM品)と同じで、高速かつ高感度な為、安心できる。GPSアンテナ部分は、折りたたみ式となっており、使用しない場合には、背面へ折りたたんでおくことで邪魔にはならない。また、GPSアンテナ部分には、外部GPSアンテナ接続コネクタも装備されているので、車載の際には便利だろう。

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 GPSデータ出力は、"COM2"へ固定ポートで割り振られており、通信速度は"4800bps”だ。電子地図ソフトやGPSステータス表示アプリケーションからは、"COM2:4800bps:NMEA0183:WGS-84測地系"を指定すればよい。SiRFのGPS設定ツールを用いれば、バイナリデータや、他の測地系への変更なども可能だが、むやみに設定を変更すると、元に戻せなくなる場合もあるので、設定変更は自己責任でやることになる。
 GPS受信機の電源は、アプリケーションが"COM2"をオープンにすると、自動的GPS受信機へ給電される。従って、アプリケーションがバックで動作し続けていると、GPS受信機には給電されたままになるようだ。GPS受信機の節電モードは、Mio 168の設定ツールから、「トリクル動作」を設定することで可能となる。しかし、高速測位や感度の低下との引き換えとなるので、設定には注意が要るだろう。GPS受信機のモード変更や、電源のオン・オフなどが、タスクトレイからいつでも出来るような、専用アイコンなどが装備されていると、更に使いやすくなると思われる。
 拡張性では、SDスロット(SDIO Now!仕様)が1スロット装備されており、インターネットへのアクセスなどでは、ここを使用することになる。とりあえず、手持ちの東芝製SDスロット対応のBluetooth SDカードを試してみたが、ドライバが少々不安定。東芝では他社のSDスロットでの動作を保障していないようだが、これも困った話しだ。
 現時点では、SDIO Now!仕様のカードは、あまりないのだが、無線LANとフラッシュメモリを内蔵したSDカードSunDiskから発売されているし、東芝以外の汎用Bluetooth SDカードもあるので、これらを用いることで通信インフラへの対応も問題はないだろう。また、MiTACによるテストでは、SII社製SDIO対応のAirH"PHSデータ通信カードAH-S101Sでの検証が済んでいるとのことだ。
 筆者がバンコクで愛用する、BKK Map Adventure(GPS対応)を、このMiTAC製Mio 168へインストールして、次回のバンコク滞在で評価をしてみるのが、今から楽しみである。ちなみに、SPAから初回の予約販売に限り、税込み39,800円(通常価格は、税込み41,790円)という抜群のコストパフォーマンスで発売になるので、I・Oデータ機器から発売となったSDGPSの価格を考えると、1万円程度の差で、最新のPocket PC 2003がオマケで付いてくるのと同じであり、下手な外付けGPS受信機を購入するよりも、この「MiTAC DigiWalker Mio 168」を購入したほうが、面倒もなく高性能で、しかも扱いが楽だ。
 GPS受信機内蔵のPDAとしては、Garmin社のiQue 3600などが発売されているが、日本語版は発売されておらず、Palm OS 5の日本語化をユーザが行わねばならない上、日本語のGPS対応した地図ソフトも最新版が無いなどの問題もある。しかも、価格が米国での販売価格で$589と高価であり、PDA-GPSのインフラとしては、Pocket PCのほうが適している等を考えると、まさに、「MiTAC DigiWalker Mio 168」は究極のPDA-GPS用マシンと言えるだろう。
 MiTACの「DigiWalker Mio 168」、PDA-GPS用のコストパフォーマンス抜群で「Good Job !」。

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