今月の連休に、筆者のデスクトップPCをオーバーホールした。主に空冷用のファンを掃除したり交換したりという作業や、PCケース内の清掃、電源ユニットを分解清掃したり、CPU用の冷却フィンを清掃したりと、五月晴れで天気の良い日にベランダで行った。
デスクトップPCのケースには、空冷用の吸気ファン二個と排気ファン一個の合計で三個のファン装備してあり、電源ユニットにも一個ファンが装備されているが、こちらは夏場しかファンを回さないので、汚れはそれほどでも無かった。また、CPUに装備していあるフィンとファンも低騒音用の大口径で低回転のファンなので、CPUに付属してくる高速回転ファンでないためか、汚れは少なめだったようだ。

筆者の使用しているメインのデスクトップPCは、一年半ほど前に購入した「ASUS A8N-SLI Premium」だが、OSには64bit CPU版である「Windows XP Professional x64 Edition」を一年以上前から使っている。当初は、A8N-SLI PremiumのBIOSが、4GB搭載したメモリを全て認識できないバグで悩まされたが、β版のBIOSにアップデートしてからは、問題なく4GBのメモリを認識するようになり、Windows XP Professional x64 Editionでも4GBのメモリを問題なく使用可能になった。
このA8N-SLI PremiumのBIOSバグは、4GB(1GBメモリ・モジュールを4枚)を搭載してBIOSセットアップでQuick TESTをDisableにし、メモリを全てBIOSにチェックさせると、3932160までテストをした段階でBIOSがハングアップしてしまう現象だ。もちろん、64ビット版のWindows XP Professional x64 EditionやWindows Vista Ultimate x64 Editionをインストールしようとすると、インストーラのシステムチェックでハングアップしたり、ブルースクリーンのエラーなどが発生し、インストールが中断してしまう。
しかし、メモリテストを行わずに32ビット版のWindows Vista Ultimate(x86 Edition)をインストールする場合にはエラーが発生せず、正常にインストールが完了するという、A8N-SLI Premiumの正式版BIOS「1009」で発生するメモリ・アドレス・ハンドリングのバグだが、β版の「1302」では発生しないので筆者の環境だけかもしれないが、4GBのメモリをA8N-SLI Premiumへ搭載し、64ビット版OSをインストールする場合は、β版BIOS「1302」へアップデートする必要がある。

また、筆者のデスクトップPCには複数のHDDが搭載してあり、A8N-SLI PremiumのBIOSに搭載されているブート・マネージャから複数のOSを起動できるようにしている。もちろんWindows Vistaもベータ・バージョンから評価していたので、既に一年ほど使い続けているのだが、今月末でβ版の使用期限が切れてしまうため、正規版のWindows Vista Ultimate x64 Editionへ入れ替えを行った。
殆どのデバイスドライバは、Windows Vista Ultimate x64 Editionの標準サポートドライバで問題なくインストールされるし、インターネットへ接続した状態でインストールを行えば、サウンド関連のドライバやACPIデバイスなどのドライバも、自動でダウンロードされインストールされる。しかし、二つのデバイスだけは、「不明なデバイス」としてWindows Vista Ultimate x64 Editionの「デバイス マネージャ」で表示されてしまう。

この二つの「不明なデバイス」は、Windows XP Professional x64 Editionでは問題なく認識されていたA8N-SLI Premiumのデバイスであるが、Windows Vista Ultimate x64 Editionでは未サポートとなってしまったデバイスだ。デバイスのプロパティを見てみると、「ACPI\PNPB006」と「ACPI\B02F」と表示され、ACPI関連のデバイスとしてWindows Vista Ultimate x64 Editionが誤認識をしているが、この二つのデバイスの実体は「Game Port」と「MIDI Port」である。
共にWindows Vista Ultimate x64 Editionでは、OSとして標準ではサポートされなくなってしまったデバイスなので、Windows XP Professional x64 Editionでは認識されていたが、Windows Vista Ultimate x64 Editionでは「不明なデバイス」となってしまうわけだ。

対策としては、A8N-SLI PremiumのBIOSセットアップで、オンボード・ペリフェラルの設定から、「Game Port」と「MIDI Port」の二つをDisableしてしまえば良い。A8N-SLI PremiumのBIOS標準設定では、どちらのデバイスも使用可能になっているので、Windows XP Professional x64 Editionでは問題が発生しないが、Windows Vista Ultimate x64 Editionでは認識出来ない(ACPIデバイスとして誤認識されてしまう)デバイスとなるので、デバイスを使用できないようにしてしまうことになる。

筆者の場合、サウンドブラスター互換のGame Portへ接続可能な、ジョイスティックやMIDIデバイスが無い訳では無いのだが、今後はUSB接続の同じ様なデバイスへ買い換えを行う必要が発生したわけで、OSの世代が代わると使用中のデバイスが使用できなくなるというリスクは、常に発生してしまうから致し方無いことだと諦めるしか無いのだろう。
Windows Vista Ultimate x64 Editionで使えなくなったデバイスは、使う必要が発生した場合にだけBIOSの設定を変更し、Windows XP Professional x64 EdisonのHDDから起動すれば筆者の場合は問題は無いので、Windows Vista Ultimate x64 Editionの快適なオペレーションを優先することにした。実際、旧式なOSとなったWindows XP Professional x64 Editionの起動を行う機会は、筆者の環境では激減しているのも事実なので特に不都合は無い。

A8N-SLI PremiumのBIOSセットアップで、オンボード・ペリフェラルの設定から、「Game Port」と「MIDI Port」をDisableし、BIOSへ設定を書き込んだ後にリブートすれば、Windows Vista Ultimate x64 E